温泉若おかみの殺人推理16 城崎温泉 2006 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

《ホテルブルーきのさき》若おかみ:中川美奈(東ちづる)、大女将:中川政子(岡田茉莉子)、仲居:小百合(山村紅葉)、ウメ子(久保田磨希)、マツ子(豊岡真澄)
《城崎西署》中川有作(中村梅雀)、殿山警部(若林豪)


砂丘で「月の砂漠」を唄う父と娘


6年後、温泉射的場で働く若い娘、麦藁細工の「かみや民藝店」


兵庫県城崎温泉は、志賀直哉や与謝野晶子が愛した山陰の名湯
円山川の畔にあるホテル「ブルーきのさき」の若おかみが中川美奈


美奈に、牧村伸子(川島なお美)から電話、娘の結花(浅香友紀)がメルヘン童話賞を受賞した 喜ぶ美奈、大女将に報告 これで県会議員の相沢和男(江藤潤)との縁談を進めることができる、と大女将も喜ぶ


美奈が牧村紳一(篠田三郎)を街で見かけた 伸子の夫で、6年前、フェリーから日本海に投身自殺したはずなのに
取り込み詐欺の実行犯と目されていた牧村を、有作は張り込んでいたが逃がしてしまっていた 城崎西署、殿山警部に報告する有作


牧村は、棚下金融社長の棚下雄吉(菊地聡)に連絡し、石田不動産の石田茂(福島剛)にも伝えるよう要求する ロープウェイ山頂で会う三人、牧村は、6年前の取り分3000万円を要求する “一日考えさせてくれ”、と棚下


朝、川沿いをジョギングする美奈
■砂まみれで殺されている男を発見する
城崎西署臨場、被害者は棚下雄吉、死因は棒状の凶器を使った撲殺、死後7-8時間経過


ホテル、仲居のウメ子が美奈に伝える 219号室の客が若おかみを呼んでいる
中年の女性客だった 牧村紳一の奥さんの暮らし向きを知りたい、資産がどのくらいあるのか、という 驚く美奈、しかしきっぱり断る
ウメ子を叱る美奈、しかし、ウメ子は他の客からも同じことを根掘り葉掘り聞かれたと言う


メルヘン童話賞を受賞した結花のところに雑誌社がインタビューにやってきた ホテルのロビー、皆集まっている 華やかな雰囲気、そこに仲居のマツ子が慌ててやってきて大女将に伝える “牧村紳一を見たと言う人が三人もいる”


砂は鳥取砂丘の砂と同一成分だった、と有作が美奈に伝える
そして伸子が捜査線上に上っていることも 驚く美奈
夫の借金をかたに、民藝店を明け渡せ、と迫る棚下と伸子が揉めている所が目撃されていた


県会議員の相沢や大女将が発起人になって、ホテルで、メルヘン童話賞受賞祝賀会兼後援会発足式が開催された 華やかな会場、そこに、ヨレヨレのコートを着た牧村が現れ、娘にお祝いの言葉を投げかける 借金取りが現れ会場は大混乱 

“とんだ疫病神が戻ってきた”、と大女将


有作は石田を探している 玄武洞へ行くと言ったまま行方が分からなくなっている
■玄武洞で石田茂が殺されていた 棚下と同じく棒状のもので頭を殴られたことが死因 砂まみれにされていたことも同じ


何故砂まみれにされているのか
美奈は、昔、伸子に勧められて読んだ小説のことを思い出した
牧村紳一作「砂丘」、同人誌に掲載された
この中に、主人公が鳥取砂丘の砂をポケットに詰め込んで自殺するシーンが出てくる 犯人はこの作品を模倣した、と美奈


牧村は、スナック「夢」のママ、野田悠子(牛尾田恭代)のアパートに転がり込んでいた
家宅捜索する有作ら、傘立てに、新聞紙でくるんだ血まみれの木刀が入っていた


夜、牧村をみかけた美奈 牧村は漁港に向かう 危ない、材木が倒れ込んで牧村を襲う
間一髪避ける牧村、逃げる人影、そこに麦藁細工の欠片


結花が牧村に呼び出され車で向かう 美奈が追跡する 鳥取砂丘、思い出の場所
美奈は有作に連絡、二人でいるところに警察、牧村は逮捕される “あなたが父を逮捕させた”、美奈に怒りを向ける結花


牧村の取り調べ、6年前の取り込み詐欺、そして偽装自殺の理由
その後、東京の場末で働き、実入りが良くなると再びギャンブルと女、借金を重ねた
詐欺仲間の棚下と石田にお金は要求したが殺してはいない
しかし、血まみれの木刀から棚下と石田の血痕、どう釈明する、と殿山


何故木刀を持ち帰って傘立てに入れていたのか、そんなことわざわざするか 牧村を犯人に仕立てようとする第三者がいるのではないか


美奈はスナックに野田悠子を訪ねる 木刀のことは何も知らない、という さらに、奥さんのが様子を見に来ていた、とも言う
そして、牧村に預かっていた大量の原稿用紙を美奈に委ねる


麦藁細工の欠片のこともある 美奈は伸子を訪ね、疑がっていることを伝える 麦藁細工の欠片は、昔作ったものだ、という


牧村が犯人とは思えない、と言い出した有作に、殿山は自宅待機を命じる
大女将は殿山の仕打ちに怒り、息子に手柄を立てさせようと美奈に発破をかける
大女将も自らのネットワークを活かし、重要な情報を仕入れて来た
棚下、石田の麻雀仲間の情報、二人には大掛かりな詐欺を計画できるような才覚はない 他に計画立案者が居たのではないか

 

あの時牧村が漁港に行って襲われた訳
あれは野田悠子から呼び出された、と有作 悠子が犯人に利用された
と言うことは、“悠子が危ない” アパートへ急ぐ美奈と有作
■遅かった 悠子が絞殺されている


伸子は、麦藁細工製品を売った先を記録していた 製品の写真と販売先 あの欠片、シガレットケース 持ち主、県会議員の相沢だった
相沢は、辻晴夫のペンネームで同人誌に投稿していた 「砂丘」を読んでいた
相沢が、選挙資金作りその他で、棚下と石田を使い詐欺を計画しやらせていたのだった

 

《参考》シリーズのリスト