死者は黙らない(その3)秋山肇の死、兵頭に訊こう | 猫とバラ、演劇、美術、ガーデン、動物園のブログ

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◆ 死者は黙らない (その3) ◆
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3 秋山肇の死


最近、森友学園の残土処理を行っていた田中造園土木の
秋山肇(あきやまはじめ)の死について、立花孝志
(「NHKから国民を守る党」代表)が、最初から指摘さ
れていた他殺説を深めて、毒殺の可能性を指摘している。


秋山は、2017年3月6日に亡くなった。
警察・消防・医者は自殺といい、家族は心筋梗塞の病死
と説明した。
異なる原因が最初から出てきた(これ自体、異様であ
る)ためにネットでは騒ぎになり、他殺説が出てきてい
た。


他殺説の根拠は次の3点である。


1 日頃から自殺をするような人物ではなかったこと。


2 遺書がなかったこと。


3 死の前日に『毎日新聞』のインタビューを受けて、
「国にゴミは掘り起こす必要はないと指示された」と語
っていたこと。


以上の3点であるが、とくに「3」が他殺の可能性に導く。


4 摂津の知りすぎた男


『毎日新聞』(2017年3月6日)が「森友学園 近畿財務
局「校内で廃棄物処分を」」というスクープを載せた。


「小学校の建設巡り近畿財務局伝える 工事業者が証言


大阪市淀川区の学校法人「森友学園」が国から取得した
大阪府豊中市内の用地で進めている小学校の建設を巡り、
近畿財務局が2015年9月、工事業者らと地下廃棄物の撤
去費用について協議した際、撤去を見送るよう伝えてい
たことが分かった。


工事業者は毎日新聞の取材に「国にそのままでいいと言
われた」と証言した。


建設現場は今も廃棄物の搬出を巡って紛糾しているが、
国がこの時点で対策を講じていれば、混乱を回避できた
可能性がある」
http://bit.ly/2qe76pA

(引用終わり)


建設現場をよく知る地元の関係者は、この土地には昔か
らゴミなどはないことを証言する。


森友学園に対して、近畿財務局が「校内で廃棄物処分
を」と指示していたことの意味は大きい。


2015年9月に、近畿財務局は、工事業者らに対して地下
廃棄物の撤去を見送るよう伝えていた。


したがって、工事業者の田中造園土木の秋山肇は「国に
そのままでいいと言われた」と毎日新聞の取材に証言し
たのである。


このスクープが決定的だったのは、次の3点である。


1 ゴミ撤去費用の8億円の積算根拠がすべて瓦解するこ
と。


2 近畿財務局は、撤去に8億円もかかるゴミが現場にな
いことを認識していた可能性があること。


3 秋山は、8億円の値引きの根拠となった残土処理のカ
ラクリを知っており、そのざっくばらんな性格から、今
後も取材されたら、8億円値引きを企んだ者たちのカラ
クリを喋る可能性が出たこと。


以上の3点である。訊かれたから正直に答えたのだろう
が、これが命取りになった。


秋山の遺体には喉をかきむしったあとがあったという。


これは立花孝志が遺体と対面した人物から得た証言であ
る。


建設業者は、この工事は(かりにゴミがあって、搬出し
たとしても)8億円もかからず、2億円で収まる」と話し
ている。


つまり相場の4倍の撤去費用なのだ。
しかも8億円分のゴミ撤去はされておらず、「国に掘り
起こす必要はないと指示された」と田中造園土木の秋山
肇は証言していた。


次の動画は、新しい視点をわたしたちに提供している。


「森友学園事件の真相【ネット TV ニュース.報道】朝
堂院大覚 森友学園事件 2017/05/09」
https://www.youtube.com/watch?v=umcYXVbNumk&t=11s


あの森友学園の籠池さんに直接お話しを伺いました2-1 
https://www.youtube.com/watch?v=j9AiDFobcXU


2014年の時点から、はじめに近畿財務局のストーリーあ
りきで、ゴミ問題はスタートしていた。
「大量のごみ」が見つかる前に、そして森友学園が土地
の買い取りを申し出る前に、近畿財務局は、今後、どう
やったら土地を購入できるかを籠池泰典に対して指南し
ていた。


2015年7月~12月にかけて、森友学園による1回目のゴミ
の撤去がされた。
これは3メートルの低深度のゴミであった。
これも真実はわからない。
裁判を通して明らかにされていくだろう。


2016年3月11日。
校舎建設の基礎工事の杭打ち工事で、新たな廃棄物が埋
設されていること(高深度)がわかったとされる。
これも真偽の程は裁判で明らかにされるだろう。


3月24日に、籠池泰典が土地の購入希望を出す。


6月20日、近畿財務局が2回目のゴミ撤去算定─高深度分
のゴミの値段として約8億円を算定し、売買価格から減
額の上、売買契約(1億3,400万円)に至る。


こうして見てくると、田中造園土木の秋山肇、秋山を下
請けとして使っていた藤原工業の藤原浩一(藤原工業代
表取締役)、酒井康生弁護士(北浜法律事務所)、近畿
財務局が、大きなひとつの不正に向かって談合していた
可能性を払拭できない。


このなかで不正の動機に欠けるのは、近畿財務局だ。官
僚たちには、さらに上部の大きな政治権力の睨みなしに、
籠池泰典に尽くす理由など何もない。



・‥…━━━☆

今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。

 年々にわが悲しみは深くして
   いよよ華やぐいのちなりけり
           岡本かの子


みんな、あしたこそ、幸せになあれ!

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あとがき

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