新・十津川警部シリーズ2 伊香保殺人事件 2017 TBS 第二版 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

■山中を逃げる女、追いつかれ繰り返し刺される


東京新宿、血だらけの男がふらふらと歩いている パトロール中の警官が発見


警視庁、泊まり込みしていた十津川警部(内藤剛志)が電話を受ける
事件、同じく泊まり込んでいた亀井刑事(石丸謙二郎)と現場へ向かう


シャツやジャケットにB型の血液が付着、本人はO型、と日下刑事(伊東孝明) 男は名前を思い出せないようだ “これはあんたが着ていたものだが動物の血じゃない”、と西本刑事(高杉瑞穂) 着衣に“高沢明”、の刺繍 からだにぴったりだった、と若林刑事(大迫茂生) 身元が分かるようなものは何もない、と村川刑事(齋藤めぐみ)
伊香保神社のお守りを持っている


安原警部補(前田美波里)から十津川に電話、“警察庁に問い合わせたところ、夕べ、伊香保温泉近くの山林で女性が刺殺された、原田あかり(西原亜希)36歳、血液型はB型” 

“あかり”、“原田あかり”、男が反応する


MRI、“脳波に異常はないが後頭部に打撲痕がある”、と医師


群馬県警の平田警部(徳井優)と渋川西署の加納みずき(紫吹淳)が警視庁にやってきた 被害者原田あかりの家宅捜索への協力を求める 新・十津川警部でも本多課長(六平直政)は狂言回しのような役回り


“家賃は45万円かぁ”、と村川、“何者かが弄り回している”、と亀井
本が何冊か逆さになっている 人形、“子安姫に似ている”、と平田 伊香保温泉で売られている創作こけしだった 男と一緒の写真、あの男だった


西本から十津川に電話、“男に逃げられた”


十津川は、伊香保の現場を見に行こうとする 突然、加納刑事が覚醒する “警視庁の介入に強く反対する”、呆気にとられる十津川
刑事部長の調整で十津川と亀井は伊香保温泉へ向かった


渋川駅、平田・加納と合流し、現場へ
遺留品に、便せんに書かれたメモがあった 
“殺すともそなたはそなたわれはわれ 二つの死骸(むくろ)かかわりもなし” 竹久夢二の短歌です、と平田 “夢二は、最初の妻 タマキを痴情のもつれから殺そうとした”
“歴史上は心中未遂事件とみられているんですよね”、と十津川


便せんは、竹久夢二記念館で販売されているオリジナル
原田あかりの部屋に竹久夢二関係の書籍が多数あった
あかりは一昨日、塚越屋旅館に宿泊していた 夜の9時頃二人で出掛けて帰らなかった 男の名は高沢明(阿部亮平)、高田馬場在住、十津川は日下と村川に高沢宅の家宅捜索を指示する
高沢宅、多数の写真が飾られている 湖のほとりで赤い着物を着た女性がポーズをとる写真がある


思い込みの激しい加納みずきは、高沢が痴情のもつれで原田あかりを殺し、記憶喪失を装っている、として、高沢を逃がした警視庁を激しく非難する


あかりの荷物、手掛かりになりそうなのは西麻布ワインバー “港や”、のマッチのみ


高沢が乗ったと思われるワゴン車が新宿で発見される 群馬№、伊香保グリーン牧場の車両 “昨日の朝、盗まれていることに気付いた”、と牧場員


ワインバーへ西本と若林、店長から話を聞く あかりはワインバーの経営者だった
高沢とあかりの関係、“竹久夢二の話で盛り上がった、と言っていた”、と店長 高沢はフリーのカメラマン、あかりとは去年の暮れに知り合いすぐ親しくなったようだ


竹久夢二記念館へ、呉越同舟の4人、大正8年に伊香保を訪れた夢二は魅せられ榛名湖の湖畔にアトリエを建てた 高沢の部屋にあった写真、“榛名山賦”、の構図を真似していた
そのモデルにそっくりな女性が記念館に来ていたことに気付く十津川


