鉄道捜査官6 岡山発スーパーやくもの殺意 2005 テレ朝 第二版 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

私がその女性と会ったのは今からひと月ほど前のことだった


電車内で痴漢を取り押さえホームに出て来た女性、そこに花村乃里子(沢口靖子)と久我達也(野村祐人)、逃げる男を久我が追う 突き飛ばされて頭を打った女性、高沢めぐみ(田中美奈子)、病院で検査するが異常なし


警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所:花村乃里子、久我達也、三崎真弓(今村恵子)、望月春樹(長谷川朝晴)、倉田課長(地井武男)


めぐみからお礼のシュークリームが届けられる


高沢めぐみは食品加工メーカー 瀬戸内トータルフーズの社長秘書、乃里子が会社を訪ねる 無茶をするにもほどがある、と社長に叱られた、とめぐみ
社長から電話、交通事故に遭った めぐみと乃里子は現場へ
ダンプに執拗に追われて事故を起こしたが怪我はなかった、と社長の工藤良夫(加藤善博)、乃里子が鉄道捜査官であることを知り名刺を出す
ダンプは盗難車、200m先に乗り捨ててあった、と警官 ダンプが盗まれることは滅多にない、仕組まれたものを感じる乃里子


半月後、めぐみが分駐所を訪ねて来た 社長の命が狙われている、と訴える 差出人不明の手紙、倉田が中を見る “明日はお前の命日だ 明日中にお前を殺してやる 今度はこの前のような事故では済まないからな、覚悟しておけ” 赤い文字で印刷されていた

社長は広島工場に出張中、携帯に電話したがつながらない ホテルはチェックアウトしていた


■めぐみに会社から電話、岡山県警から連絡、電車の中で社長の死体がみつかった
岡山駅、めぐみ、乃里子、久我の3人、倉敷へ向かう
乃里子がめぐみに聞く、工藤社長を恨んでいた人物の心当たり
“私が知る限り社長は誰からも好かれていた”
社長秘書になって2年半、その前は外資系の銀行に勤めていた
工藤社長は今独身、妻と娘がいたが2年前離婚、両親も兄弟もいない


倉敷署、岡山県警原田警部(山村紅葉)、松本刑事(田中謙次)が対応 遺体は伯備線を走行中の特急スーパーやくも5号のグリーン車で発見された 備中高梁を出た直後に発見され、次駅の新見で降ろされ倉敷に運ばれ解剖された
死因は青酸カリによる急性中毒、胃の中から少量のマスカットジュースが検出されたが容器は見当たらなかった 広島から米子の乗車券と岡山から米子の特急券・グリーン券を持っていた 米子に行こうとしていた、と聞き、見当もつかない、とめぐみ
広島県内の取引業者と会う予定のはずだった


翌日、乃里子と久我は特急スーパーやくも5号乗車、工藤の座席 1号車3Aに座る
空いている そこに車掌の三田、第一発見者だった “寝ていると思って声をかけたら死んでいた、グリーン車の乗客は一人だけだった”
普通車からグリーン車に出入りした乗客も目撃されていなかった


広島、瀬戸内トータルフーズ広島工場へ、強面の片山専務兼広島工場長(渡辺哲)に会う
創業者と一緒に会社を起こした人物、アリバイははっきりしていた
工藤が広島工場に来た目的、もしかすると工場を閉鎖するためかも、とめぐみ 海外で下請けさせようとする計画が進められている
本来は片山が社長になるはずだった 工藤は先代の娘と結婚したため社長になれた 社内では、“逆玉”、と陰口をたたく者もいる


ホテルのフロント、工藤はタクシーを呼んでチェックアウトしたが、鳥取県の観光パンフレットを手に取り持って行った このパンフレットは遺品になかった


工藤の評判、なかなか食えない男、裏に回るとやり口が強引、欲しいものは手段を択ばず、不要なものは切り捨てる


捜査会議、工藤に恨みを持つ人物4人が浮上、片山要一郎60歳、アリバイあり、本山あや子(藤吉久美子)41歳、工藤の元妻、2年前離婚、西条美由紀(真田せつこ)35歳、元社長秘書、愛人、3年前に捨てられた、佐野勇(井田國彦)39歳、元社長付運転手、2年前突然解雇、退職金なし 片山を除く3人のアリバイを調べることに


