十津川刑事の肖像2 一千三百万人誘拐計画 2010 フジTV | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

東京都庁秘書室、脅迫電話、副知事の森下(菅田俊)が出る
いたずらと決めつけ怒鳴りつける森下に犯人が告げる
・都民を誘拐した
・1300万人全員、監禁の必要のない誘拐
・身代金5億円を都知事に請求する
どこに監禁するんだ、と揶揄する森下に、犯人は誘拐の定義を告げる
「誘拐とは従来の保証されている状態から生命の安全が保証されない状態に置くこと」 要求を拒否する森下に、 犯人は、“要求を呑むまで毎日一人殺害する”、と告げる


■21時15分、ホームレスが刺殺される 公園のテント、背中から一突きされている


【警視庁捜査一課平塚班】十津川主任(高嶋政伸)、亀井(古谷一行)、平塚班長(山村紅葉)、小川(八十田勇一)、山崎(山口竜央)、深見(髙橋洋)、高梨(高橋真弓)


現場は都庁の目の前、十津川に電話が入る
“都民1300万人が誘拐されたらしい”、と亀井に告げ、二人は都庁へ


秘書室の野中(堀まゆみ)が二人を迎える 
秘書室長の日高(小林正寛)が、知事の意向を受け警察に連絡した 録音していた脅迫電話を聞かせる 副知事の森下は、いたずらだ、と言い続けている 


再び犯人から電話、“新宿中央公園、都民の森を見てください”
十津川は、公園でホームレスが殺害されたことを伝える


22時10分、平塚班長がが都庁へ、続いて久保知事(大和田獏)が登庁
再び犯人から電話、知事が出る“手を下したのは自分だが、そうさせたのは誠意のない対応をした副知事だ” 犯人は続ける “明日の昼、12時までに5億円用意してください”


十津川は知事に、“受け渡し時の逮捕に全力を尽くす”、と伝える


2日目、11時45分、お金は準備できなかった 1億円は10㎏、5つのスーツケースを用意し、GPSを装着した
犯人から電話、スーツケース一つを持って屋上に行き、12時丁度にばらまくよう要求する 欺くようなことがあれば直ちに二人目を殺す
お金を用意できないか、と久保、200万なら用意できる、と日高
危険回避のため中断した、と言い訳しよう、と十津川
12時、屋上から200万がばらまかれた お札を拾う人々
 

犯人から電話、“二人目の人質を殺した 100-200万ではごまかせない 西淀橋公園のお手洗いを見てください、60過ぎの女が死んでいます”
そして犯人は続ける “二度裏切った、身代金を倍の10億にする、24時間差し上げます”


20時25分、脅迫されていることを公にすべきだと言う知事、反対する平塚、十津川も反対する 模倣犯が出ることを心配している


3日目、14時50分、10億円用意した、と嘘をつこう、と森下、十津川も賛成する
しかし、久保知事は、難しい局面では小手先でその場しのぎはしない、本来それが私の流儀だ、と主張する


犯人から電話、“状況を理解してもらうためにあなたの身内を殺します”  久保知事の親族を身辺警護する中、16時、犯人から電話
“都立信誠病院地下駐車場を見ろ、都立病院の人間は身内でしょ”
18時、再び犯人から電話、“一人ずつは止めた、爆弾を使う、2日後17時、10億を屋上からまけ”


犯人の狙いが見えない しかし、犯人は東京都に償いを求めている


ネットで犯行声明が流され、テレビでも報道されたことにより、都庁、警察に問い合わせが殺到する


これは誘拐事件でもテロでもない 殺された3人について調べることにした
一人目は田坂耕造(伊藤昌一)55歳、かつて中堅マンション販売会社社長、耐震偽装マンションを販売した 二人目は武藤君代(福井裕子)64歳、ゴミ屋敷の主、騒音おばさん、クレーマーでもあり住民とのトラブルが絶えなかった 三人目は三枝幹夫(松永博史)35歳、内科医、救急外来担当、2年前医療ミスで子供が死亡した
犯行の共通点、刃渡り10数㎝のナイフが使用されているが、三枝のみ数か所刺されていた


23時45分、都庁周辺、徹夜組3000人
十津川が、地図に、耐震偽装マンション、都立信誠病院、ゴミ屋敷の場所をマーキングしている マンションの一つは、病院とゴミ屋敷のすぐそばにある
そのマンション、花が手向けられている
そのマンションでは、耐震性補強工事の時、資材の落下事故があり妊婦が被害を受けた 誘導員は配備されていたが、ゴミ屋敷の放し飼いされた犬のために持ち場を離れていた 救急車の運び先は都立信誠病院、受け入れを拒否したのが三枝だった
被害者の名は二宮春美28歳、受け入れ先の新桜ケ丘病院で死亡した
夫は二宮慎一(大鶴義丹)42歳、犯人像がぴったり当てはまる


耐震偽装が無ければ、ゴミ屋敷の犬が放し飼いされていなければ、病院が受け入れていれば、責任の所在がはっきりしないのなら知事が責任をとれ


二宮は、秘書専門の人材派遣会社の共同経営者だった
1週間の休暇をとっている ガーデニングが趣味、房総方面に行っているようだ
期限の3時間前、犯人から電話、十津川が出て、“二宮慎一”、と名指しする 犯人に動揺した様子は見られない
 

二宮の車がNシステムにヒットした 東京湾アクアラインから館山自動車道に入り、富浦インターチェンジで降りている
館山のホテル「アクシオン」で二宮の車発見、女と裏の花畑にいた
女の名を聞かれ反発する二宮、“爆弾はどこに仕掛けたんですか”、と十津川が直撃する
その頃、二宮宅の家宅捜索、ボイスチェンジャーと凶器を探す
バルコニーのプランターから血痕の付着したナイフが発見された
二宮は犯行を否認するが、二宮の拘束後、犯人の動きは停止した
一方、三枝幹夫殺害時、二宮には明白なアリバイがあることも明らかになってきた
犯人の目的は別にある、と十津川 犯人は二宮に罪を着せようとしている 或いは三枝に対する復讐、しかし、2年前の医療事故で子供を亡くした両親は、大阪から一歩も出ていないことが明らかになった


十津川は、録音した犯人の声を聞き直している 2点気付いた
背景に入り込んだチャイムのような音、犯人は慌てて電話を切った
「お手洗い」と言った 犯人が女性である可能性
物証のナイフ、二宮はあやふやな供述をしている いつの間にか失くなった


音声分析の結果、チャイムのような音は、都庁のチャイムだった また声紋は女性の特徴を示している さらに、当該時間、チャイムは第一庁舎25階だけで流されていたことが判明した 防犯カメラの分析、臨時職員のリストから逢沢雪乃(伊藤かずえ)が浮かび上がった


《逢沢雪乃の経歴》雪乃はノンキャリア、財務省入省、同じ財務省の三宅孝之(赤沼正一)と結婚し退官した 2年後、娘の梓を授かるが、娘が4歳になりまた働きたくなった
しかし夫は家にいることを望んだ 対立が始まり、夫は暴力を振るうようになった 結局離婚、3年前、二宮の派遣会社に登録した


《まとめ》二宮は女好きでかつ子供に暴力を振るう男だった 雪乃の娘 梓を虐待し、急性硬膜下血腫の原因を作った 様子のおかしい娘を診たのが三枝だった 三枝は風邪だ、と診断し、入院を拒否した 結局梓は植物状態となり、半年前死亡するに至った


二宮に罪を着せることに失敗した雪乃、二宮も殺すべきだった、と後悔する

 

《参考》シリーズのリスト