警部補 佃次郎3 艶やかな声 1997 日テレ 原作:夏樹静子 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

■千駄ヶ谷、「千駄ヶ谷ハイム」で殺し
被害者は若松信次(並木史朗)35歳、死因は絞殺
発見者は内縁関係の早坂恵子(金久美子)、9か月前ここに越してきた


捜査一課の石堂警部(ベンガル)、前沢(大河内浩)、原宿中央署の松野明子(芦田由夏)が恵子の事情聴取している
そこに原宿中央署の佃次郎(西郷輝彦)と早田公平(六平直政)


4月11日金曜日深夜、原宿中央署で捜査会議
犯行時刻は17時半前後1時間、18時過ぎ、早坂恵子が電話したが出なかった
被害者は元テレビタレント、今は池袋のナイトクラブのマネージャーをやっている
出勤前に殺された 怨恨による殺人とみて間違いない、と石堂


翌日は、マンションの住人、近所の聞き込み
若松は女性関係が派手、20名と関係している 金を借りまくり、追い立てられていた
被害者と早坂恵子、隣人の話では喧嘩が絶えなかった 恵子には前の夫との間に5歳の男の子 翔太(備瀬貴之)がいる 喧嘩の原因の一つだった
前の夫 早坂邦夫は去年の3月、西伊豆で事故死している


現場の戸棚からスタンガンが発見された


恵子が働いているディスカウントショップは現場まで車で5分、ヘビースモーカーの恵子、喫煙のため持ち場を離れることが多い
当日、恵子はいつもより遅く19時帰宅 託児所に息子を迎えに行った後買物した


若松と恵子は2年前、池袋のキャバレーで出会った 旦那は働いていなかった
目撃情報が出た 似顔絵付きの手紙、18時頃一階奥の会談を駆け降りてきた男がいた 身長170cm、明治通りの方へ走って行った 似顔絵を紹介した結果、碑文谷北署の刑事が、よく似た男を知っていた


中目黒で雀荘を経営していたが、今は抵当権の付いた建物を占領する下働きをしている 大川圭一(若松武)の身辺調査を行うことになった
大川は3年前、2か月の重傷を負わせる交通事故を起こしているが、その被害者が早坂邦夫だった
大川の取り調べ、昼飯の出前、丼から採取した指紋が、現場遺留指紋と一致した


早坂邦夫は去年の3月、戸田漁港で車ごと海に転落したが、恵子に6000万円の保険金が支払われている
恵子の取り調べ、大川との関係、黙秘する恵子
大川は、恵子が新宿歌舞伎町で働いていた10年前から恵子を知っていた
しかし、恵子と若松が同棲していることは知らなかったと言う


翔太が託児所の先生をマンションに連れて行く
恵子が首を吊っている 命はとりとめたが意識が戻らない


大川は、恵子が自殺を図ったことを聞き、若松を殺したことを認める しかし早坂邦夫を殺してはいない、と言う
但し、3年前、恵子に頼まれて早坂を殺そうとしたことは認める しかし殺害に失敗、恵子とはそれっきり


“恵子は昔から男運が悪い”、と大川 早坂に見初められ結婚したが、半年以降、早坂は働かず遊んで暮らしていた 通常は大人しい早坂、酒を飲むと人が変わった 平気で女性を殴った 3年前の夏、恵子は困り果てて俺のところに泣きついて来た
大川は、早坂が死んだ1年前は香港マカオにいた


若松殺しの動機、若い女に頼まれた いきなり夜中に電話がかかってきた 恵子の声じゃなかった もっと色っぽい声だった 雀荘を再開できるだけのお金を提供したい
ある男に食い物にされたので天罰を下して欲しい
前金500万円、終わった後500万円 500万円だけ貰っている
大川のアパート、帯封の無いお札があった
前金の受け渡しはアパートから200m離れた「ひよこ幼稚園」内で行われた
夜中の2時、クジラ型滑り台の下に置いておくので取りに来るように
大川は女の顔を見ようとして2時間前に家を出て張っていたが現れなかった 2時半、滑り台の下を見ると紙切れがあり、裏口の郵便受けに入っていることが書かれていた
女は犯行の手口を詳細に計画し大川に伝えていた
大川は宅配業者を装って訪問し、用意していたスパナで殴った後ロープで首を絞めた
2週間後に警察の捜査が及ばないことを確認後に連絡をとることになっている


