音の犯罪捜査官・響奈津子5 誤認 2002 フジTV | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

幼稚園、プール、古い記憶


事件、中央自動車道、15時頃、バスジャック事件発生
現在、バスは相模湖畔に停車、カーテンが閉められ中が見えない
犯人は猟銃を持っている


警視庁捜査一課:梅里課長(金田明夫)、池上(村田雄浩)、科捜研音響分析課:響奈津子(古手川祐子)らが臨場


電話、“金を用意しろ、7時までに3億円”、梅里の質問には何も答えない
奈津子は集音装置を使い、バスの中の様子を音で探る
早くしろ、と、いつものように梅里がぎゃぁぎゃぁ騒いでいる
座席表を見、音を一つ一つ割り当てて行く
犯人が歩く音、デジタル時計の電子音、ジッパーの音、咳払い、貧乏ゆすりの靴音


人質は4人、犯人は一人 本庁からの指示、“早期解決を望む”
いらつく梅里、しかし、犯人の動きを探り、夜になったら突入することを決意する


犯人が聞いているかもしれないのに、“人質は4人、犯人は一人”、などと報道している


奈津子が、音で犯人と人質の距離を測り、突入のタイミングを指示する 

突入、銃声、現場が凍りつく


宮本慶蔵(竜雷太)65歳が発砲したが、バスジャック犯人ではなかった 宮本は元警官、犯人は撃たれた方だった 佐久間芳紀(大須賀王子)35歳、突入を察した犯人が乗客に銃を向けたため、宮本がとびかかりもみ合いになった


人質は5人いた 梅里が奈津子を罵る


宮本は正当防衛とされ、梅里に挨拶に来る 意味深な呟き、“私は大変なことをしてしまいました”


奈津子は納得できない 上司の村岡(西岡徳馬)は奈津子を支援する  

 

同じ姿勢でいて一人だけ全く音を立てない そんなことがあるはずがない 一人一人に会って、その人が出す音を採取し、誰を見落としたのかを探ることにした 池上が協力する 席の位置も確認する
運転手の北川晋介(中根徹):時計の電子音、入江陽一(岸博之):ジッパーの音、原島幸男(徳井優):咳払い、神田道明(松澤一之):貧乏ゆすりの靴音


見落としていたのは宮本のようだ 今、東京駅にいる これから京都に帰る 犯人を刺激しないようにシートに埋もれたようにしていた


奈津子は諦めない 犯人からの電話の音を分析する
変な音が入っていた 電車が走っているような音、そして何かきしむような音
相模湖畔に電車は走っていない バスの外から電話をかけて来た、ということか
犯人はもう一人いる そして電車の音は、京都の電車の音であることがわかる(何故かは不明)
京都に出張する ここで、母親の信恵(野村昭子)と旅行に行くと言う約束をすっぽかすことになり、信恵は拗ねる (どこまで娘に甘えているのか呆れてしまうが、それが普通で筆者が異常なのか、行きたかったら一人で行け)


池上と京都へ、宮本が迎えに来た 協力してもらえることになった
まずは叡山電鉄鞍馬線、全然違う、阪急京都線、これも違う、京福電鉄嵐山本線、違った
二人は諦めて東京に帰ろうとするが、池上が、嵯峨野にトロッコ列車があることに気付く 宮本は忘れていたようだ
二人で音を採りに行く 間違いない、この音だ あとは、“ぎいっ、ぎいっ”、という音
保津川下り、櫓をこぐとき縄がきしむ音だった 場所が特定できた 宮本を通じて、京都府警の協力を求めることにした
声から犯人のプロフィールを割り出す 30-35歳、120Hz、170-175㎝、犯人は車の中から電話している トロッコ保津駅付近から、車種は、アイドリング音700rpm、918Hz 3243Hz 6618Hzにピーク ジープタイプの車
Nシステムで割り出した車のリスト、2台、しかし二人とも声は違っていた
担当者に再確認すると、実は、上鴨署の吉川も入っていたが関係ないだろうと言うことで外していたという このことは宮本も知っていた
吉川の住所を聞いて向かう 返事がない 鍵が開いている
■男が仰向けで死んでいる
吉川裕樹(吉見一豊)30歳、上鴨署交通課警察官、死因は絞殺


池上が梅里に報告する “後は京都に任せてとっとと帰ってこい”
解決したはずの事件がややこしくなることを何より怖れる梅里らしい
吉川の携帯に何か録音されている 奈津子が分析する
“あんたがあんなことしなけりゃ”


吉川は交通違反の罰金に手をつけたことがある 皆知っているのに処罰されなかった 吉川は、元、宮本の部下だった


《奈津子の仮説》宮本は佐久間に共犯がいることを知らなかった 共犯者を探すために奈津子たちを利用した


奈津子の仮説を聞いて梅里が語る

宮本は監査部の部長だった 監査部の存在意義、それはスキャンダルもみ消し、警官だって人間だ いろいろ問題を起こす もみ消してもらって恩義を感じているものがこの庁舎にもいる、ってことだ


池上は、再度乗客一人一人に会って何か覚えていないか聞きまわる


宮本の事情聴取が完了した 梅里の所に挨拶にやってきた 去ろうとする宮本に、奈津子は推理をぶつける 宮本は冷静に否定する “あなたは間違っている” 宮本が廊下を歩いて行く、その靴音を聞いて凍りつく奈津子


池上は、運転手、4人の乗客、犯人、全員、本籍が京都であることに気付く
奈津子は、バス内の音声を再確認する バス内を歩く犯人と考えていた靴音、身長180㎝、佐久間の身長は170㎝


《奈津子の仮説、その2》佐久間は既に死んでいた 宮本は空砲を撃った 5人は共犯だった


宮本を始めとする乗客と運転手5人を集め、積み上げた推理をぶつける
宮本の話、今から17年前、下京区の幼稚園に通っていた孫や子供、園児の列にトラックが突っ込んだ 5人の子供が死んだ 犯人は捕まらなかった トラックは盗難車だった 迷宮入りとなり時効も成立した ある事件で逮捕した男が、ひき逃げ犯のことを語った 佐久間は東京にいた バス内で、佐久間が話す反省も何もない馬鹿話を聞いていたが我慢できなくなり殺してしまった 猟銃を撃ったのは神田だったが、宮本は自分がやった、と言い張った
宮本の娘は、子供を失い、離婚して自殺を図り寝たきりになっている
バス内の音は傍聴されることは知っていたので、昔、恩を売っていた吉川を脅して、時間を指定して電話させた 吉川は、捜査の手が伸びて来たことを知り、自首すると言い出したので殺した

“幸せと言うのは、家族との間で生じるわずらわしさの中にこそあることが、孫や娘を失って知った”、宮本はしみじみと語る

 

《参考》シリーズのリスト

 

2024.02.09 死亡推定時刻など突っ込みどころが多すぎて途中からシラケてしまった