本山あや子、乃里子と真弓、スーパーで開店準備をしておりアリバイは完璧、離婚理由、語ろうとしなかった


西条美由紀、久我と望月、恨みを隠そうともしないが、店の客とハワイ旅行に行っていた


佐野は退職後湾岸地区の運送会社に再就職したが1年前に辞めていた 田舎に帰る、と言っていたようだがそこがどこかは分からなかった
佐野の出身地をめぐみに聞く 佐野は広島で採用されていた 身元保証人は片山だった


乃里子と久我は再び広島へ 市電に乗ると片山がいた 宮島口下車、船に乗って安芸の宮島へ 土産物屋、佐野が店員をやっている
佐野が出かける 石段を上る 片山が待っていた 大金を渡す そこに乃里子と久我
片山が佐野に工藤殺害を命じ、その謝礼を渡しているように見える
佐野はあの日欠勤していた アリバイなしを確認し別れる
二人を4人組が襲うが投げ飛ばして追い払う


岡山県警原田警部に会う 佐野とあや子に不倫関係にあったことを掴んでいた それが佐野の解雇理由か


西永福駅へ乃里子と久我、あや子が働くスーパーがある、佐野が来ている 何かを頼んでいる 逃げる佐野、久我が追いかける
あや子は、一度、関係を持ったことを認める 工藤には身寄りがないため、遺産は娘の理恵(真田せつこ)が相続する 佐野は、株券を譲ってくれ、と言ってきた 片山から頼まれてきたようだ 佐野は、あや子との関係は、工藤がそうなるように仕組んだ、と言う


5日後、青酸カリを使った殺人事件発生
深夜のラブホテル、被害者は砂田務(山口祥行)28歳


テレビニュース、砂田の写真を見て乃里子が反応
痴漢騒ぎの男に似ている 乃里子は所轄の渋谷署へ、担当の北山刑事(三田村賢二)に話を聞く 砂田はつい最近まで刑務所に入っていた 3年前、殺人、殺されたのは普通のサラリーマン、平川啓介(小林峻)当時35歳、勤務先は瀬戸内トータルフーズ


乃里子はめぐみに平川の同期だった三浦(戸井勝海)を紹介してもらう
平川は独立しようとしていたため工藤の怒りを買っていた 平川は独身だった 年の離れた妹 あかり(田中千代)がいた


【乃里子の仮説】3年前、平川は偶然ではなく工藤の指示で砂田が殺した 妹の平川あかりが復讐のために二人を殺したのではないか


倉田、乃里子、久我の3人で特急スーパーやくも5号に乗る
トリック、売り子或いは売り子に扮したあかりがマスカットジュースを飲ませた可能性


ラブホテルの防犯カメラに記録されていた女性の写真を、売り子(泉沙池)が見る あの日、やくもに乗り込んできた初顔の売り子に似ている バスケットを持っていた


3人は広島へ、平川あかりを探す 乃里子は片山に写真を見せる 片山は平川、そしてあかりを知っていた 協力的な片山、平川は独立したら結婚すると言っていた 外資系の銀行に勤めている美女


あかりが、垣ノ浦に出かけた、という情報が入った 今日は月命日、墓がある 片山はクルーザーを提供する


墓前にあかり、そこにめぐみが現れる めぐみはウイスキーを入れたスキットルを持っている 乾杯しよう、そこに汽笛 乃里子らが向かってくる 乃里子があかりに目をつけたことを知り、めぐみはあかりを殺そうとしていた すべてをあかりの復讐で片付けようとしていた


《まとめ》恋人を失い落ち込んでいためぐみに、なにがきっかけかは説明が無いが、工藤がアプローチし口説いて秘書に抜擢し、愛人にした 工藤はめぐみにプロポーズしたが踏み切れず秘密の関係を続けて来た ある日、工藤宅を訪れると、工藤と砂田が口論していた
工藤が砂田に平川を殺させたことを知った
めぐみは砂田を金で雇った 痴漢騒ぎ、これはめぐみのアリバイ作り、乃里子を利用した ダンプで襲撃も砂田、米子に誘ったのはめぐみ、めぐみはあかり一人に手を汚させ、邪魔になったら殺そうとした めぐみは、事業資金をあや子から得る約束をしていた 計画を話し、遺産の三分の一を要求した あや子は承諾していた

 

《参考》シリーズのリスト     初版