検事 霞夕子22 殺意の薔薇 2004 日テレ 原作:夏樹静子 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

長谷部総合病院、緊急理事会、長谷部史子院長(馬渕晴子)から重要な発表
アメリカから帰国した院長の息子で内科医の長谷部浩一(松永博史)を院長とし、院長は理事長職に専念する


“この男を待っていた、この10年、ずうっと”、と、介護士の木邑直子(藤真利子) でも、もう少し生きていたい、せめてこの薔薇が枯れるまで


■駐車場で、直子が長谷部浩一を刺殺する


担架で運ばれる息子に縋り付く母親の史子
神奈川署の中田警部補(武野功雄)が、検事 霞夕子(床嶋佳子)に報告
被害者 長谷部浩一35歳、母親がアメリカから帰国した息子にこのマンションを買い与えた アメリカには10年いた 死亡推定時刻は深夜の0時、鎌倉の屋敷から帰ってきたところを襲われたようだ 物取りではない 女関係、携帯から女子大生の川本夏美(猪浦里沙)が浮かんだ


横浜地検、霞夕子と先輩検事の向井(山西道広)がすれ違い、挨拶
検事室で中田警部補が報告、死因は出血多量によるショック死
浩一は、休みごとに戸塚にある女子大生のアパートに通っていた
女子大生のアリバイは確認できている


木邑尚子が、病院の指示で理事長の介護につく


今度の事件、戸塚の事件と連動しているらしい、と検察事務官の球磨功三郎(斎藤洋介) 向井検事が担当している経営者殺し
病院の院長室から脅迫状が発見された

消印は月曜、受付局は川崎
「戸塚で見たことは忘れろ 警察に届ければお前の命はない」


事件は、女子大生のアパートから50mほど離れた公園で発生、被害者は須藤剛(田口主将)50歳、貿易会社社長、県警の乾警部(菅原大吉)が報告
合同捜査となったが本命は貿易会社社長殺し、霞夕子は向井検事のアシストをする立場になった


殺された須藤は何故戸塚へ行ったのか、会社とも家とも離れている場所だった
容疑者がいたがアリバイが確認され捜査線上から消えた
タクシー運転手の佐川恵(石橋蓮司)
須藤は八か月前交通事故を起こし、車でバイクの少年をひっかけた
事故で死んだ少年の父親が佐川だった 事故の原因は、少年が信号を無視して突っ込んだことにあったが、事故現場を佐川が目撃していた 夕子は佐川のアパートを訪ねる 佐川の主張と裁判所の結果があまりにも違うことが気になったためだった


佐川の話では、須藤はその場では土下座して謝ったと言う 考え事をしていて信号を見ていなかった しかし、裁判では有能な弁護士を雇い主張を変えた 殺したいほど恨んでいる、しかし自分ではない アリバイもある
長谷部総合病院に行ったことはあるか、と夕子 “ありません”、と佐川
夕子は長谷部総合病院で、佐川のカルテがあるかを調べてもらう

事務長の池内(俵木藤汰)が対応する そこに木邑直子、薬を取りに来た、と事務長に説明する 結局カルテは無かった


直子が介護を担当していた中野芳江(舟木幸)が退院する 直子に会い礼を言う シャンプーが上手だった直子に、元美容師だったのでは、と聞く 聞いていた夕子、直子に話しかける 院長と親しかった人物のこと、美容師だったのか、との問いに、経営が大変だったので店を畳んだ、と答える


向井検事が夕子を待ち構えていた 無関係とした佐川を訪ねたことが気に障ったらしい
夕子は疑念を伝える 須藤殺しの犯人は長谷部浩一をすぐに特定できた 佐川は病院との接点はなかった 浩一と接点のある人物を当たるべきではないか
捜査方針、対象を10年前に広げることに抵抗する乾、須藤が戸塚に行った理由が気になっている夕子


中田刑事と夕子が話している
何故、浩一は脅迫状が来たことを誰にも言わなかったのか、と中田
中田が掴んできた情報、10年前、長谷部邸の近くで小さな女の子がいたずらされると言う事件が相次いだ 車に誘い込んで人目のつかないところに連れ込む、という手口
一度、長谷部浩一が参考人として取り調べを受けていた 乾には報告したが、会議では取り上げられなかった 浩一は直後、逃げるようにアメリカに行っている 藤沢の方では、同じ時期に九歳の女の子が自殺すると言う事件が起きている その女の子の家は、浩一が研修医として勤め始めた大学病院の傍だった


通夜に参列する夕子、木邑直子が理事長の傍にいる
式後、二人になった直子と史子 

直子が子を失った悲しみを語りだす
“あなたもお子さんを失くしているの”、と史子
“ベランダから飛び降りたんです、九歳の誕生日を迎えたばかりの時に” 史子は何か気付いたようだ


海岸を歩く直子を、佐川が見守っている 佐川のタクシーに乗る直子


中田は理事長室で事情聴取、気丈に反論していた理事長が、自殺した少女の話をすると様子が変わり倒れ込んだ


女の子の名前は室谷咲(佐藤夏帆)、母子家庭だった


事件の流れに疑問を挟む夕子に憤る向井、真っ向から反論する夕子


球磨が母親のことを調べて来た 木邑直子だった


横須賀のアパートを訪ねる夕子、13日、月命日は御殿場へ墓参り
帰ってきた直子に、娘の自殺のことを聞く そして転職したわけ
娘への贖罪、忙しくて構ってやれなかった “お母さん、お仕事頑張ってね”、最後の言葉だった 自殺の原因は今も分かりません 夕子はアリバイを聞く ここにいた、と直子


向井から連絡、佐川のアリバイが崩れた
=年寄りが指輪を失くしてタクシー会社に連絡してきた 女性の運転手さん、しかし女性の運転手はいない “佐川恵”、を見て勘違いしたと思い、確認に行ったら、確かに女性だったと言う 走行記録は佐川のタクシーだったことを示している=


佐川が連行された “体調が悪いので代わってもらった 名前は勘弁してください” 佐川は黙秘する


脅迫状がある限り事件は一つ、同一犯人、に拘る乾と向井


自宅のお寺で考え込む夕子、そこに夫の友行(村田雄浩)、

檀家の、子供を失ったもの同士が支え合うこともあった、との話 佐川と直子、子供の命日、’03.04.13と’94.10.13
月命日が同じだった


御殿場の墓地へ夕子、室谷家と佐川家のお墓は近くにあった


夕子が直子を訪ね、トリックの解明、推理をぶつける
浩一は脅迫状を読まなかった 脅迫状には浩一の指紋があったが、おそらく白紙が入っていたのだろう 犯人は封筒と白紙を持ち出し、印刷後、浩一が帰宅後に再び院長室に戻した
直子は始め否定するが、ついに真相を語りだす


自殺された後は死ぬことばかり考えていた 一年ぐらい後、引っ越しする近所の女の子が訪ねてきて手紙を差し出した 誰にも言わないで、と言われていたが、咲ちゃんは死んでしまったので 

そこには娘の自殺の原因が書かれていた
「男の人の車で変なことをされた、診てもらったことのあるお医者さんなのに怖かった」
二か月前、浩一が帰国し歓迎会があった その日、ナイフを持って待ち構えていたが、それを偶然、佐川が目撃し事情を聞かれた 月命日の墓参りで顔は知っていたが話すのは初めてだった 同じ境遇であることを知った 不思議な縁だった

二人の間には別の感情も生まれていた

 

《参考》シリーズのリスト