ドクター小石の事件カルテ 血痕 2004 フジTV 原作:由良三郎 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

■ライター、煙草を喫う男、人影、パターで後頭部を打撃


若い男3人が寝ている部屋、一人が慌てて入ってくる

“教授が、教授が”
寝ていた3人のうちの一人が連行される


法廷、“私は誰が何を言おうと無実です” 

厳重な証拠保全を強く求める


13年後、赤石温泉、「都立下沢高校同窓会」
15年も独身を通している小石三郎(橋爪功)がからかわれている


旅館に医者がやってきた 客がひきつけを起こしたようだ
“2-30分前から”、と妻 何か戻した、と言う
若い医者が慌てている

どうしていいか分からない様子を見た小石が代わる
“急性膵炎だな”、と小石 痛み止めを処方し大きな病院へ運ばせる


旅館に男がやってきた 出所した鴨下治郎(吉見一豊)だった
同級生だった旅館の主人夫婦、山野辺晴夫(緒形幹太)・幸代(長谷川真弓)に緊張が走る


翔栄医科大学付属病院、理事長室に小石
鷺沼理事長(勝部演之)が、小石を新設する成人病研究所の所長にしようとしている
現場から退くことになる 嬉しい話ではない


小石に女性客、旅館にやってきた診療所の看護師 新山さゆり(西尾まり)だった “本当に大学病院の先生だったんですね”、と、さゆり
用件、若い医師が自信を失くし、引きこもっているのだと言う
医師だった祖父が先月亡くなり、やっと来てくれたのが黒川淳史(蟹江一平)だった “責任を取ってください”、と言って帰るさゆり


放っておけない、小石は休暇をとって診療所を訪ね、黒川に発破をかける
旅館の女将 山野辺幸代が父の宮本幸造(山本耕一)を連れてきた
歩行困難、さゆりの祖父は、「閉鎖性動脈硬化症による間欠性跛行」と診断していた
黒川に、どんな病気だ、と聞く小石 “足の動脈が詰まったり細くなったりして血が流れにくくなって足が痛くなる”、とまずまずの回答 大きな病院に行くよう勧める


渓流釣りにやってきた小石 先客がいた 鴨下だった 法被を着ている
旅館で世話になっているようだ 不愛想な鴨下、突然、小石に時刻を聞く “ずっと時間が止まっちゃったまんまでしてね”、と呟く


診療所で鴨下の話題になる “あの男、ムショ帰りなんですよ”、と黒川
殺人罪で懲役14年、2年早く出て来た 本人はやっていない、と言っている 同級生の所に転がり込んできた


患者がやってきた “うちの姉の元ダンナ”、とさゆり
増穂署刑事課の大木薫(尾美としのり)、点滴を打ってもらうのが趣味らしい


風呂は温泉、さゆりが手配していた
小石が入浴していると鴨下が入ってきてすり寄ってくる
気味悪がる小石、

鴨下は、小石が大学の先生と聞いてやってきたようだ


《鴨下の話》12年と11か月前から時間が止まっている あの頃はまだDNA鑑定なんて一般的じゃなかった 鑑定をして欲しい


気味悪くなって逃げる小石


渓流釣りにやってきた黒川、血が流れて来た
鴨下が倒れている


骨折は大したことはないが、頭を強く打っている、と小石
何者かと橋の上で争ったようだ、と刑事


一命はとりとめたが脳損傷は思った以上だった、と手術した医師
植物状態になる可能性もある


旅館に新聞記者の水島貴美子(筒井真理子)
鴨下から、「ぎりぎりの水」と題した手記が送られてきていた
貴美子はDNA鑑定を支援しようとしていた


鴨下は、文学新人賞を受賞していた テーマは、甘いトマトを育てるにはできるだけ過酷な条件がいい 「ぎりぎりの水」だった


事件は、受賞祝賀会が行われた鴨下の恩師 高品教授(立川三貴)宅で発生した
パーティー後、教授宅に泊っていた6人の学生、現場には、教授の血痕の他に別人の血痕が残されていた 教授はAB型、犯人はO型 6人の中でO型は鴨下だけだった


小石は同僚の寺島教授(伊藤昌一)に鑑定を依頼する


DNA鑑定結果、別人の血液、冤罪だった


新聞を読む山野辺、美女


鴨下の病室に小石、そこに美女、大学時代の同級生 三田千尋(渋谷琴乃) 少女向けのジュニア小説を書いている
何故か、鴨下が手記を書いていたことを知っていた


水島貴美子、黒川、さゆりの3人は真犯人探しをやろうとする
あの日、教授宅に泊っていたのは鴨下を入れて6人
真犯人は5人の中にいる
三田千尋、山野辺夫妻、徳永輝一(増田由紀夫)、藤木敏也(草薙仁)


貴美子は今回のスクープで社長賞をもらい、次は社会部副部長の椅子を狙っている


山野辺晴夫 A型 幸代 B型
藤木は勝沼で高校教師をしている A型
徳永は父親の会社 徳永精密機器で働いている B型


《徳永の話》鴨下は女にもてた 山野辺はもてなかった その山野辺が幸代と結婚したと聞いて驚いた


診療所前でランチしている3人、そこに大木が情報を持ってきた
高品の死因は、絞殺だった パターで殴られた後に首を絞められた


小石は、13年前の血液鑑定について、当時の検査官から話を聞く


検査法には「吸収テスト」と「解離テスト」がある
採用したのは「吸収テスト」
A型にはβ凝集素、B型にはα凝集素、AB型にはなし、O型にはα+β凝集素 A型とB型を混ぜるとO型になる


鴨下の病室に小石、鴨下の口が動いている “罰が当たった”


幸代の父 宮本幸造は昔、トマトを作っていた
普通に歩いている幸造を目撃する小石、見られていることに気付き足をひきずる幸造


水島貴美子が集めて来た情報、

高品は独身だったが相当女癖が悪かった


小石は、大学の寺島に再鑑定を依頼していた

思った通りの結果が出た


《まとめ》幸代は山野辺と結婚後、中絶手術を受けていた
受賞パーティーの夜、幸代は高品に犯された

幸代が高品をパターで殴った
山野辺は、共犯になろうとして自分の血を、落ちていた幸代の血痕に混ぜた
幸代は鴨下に恨みがあった 鴨下は、幸代が書いた父の話を盗作し、それが受賞した
鴨下を橋から突き落としたのは幸造だった
幸造は、好きでもなかった山野辺と結婚した娘に何かが起こった、と思った 娘が父親に言えないこと、想像がついた

真相を突き止めようとする鴨下、生かしておけなかった
高品の死因は絞殺、高品を恨んでいたもう一人の人物、

三田千尋だった
高品は、千尋の母を捨てた 金銭的支援も打ち切った
血を流し倒れている高品を見た千尋、思わず絞殺してしまった
小石は思う 罪を償って出直せばいい

トマトのように厳しい環境の中で

 

《参考》シリーズのリスト