警部補・佃次郎 8 女たちの事情 1999 日テレ 原作:五十嵐均 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

東京 青山のスナック、カウンターの端に男が一人、左手に傷
時間を気にしている 21:14、店を出る 分厚い封筒を持っている


■男が転落死する


翌日、5時、犬の散歩、死体を発見


埼玉県本庄市、今泉邸に電話、原宿中央署から


《原宿中央署》佃次郎(西郷輝彦)、早田公平(六平直政)、松野明子(芦田由夏)、村上(出光秀一郎)
《警視庁捜査一課》石堂寛(ベンガル)、前沢純一(大河内浩)


被害者、今泉伸一(南條豊)44歳、上から落ちたようだ
財布などは手つかず、物取りではない


妻の政子(岡本麗)がやってきた
会社、家庭問題なし、息子の進学を楽しみにしていた

“私、事故だと思います”


死亡推定時刻は昨夜22時頃、右側頭部に大きな陥没、血中アルコール濃度相当高い 単身赴任の身だった


株式会社「今泉フーズ」へ佃と早田
専務の話、経営者としては優秀だった、深刻なトラブルは思い当たらない 昨日の動き、18:40退社 取引先の品川に行っている時奥様から何度か電話があった
デスクのメモに、“吉田達男”、奥さんの腹違いの弟の名前


世田谷代沢にある今泉のマンションへ松野と村上


スナックへ佃と早田、ママの話、19時から21時15分までいた

時間を気にしていた
スナックからタクシーで10分の所で死んだ


吉田達男(火野正平)は北新宿で小さな広告会社をやっている
一昨日は会っていない 今泉には愛人がいる、と明かす
広尾のブティックに勤めている野沢春美(姿晴香)37歳
青山のマンションに一人暮らし 佃と早田が訪ねる


《春美の話》
足かけ2年になる 会うのは水曜か木曜に決めていた 泊まることはなかった
21日は会っていない 奥さんが一度ここに来た、2か月前
真底やすらげるのは私の所しかなかった
あの日、友達の送別会があり21:30頃帰ると電話がかかってきた
とても疲れ切った声で、自分はもうやっていけない、全てを忘れて楽になりたい、さようなら、と言った


早田、もらい泣き 石堂に報告する 自殺のようだ


事件から4日後、今泉はあの日、銀行から200万円おろしていたことがわかる


関越自動車道、松野が運転する車で佃は本庄へ、妻の政子と会う
今泉は入り婿だった あの日はずっとここにいた、と政子


春美は、あの人とお金の話をしたことがない、と言う


今泉家の遠縁の人物の話、3年前、じいさんが死んだとき遺産問題で一悶着あった 吉田達男は昔から素行が悪い 公正証書遺言には、吉田達男には1円もやらなくていい、と書かれていた 結局、遺留分の約4千万円受け取った 吉田は今泉に言いがかりをつけていた


取引先の印刷所の話、吉田は金策に走り回っている
吉田のアリバイ、20時頃レストランを出て再び仕事をしていた
レストラン従業員 小谷理絵(大路恵美)に話を聞く


今泉の妻 政子は保険金1億2千万円を受け取ることになる
あの日今泉のマンションの管理人は妻を目撃していた
妻はあの日マンションへ行ったことを認める 着替えを持って行った、と主張 19時から24時まで待ち、帰ってこなかったので家に帰った


小谷理絵が捜査本部にやってきた 理絵は、吉田のアリバイを証言する
理絵のアパートは、吉田の事務所の真向かいにあり、中が見える
あの日は風邪をひいて寝ていたが、23:15に灯りが消えるまで仕事をしていた


政子が着替えを持って行ったと言う話は嘘のようだ ハンドバッグ程度しか持っていなかった、と管理人は証言する


吉田と理絵は出来ていた 二人の出身地は同じ群馬県藤岡市だった
理絵は、1週間前に偽のアリバイを証言してくれと頼まれていたことを白状する


政子は追及され、お金を引き出した理由を確認しようとして電話したが捕まらなかったのでマンションへ行って確かめようとした、と語る


吉田は、偽証を頼んだことはないし今泉を殺してもいない、と主張するが、追及され、1年前、今泉が女といるところを目撃し、脅してお金を融通してもらっていたが、2か月前政子に知られて全部パーになった、アリバイ工作はしていない、と語る


佃も、吉田が1週間前にアリバイ工作をしていたという理絵の証言が納得できない 再確認すると、これまでの証言は全部嘘、あの人は私を捨てた、と泣く


理絵の父親は17年前、藤岡市で病死、その3年後、母と上京している
佃は、早田の運転で藤岡市へ向かう


小谷家は、今は駐車場になっている場所で雑貨屋を営んでいた
上京する前、男が出入りしていた、という近所の人の曖昧な記憶
土地のオーナーに確認することに


今泉は、本庄で銀行員をしている時、今泉家に婿入りした
逆玉と言われたが、他に好きな人がいたようだ


オーナーは記憶していた 夫の死後、毎晩男が通ってきた
結局その男に捨てられ、居づらくなって夜逃げ同然出て行った
その男が今泉だった


母親は病気がちで、入院する度理絵は児童養護施設に預けられた
理絵は、母思いだった 中卒で働いた


野沢春美の証言は、今泉が自殺したことを示唆している 佃は再確認する 春美は、実は電話は無かった、と泣き崩れる


佃は石堂に、理絵は、吉田のアリバイを保証することで自分のアリバイを保証しようとした、と報告する


理絵は、吉田に今泉を紹介された 左手の傷を見て、母を捨てた男である、と確信した 今泉は母が投げたグラスで怪我をしていた

ひと月前、理絵はそのことを今泉に明かした
あの日、今泉はお金を持ってきた お金で解決しようとしていると思った もみ合いとなり転落させてしまった

 

《参考》シリーズのリスト