外出時の化学物質対策
マスク・衣類・携帯グッズでできる外出時の備え
化学物質過敏症や電磁波過敏症を経験していると、
外出は「気分転換」より先に、緊張がやってくることがあります。
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近所のスーパーに行くだけなのに、心の準備が必要
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すれ違う人の柔軟剤や香水で、一気に気持ち悪くなる
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洗剤売り場や化粧品売り場がこわい
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「外出したことで、また戻ってしまうかもしれない」と思うと出られない
そんな気持ちになったことがある方も多いのではないでしょうか。
私自身も、発症した頃は外出が「気合いのいるイベント」でした。
出かける前に準備で消耗して、帰宅後に敏感になって
「後退した気がする」日もありました。
でも同時に、どこかでこう思っていました。
「一生外に出られないわけじゃない。少しでもラクにする方法があるはず」と。
この記事では、私が体験の中で少しずつ見つけてきた、
外出時の"備え方"をまとめます。
大切にしたいのは、完璧ではなく、続けられる形です。
外の刺激をゼロにするのではなく、
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「当たりにくくする」
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「長居しない」
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「帰って整える」
この流れを作るだけでも、外出のハードルは少し下がりました。
💭 外出がつらいのは「気のせい」じゃない
過敏症の状態では、外の世界が「刺激でいっぱい」に感じられることがあります。
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🌸 香料(柔軟剤・香水・整髪料)
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🚗 排気ガス
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🧴 お店の洗剤・消臭剤・芳香剤
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🏗️ 建材や塗料のにおい
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👥 人混みの空気、換気の悪さ
健康なときは気にならなかったものが、過敏症のときは
体が「危険かもしれない」と判断して反応しやすくなります。
だから、外出がつらいのは
「気にしすぎ」でも「弱いから」でもありません。
あなたの体がサインを出しているだけです。
🛡️ 外出をラクにする"基本の考え方"は「流れづくり」
外出対策というと、つい「強い装備」や「完璧な防御」を考えたくなります。
でも、私が一番助けられたのは、
派手な対策よりも外出の流れを決めたことでした。
私が意識している流れ(例)
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当たりにくい工夫: 混む時間を避ける、避けたい売り場を通らない
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長居しない工夫: 目的を1つに絞る、滞在時間を短くする
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帰って整える工夫: 着替える、換気する、休む時間を確保する
外出は「我慢大会」ではありません。
"体を守りながら用事を済ませる"
という発想に変えるだけでも、気持ちが少しラクになります。
😷 マスク:正解探しではなく「相性探し」
外出の備えで真っ先に浮かぶのがマスクかもしれません。
ただ、過敏症の人にとってマスクは、
助けになる一方で**「合わないとつらい」道具**でもあります。
マスクがつらくなりやすいポイント
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マスク自体のにおい(新品の化学臭)
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ゴムのにおい・ゴムかぶれ
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息苦しさ・頭痛
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マスクに吸った香料のにおいが残る
だから私は、マスク選びは**「正解」ではなく相性**だと思っています。
私が意識している選び方(例)
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✅ においが少ないもの(顔に付けた時においが気にならない)
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✅ すき間ができにくいもの(においが入らない)
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✅ ゴムがきつすぎないもの(頭痛や耳の痛み・かぶれ予防)
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✅ フィルター性能を意識する(人混み・香りが強い場所用)
🎭 私が使っているマスク
私は、四種類を出先によって組み合わせを変える方法を使っています。
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活性炭のシート(現在生産終了)
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クレフラックスのキーメイトマスク(強力活性炭入り防臭マスク)
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BMCの活性炭入りフィットマスク(使い切り不織布マスク)
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布マスク
直接肌にあたる部分にはガーゼをあてています。
キーメイトマスクについて
マスク本体に厚みがあり立体感がなく、
ゴムが細く力が弱いのですき間から少しにおいが入ってきます。
においが入らないように布マスクで抑え、
さらに防臭効果を強力にしようと活性炭シートを使うと、
においをかなり防ぐ事ができますが、息苦しさとのバランスが大切です。
正直、夏はかなり暑く体感温度が上がるような気がします。
活性炭入りフィットマスク
一般的なプリーツ型の不織布マスクの裏に活性炭シートが貼ってあります。
薄いですが、マスクをした時と外した時では想像以上ににおいを吸着していました。
活性炭シートを使うとより、においを感じなくなります。
🔧 マスクは「使う前の準備」でもラクさが変わる
私がやっていた小さな工夫:
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新品マスクは、肌に当たる面にガーゼをはさんでおく
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すき間ができる場合は、布のマスクですき間を抑える
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外出する時は、予備のマスクを持ち歩く
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1種類に決めず、場所ごとに使い分ける
⚠️ マスクだけでは防げないことも
正直に言うと、
マスクだけでは完全に防げません。
強い柔軟剤の香りや、排気ガスの多い場所では、
マスクをしていても体調を崩すことがあります。
でも、何もしないよりは楽です。
👕 衣類:におい移りを「家に持ち込まない」工夫
外出から帰ってきて体調が崩れる原因のひとつに、
服や髪についたにおいがあります。
帰宅してマスクを外した瞬間に「服がプンプンしてつらい」…