スタンガンの購入先が分かった 昨年2月、若松本人が池袋で購入していた
昨年3月、早坂が死んでいる 恵子が若松に夫を殺害させたのだろうか、と佃


■5分前、早坂恵子の死亡を確認した


翔太は名古屋に住む縁者に引き取られることになった


4月18日金曜日、事件発生から一週間後、大川に殺害を依頼した女の人物像について、若松と関係のあった女性の声を録音し大川に確認させることから始める、と石堂
浮かび上がったのが綾瀬ミオ(長田江身子)27歳、テレビタレント、目黒区祐天寺在住
18歳でアイドル歌手デビュー、20歳の時連ドラにも出演、しかし22歳の時ホテルから男と出てくるところを週刊誌に撮られた 相手は若松だった 若松は週刊誌と手を組んで女を嵌めたことがわかり芸能プロダクションを解雇された 大川の話とプロフィールは近い


しかし佃は疑問を持っている
依頼者は、大川が3年前に恵子の頼みを引き受けたことを知っていたから若松殺しを依頼したはず 似顔絵、薄暗いところ、且つすれ違っただけなのにあまりにも似ていた 宅配を装い帽子を被っていたのに似顔絵は被っていない
犯人は、若松、恵子、大川の3人に復讐しようとしている人物、全てに関係しているのが早坂邦夫、早坂邦夫の周囲を洗うべきではないか


福生の横田基地近くで外人相手のバー「RED BIRD」をやっている馬場晶子(銀粉蝶)、同じ福島出身で10何年か前に早坂と一緒に暮らしていた


《馬場晶子の話》
早坂について、普段は優しいがお酒が入ると突然乱暴になる 自分で自分を持て余しているように見えた 早坂は故郷を憎んでいた おふくろさんとの相性が悪かったんじゃないか 福島に帰った時、早坂のお墓に行ってみたらピカピカに建て替えられていたので驚いた 200万円を送ってきた人がいて、建て替え後住職が連絡したら不在連絡が帰ってきた
佃と早田は福島へ、福島県福島市飯坂町茂庭「光厳字」
封筒を見せてもらう 消印は去年の6月、筆跡は不自然に角ばらせている
早坂が死んで3か月後、住職はお墓の前にいる女性を見かけたことがあった
50代の上品な感じの女性だった


早坂の母は、早坂を産んだ後駆け落ちしたと言う
福島市役所茂庭中出張所で早田が調べてきた 邦夫は昭和24年生、昭和26年、両親が離婚、同年、父は再婚
実の母親の本籍地から、現住所は等々力であることが分かった


4月22日火曜日、事件発生から11日後
結城七江、老人ホームに来て10か月、認知症が進んでいる
ラウンジにいた 息子「、早川邦夫のことを聞く
佃を息子の友人と言う七江


綾瀬ミオは先月ある人物200万円借り受けている 消費者金融から借りまくっている


成果が上がらない佃を見てほくそえむ石堂


中村宅、七江の知り合い、中村は老人ホームに入ることを反対したが。“もうきめたことだから”、と七江は言った 財産管理は弁護士に任せた


中村と七江は昭和30年代からの知り合い、ホームに入る前の写真を見せてもらう 若々しい


綾瀬ミオのお金の使い道、弟が事故を起こして弁償しないと警察に訴えると言われて、確認された


結城七江は72歳、大川に電話してきたのは若い女性


電話のスピーカー、科捜研の多田管理官(村松克巳)を登場させた佃、300Hz以下と3000Hz以上の音域はカットされる 個性が失われるまま相手に届く


大川逮捕は一切伏せられたまま 依頼者がまた連絡してくる可能性に欠ける


依頼者は大川の命も狙っているはず 明日が2週間後、4月25日金曜日、老人ホーム 綾瀬ミオは無実だった


あとは佃に賭けるしかない
当日、大川をアパートに移し、七江を徹底マーク
七江が大川に依頼したことが明らかになる
七江は、若松が翔太をいじめるのが許せなかった

 

《参考》シリーズのリスト