あかりのPCに、夢二の最高傑作 “黒船屋の女”について書かれたエッセイが残されていた その最後に、“愛しい明と一緒に死にます”、とあった


十津川と亀井は塚越屋に宿泊した
そこに高沢明を探す女性がやってくる 写真のモデルの女性だった 橋本ひろ子(笛木優子)、と名乗るが、高沢との関係は答えない 気になるメールが来た、と言う
“伊香保温泉で何があったのかを確かめに行く 心配しないで 明”


ひろ子はブックデザイナー、高沢とは仕事の関係で1年前に知り合った ひろ子は最近までイタリアに留学していた 去年の暮、ローマに電話が、あかりのことを話していた 高沢の身におかしなことが起こっていた 襲われたりした あかりは、実際には見ていなくても相手が見られたと思い込むようなことがあったのではないか、と言っていたようだ
心配になり、帰国してすぐ伊香保にやってきたと言う


■榛名湖畔のコテージに男の遺体、死因は頭蓋骨陥没による脳挫傷、その男はロープを握ったままだった ドアと室内の数か所から高沢明の指紋が出た そこに、古い地方紙、上毛新報、2016年11月24日、紙面が切り取られている
高崎の上毛新報社でその記事を確認する
榛名湖畔の山中で遺体発見、五十嵐正一69歳、高崎東署の佐々木刑事(ノモガクジ)に現場を案内してもらう 被害者にはひき逃げされたような傷が残っていたが、事故現場の特定はできなかった、と言う


東京、捜査二課黒田課長(篠塚勝)、本多課長、村川、日下が臨場
多摩川の川原、二課が探していた田上静江73歳 逃げ去る犯人が目撃されていた 犯人は遺体を川に流そうとしていた


十津川の推理、高沢は去年の11月、五十嵐正一のひき逃げ現場を目撃し、追われるようになったのではないか
事件解決のために、橋本ひろ子の協力を得ようとするが、加納は、高沢を庇う部外者を捜査に加えることに強く反対する 困った平田、“上州はかかあ天下に空っ風”、と弁解する


三上刑事部長(西岡徳馬)が十津川を東京に呼び戻し、二課の黒田に引き合わせる
黒田の話、コテージで殺された男 山路信正(岡雅史)は詐欺の常習犯、高額な土地売買を仕掛けるブローカー、地面師、何人かで組んで役割分担するが、山路はいざと言うときの場合の脅し役だった 五十嵐は土地を持つ資産家、多摩川で殺された資産家の老女と五十嵐は新橋に隣り合わせの土地を持っていた 老女も車で跳ね飛ばされていた
犯人は、原田あかりを使って高沢明を伊香保におびき出したのではないか、と十津川
黒田は、あかりを地面師の愛人とみている しかし、その主犯格の人物は特定できていない
村川の疑問、現在、1月下旬まで、何故放置されていたのか
カメラ雑誌に高沢が寄稿した記事を見て気付いた可能性が高い
犯人はあかりを高沢に接近させ、秘密を知る二人を心中に見せかけて殺そうとしたが、高沢に逃げられた


ひろ子は、写真撮影で赤い着物を借りた家を思い出す 高沢はそこに隠れていた
ひろ子をみても思い出せない ひろ子はそこで高沢が記憶を失っていることを知る 十津川も、高沢は嘘ではなく本当に記憶を失っていることを確認する
記憶を失った場所、逃げる時、坂道をジャンプした そこで記憶が戻ってきた “君は、橋本ひろ子”


安原は、原田あかりのエッセイを分析し、あかりが死んだ後にファイルが更新されていることを確認した さらに、犯人を示唆するしかけがあることを見抜いた 小夜曲(せれなあど)の一首、“なげだせし命なれども殺しえぬ 憎きそなたはの味方か”、が、“なげだせし命なれども殺しえぬ 憎きそなたはの味方か”と変えられている その他が多数ちりばめられている
レインボー興産社長の澤井卓造(モロ師岡)と山路が、五十嵐の遺体を運んでいる写真が、見つかった
さらに、原田あかり殺害現場にあった便せんから、澤井のDNAが検出された

 

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