医療捜査官 財前一二三 3 2012 フジTV | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

若者に拡がる薬物汚染、塩酸メチルフェニデート


■転落死


啓徳大学医学部准教授 塚本将道(神保悟志)の講義、ウイルス新薬によるガン治療
ウイルスとはラテン語で毒、毒を以って毒を制す 受講者の一人 2年生の矢上梨奈(大後寿々花)


現場に川崎南署の六車(石倉三郎)、神崎(大西武志)が報告する
被害者は松山倫太郎(菊田大輔)24歳、啓徳大学医学部6年生
昨夜23時頃、ドスンと言う音を学生が聞いている
“自殺か事故ってことかな”、と六車


そこにスーツ姿の刑事、県警本部捜査一課の五藤(中村橋之助)
“まだ帳場も立ってねぇのに”、と六車
“司法解剖に回してください”、と五藤 そこに財前一二三(高島礼子)
“瞳孔が拡大、首筋に湿疹が見られる 何らかの薬物を注射したみたい” 神崎が屋上で注射器を発見する
“この大学、薬物汚染の温床になっている、との情報が寄せられた”、と五藤


警察庁刑事局特別捜査課に五藤、課長の瀬戸(北村総一朗)に胡麻を擂っている
やはり薬物中毒だった 塩酸メチルフェニデートが体内から検出された
かつてはうつ病の患者にも処方されていた 本来は錠剤だが、
潜入捜査、非常勤講師として講義も受け持っている一二三
講義終了後、矢上梨奈が質問、そこに梨奈の友人、経済学部の胡桃沢愛(緑友利恵)


塚本が一二三に声をかける “マー君”、と一二三 二人は大学時代の同級生だった 二人は町中華で食事、塚本に呼び出しの電話、

先に帰る 携帯を忘れて行った


翌日、分子生物学教室に携帯を届ける 塚本は不在、准教授の秦和宣(相島一之)と話す
今、教授選を控えている 候補者は准教授三名 塚本将道、胡桃沢尊(乃木涼介)、秦和宣
塚本は研究実績は群を抜いているが処世術に欠ける 胡桃沢は資金力、政治力を持っている 私は…


五藤から連絡、松山倫太郎に関する情報、数日前、ある女子学生と口論していた 医学部2年 矢上梨奈だった


梨奈はカフェバーでバイトしている 胡桃沢愛が来ていた 愛は胡桃沢総合病院の一人娘で、准教授の尊は叔父にあたる 一二三にと五藤がやってきた 梨奈の様子がおかしい
手が震え、紅茶をこぼす 濡れた衣服を気遣う梨奈、脱ぐのを嫌がる愛 松山との関係、はっきりしない


医学部図書館が薬の受け渡し場所になっていたことを五藤が突き止める メーカーはレイホー製薬、大学に取り入ろうと必死になっている


■細野洋介(小野健太郎)36歳が殺された 細野は大学に出入りしていたレイホー製薬のMR(Medical Representative)だった

“物取りの線が濃厚だな”、と六車
細野の恋人、看護師の篠原香織(赤澤セリ)がやってきた
細野の部屋から塩酸メチルフェニデートがごっそり出て来た、と六車
規制が厳しくなり返品された在庫が多量にあったものと考えられる
“しかし、実際に売りさばいていたのは別の人物”、と一二三、

“大学の教官或いは学生”


五藤が調べた限り、誰に聞いても金を払ったことがない、と言う
一二三は、六車と五藤に関係者を集めさせ状況を整理する場を作る
准教授三人 塚本、秦、胡桃沢、矢上梨奈、胡桃沢愛の計五人
金銭目的でない理由、一二三は胡桃沢愛の左腕を露わにする 無数の注射の痕
愛は薬物中毒の患者だった そして、細野から薬物を受け取りばらまいていた 叔父に口利きする、と約束して


愛の話、大病院の一人娘、医者になりたかったが禁じられた

見合いしていい相手を見つけることが求められた

薬をばらまいたのは誰かに必要とされたかったから、ただそれだけ


“あの子がやっていたということは研究室の皆知っていた”、と秦、

“教授選の前なので波風を立てたくなかった”


細野殺しに関して愛にはアリバイがあった

松山倫太郎との接点もない
科警研の報告、松山から検出された塩酸メチルフェニデートとレイホー製薬錠剤の塩酸メチルフェニデート、成分が異なる


松山の父 海蔵(芦川誠)を訪ねる一二三と五藤
母親の喜美子(南風佳子)は五年前、肝臓ガンで亡くなっている

ウイルス新薬の治験で副作用が出た 死因は急性呼吸不全
松山の部屋からウイルス新薬の治験データが出て来た

熱心に調べていたようだ
中に、矢上梨奈のデータもあった 梨奈も治験の患者だった


梨奈の話、15歳の時、肝細胞ガンにおかされたが、ウイルス新薬は劇的な効果があった
松山は、何故梨奈は助かり、母は副作用で死ななければならなかったのかを知りたがっていた


五藤は、松山を殺す動機を持つのは塚本だと考えた


梨奈が、松山を殺したのは自分だと言って出頭してきた

他社製の塩酸メチルフェニデートも持っている
しかし一二三は里奈が犯人ではない、と思う


治験には看護師の篠原香織も立ち会っていた
松山喜美子のカルテを見せてもらう

既往症の欄、特になし、とある
子宮内膜症のことが書いていない そういえば、松山倫太郎も香織を訪ねて来たと言う
喜美子の胸の痛み、入院中からあった 月経の三日前頃から胸の痛みや息苦しさを訴え、いつも数日で治まっていた
死因は肺気胸による急性呼吸不全、それと子宮内膜症がどう関係するのか


梨奈のアリバイが確認された 何故嘘をついたのか
梨奈の話、一二三と五藤が治験の話を聞きに来たとき、塚本先生が疑われていることを知った 確認しに塚本先生に会いに行ったが不在で、秦先生に相談した そして、塚本先生が松山を突き落とすところを目撃した、と聞いた 塩酸メチルフェニデートも引き出しに入っていた 助けたい一心で出頭してしまった


教授選会場に一二三と五藤が乗り込む
月経随伴性気胸を患っていた喜美子、治験前のカウンセリングで、夫はその事実を告げたと言うが、カルテには記載されていなかった 意図的に既往症を記載しなかったものがいる
秦だった 塚本への嫉妬、研究を失敗させたかった 細野には犯行を知られたため殺した

 

《参考》シリーズのリスト