私もよくありました。
🏠 外出用の服を、家の服と分ける
これだけで、家の中の空気が守られやすくなりました。
たとえば
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外出用の上着は、帰宅後すぐに「定位置」へ
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リビングや寝室に持ち込まない
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可能なら、外出の度に洗濯する
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におい(風)を通しにくい上着を着る
※ここは家庭環境によって難しい方もいると思います。
できる範囲で大丈夫です。
🧵 素材についての体感(あくまで傾向)
人によって違いますが、私は
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洗いやすい
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においが残りにくい
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肌に刺激が少ない
こういう条件の服の方が、外出後のダメージが減りやすいと感じました。
💇♀️ 髪もにおいを拾いやすい
そして意外と大事なのが、外出時の「髪」もにおいを拾いやすいこと。
髪に香りがつくと、顔まわりがずっと刺激になってしまうこともあるので、
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🧢 帽子をかぶる
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💇♀️ 髪の表面積を減らす(ショートカットや長い場合は結ぶ)
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🚿 帰宅後に髪を洗う(難しければ蒸しタオルで拭く)
なども、できる範囲でおすすめです。
🎒 携帯グッズ:不安を減らす「お守りセット」
外出で私がいつも心がけているのは、
自分の使えるもの・食べられるもの・飲めるものが限られるから、
出先で困らないようにすることです。
💧 飲み物:現実的に買えるのは「天然水」
外で手軽に買えるのは天然水が多いので、
冬は水筒にあたたかいオーガニックのお茶や白湯を入れて持ち歩きます。
私は水分をよく摂るほうなので、出かける時間によっては
480mlの水筒を2本持つこともあります。
🍱 食べ物:困る前に"時間設計"をする
外食は、条件(オーガニック/アレルギー等)に合うお店を見つけるのが難しいことがあります。
私は、できる範囲で
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昼食後に出かけて、夕食前に帰る
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必要なら お弁当を持つ
という形で負担を減らしています。
🚨 私の"最低限の防災+体調対策"ポーチ(体験)
災害時のことも考えて、化粧ポーチに最低限を入れています。
ポーチの中身:
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煙ガード、アルミブランケット、コンパクトレインポンチョ、ホッカイロ
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おりものシート、替えマスク、絆創膏、常備薬、目薬
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小型ハサミ、毛抜き、爪切り、脂とり紙、ビニール袋、輪ゴム
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キーホルダー懐中電灯、ホイッスル
リュックのポケットには:
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トイレに流せるティッシュ
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アルコール/ノンアルのティッシュ
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ハンカチ
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エコバッグなど
「こんなに持つなんて…」と感じる日もありました。
でも私にとってこれは、不安を減らして外に出るための工夫でした。
恥ずかしいことではなく、自分を守るための準備だと思っています。
🏃♀️ 心の準備:逃げることは「勝ち」
装備も大切ですが、外出において一番大切なのは、
「心の持ち方」かもしれません。
私は以前、「せっかく来たんだから」「約束したんだから」と、
ニオイがきつくても我慢してしまいました。
でも、今はこう考えています。
「まずいと思ったら、即座に逃げる。それは『負け』ではなく『自衛』という勝利」
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🏪 お店に入って空気が合わなければ、何も買わずに出ていいんです
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🚃 電車で隣の人のニオイがつらければ、すぐに車両を変えたり、降りたりしていいんです
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👫 友達との約束でも、「ごめん、ちょっと空気が合わなくて」と伝えて、場所を変えてもらう勇気を持っていいんです
「いつでも帰っていい」「いつでも逃げていい」
そう自分に許可を出すことで、外出のプレッシャーはずっと軽くなります。
💔 外出できない日があってもいい
過敏症には波があります。
昨日できたことが、今日はできない日もあります。
それはあなたが弱いからではなく、症状に波があるからです。
外出が難しい日は
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🛒 ネット注文
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📦 宅配
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👨👩👧 家族に頼る
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⏰ 時間帯を変える
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📝 目的を減らす
そんな「別ルート」を選んで大丈夫です。
外出しないことは、逃げではなく回復の選択です。
🤲 最後に:外出は「挑戦」じゃなく、生活を取り戻すための工夫
化学物質過敏症・電磁波過敏症を抱えながらの外出は、
普通の人が想像する以上に神経も体力も使います。
だから、うまくいかない日があって当然です。
落ち込む必要はありません。
大切なのは、今日できたことをひとつ見つけること。
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今日は短時間で済ませられた
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今日は早めに帰れた
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今日は無理せず撤退できた
それは立派な「自分を守る力」です。
このブログでは、私自身の体験をベースにしながら、
がんばりすぎない対策を、これからも丁寧にまとめていきます。
一人で抱え込まなくて大丈夫です。
また次の記事でも、一緒に整えていきましょう。
💡 ご注意
この記事はあくまで私の体験談・一般的な工夫の整理です。
症状の出方や合う対策は人によって異なります。
参考にされる場合も、ご自身の体調や環境に合わせて、必ず自己判断でお願いいたします🙇♀️
ここまで読んでくださって、ありがとうございます😊
▶️ 次回は「食事・栄養・体調管理の工夫」について書いていきます。
よろしければ、他の記事もぜひ読んでみてくださいね🌿




