北海道警察3 2014 TBS 原作:佐々木譲 第二版 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

十勝地方、帯広
十勝総合病院院長の鷲尾亮一(佐戸井けん太)が、代議士の楠木義男(寺田農)宅を訪問 ドクターヘリ導入の陳情を行うが相手にされない 楠木の秘書は息子の伴英(山口翔太)


■女性が絞殺される


2週間後、札幌、剣道の稽古、小島百合(財前直見)と佐伯宏一(鈴木一真) 二人は北海道警察大通署、生活安全課巡査部長の百合と刑事課警部補の佐伯、佐伯は、剣道では百合を師範と呼ぶ
徹夜の張り込みが続きつかれている、と佐伯
そこに刑事課の巡査 渡辺秀明(松田悟志)、手稲山で焼死体が発見された 動物が掘り返して発見された


被害者は20代から30代の女性、死後2週間、数珠を握っていた
 

小島百合と後輩の大塚サキ(松本莉緒)が、内偵中のひったくり犯を逮捕 老婆に扮し隙を見せる百合、監視するサキ、女子高生の二人組を現行犯逮捕 折角逮捕した犯人、しかし上司の長沼課長(高田純次)が釈放してしまう 署長の天馬(田中伸一)に、政治家から圧力 一人の親が依頼したようだ 定年後の就職先の世話を餌に屈してしまった長沼、百合から逃げる


水沢彩(由月杏奈)から百合に電話 彩は、児童養護施設「つくしの園」出身、レストランで働いている 同じつくしの園出身で税理士の坂本麻美(長谷部瞳)と、ここ2週間連絡が取れない


園長の寿真紀子(比企理恵)と会う百合、“1か月ほど前、みやげ物を持って訪ねて来た”、と真紀子 しかし、百合が調べた結果、会計事務所を辞め、家も引っ越していた
“そういえば、命の恩人に恩返ししたい、と言っていた”、と真紀子
思いつめた顔をしていたと言う


百合は、刑事課の佐伯に相談する 百合は、手稲山で発見された焼死体が気になっていた 身元はまだ特定されていない 死因は頸部圧迫による窒息死 百合は、麻美の毛髪を入手することにした


彩が働いているレストランを訪ねる 麻美のポーチを彩は持っていた 中にブラシが入っている
オーナーの楠木奈津子(東風万智子)、竹中シェフ(大森博史)を紹介してもらう 今日は、音楽家の来見田夫妻による貸し切りのパーティーが開催される 妻の幸子(黒坂真美)と夫の秀也(袴田裕幸)とも挨拶を交わす百合


店に二人組、元小樽市議の瀬戸裕二(河相我聞)と中島美喜夫(せんだみつお) 冤罪で4年間拘束された中島、当時の責任者である北海道警本部長で現警察庁刑事局長の山科邦彦(蔭山泰)に謝罪を求めているが無視されている 娘の幸子を人質に取り、山科に電話させ、謝罪に来い、と伝えさせた
シェフの竹中が電話しようとすると、瀬戸は全員の携帯を取り上げてしまう 凶器は出していないが、バッグをがちゃがちゃさせている 皆従う
裏では、道警本部長から特殊捜査班長(安藤彰則)に出動が命じられていた


1時間経過、瀬戸は、オーナーの奈津子に、父親の代議士 楠木に電話させる 当選8回の大物代議士から、刑事局長に圧力をかけさせようとする
特殊捜査班は、レストランの配置図などを調べ突入の準備を進めている
百合がトイレ、携帯2台持ちの百合、佐伯に内部情報を伝える しかし、瀬戸にばれてしまう 特殊捜査班は突入しようとするが、楠木との調整で動けない


十勝総合病院の裏口に大金が置かれている


瀬戸は、マスコミに連絡し、訴えようとする 長沼は、百合に謝りたかった 
記者がやってきた 長沼は記者の名刺を貰い、レストランに突っ走る
名刺を見せ、中に入ろうとするが警察であることがバレてしまう

瀬戸にとびかかる長沼、百合も中島を確保しようとする 突然、瀬戸が抵抗をやめ降参する 拍子抜けする百合
 

佐伯から小島百合に連絡、DNAが一致した 焼死体は麻美だった
遺体発見場所の手稲山に百合と佐伯、“遺体に対する優しさを感じる”、と佐伯、手稲山は麻美の思い出の地、数珠を握らせている 殺人者と埋めた人物は別かもしれない


1か月が過ぎた 手掛かり掴めない しかし数珠は帯広の仏具展で売られていたものだった 購入者の似顔絵、帽子・サングラス・マスク着用、首に大きなホクロがある 百合は思い出した 瀬戸裕二にもあった 持っていたティッシュは帯広のパチンコ店のものだった


瀬戸と中島が釈放された
小樽の瀬戸の事務所、百合が訪ねる 数珠と似顔絵を見せる 瀬戸は何も知らないと言い、百合を追い返す


■瀬戸が毒殺される


楠木奈津子、水沢彩、小島百合の3人が手稲山へ
百合の花が供えてあった
遺体発見後2か月経過したが手掛かりなし
奈津子に電話、奈津子の携帯に注目する百合


瀬戸の死因は、アコニチン=トリカブト毒による中毒死だった
酒パックに1.5φの針孔があった
百合は、中島に会いに行く 意外なことを言う中島、瀬戸とは親しい仲ではなかったと言う 事件の1週間前に声をかけられた 来見田幸子が警察庁刑事局長の娘云々は全て瀬戸が調べていた


北海道神宮で祈る長沼、百合とサキが長沼の噂 そこで、十勝総合病院に放置された3億円の話が出る 人質事件と3億円事件は同じ日に起こっている


百合は、十勝総合病院の鷲尾を訪ねる 3億円にはメモが付いていたと言う “ドクターヘリ誘致の費用として使ってください”
鷲尾は、十勝地方が、ドクターヘリの空白地帯であることを説明する
“何故配備されなかったのか”、と百合
鷲尾は、政治家には相手にされなかったと言い、陳情先の楠木義男を、“利権に結びつかないことには興味を示さない最低の政治家”、と切り捨てる
鷲尾は人質事件との関わりを聞かれ態度を急変させ席を立つ


佐伯も麻美の足取りを追って帯広に来ていた
あの日、瀬戸は突然態度を急変させた 本当の人質は奈津子だったのではないか しかし、瀬戸と十勝総合病院の関係は不明だった
 

楠木宅周辺の聞き込みの結果、麻美は、楠木宅でお手伝いをしていたことがわかる 息子の伴英は、麻美のことを知らないと言うが慌てている様子だった 税理士の麻美が何故お手伝いをしていたのか


百合は佐伯と再び十勝総合病院へ、麻美の写真を見せる 院長は麻美を知っていた むごたらしく殺されたことも

花を供えたのは院長だった


鷲尾は、札幌で、男達に襲われている麻美を助けたことがあった
麻美は鷲尾を命の恩人と思っていた
鷲尾は3か月前に麻美と会った ドクターヘリの話をした
麻美は命の恩人のために楠木宅に潜入したのだろうか
 

病院で、鷲尾がポケットサックスを演奏している レストランで来見田が演奏していた楽器 鷲尾は来見田を知っていた 甘池(境浩一朗)に連れて行ってもらったコンサートで会った 甘池は交通事故で亡くなった ドクターヘリがあれば助かった 百合は甘池の母に会う アルバムを見せてもらう 瀬戸、奈津子、甘池が並んだ写真


《まとめ》甘池は、奈津子のレストランのシェフで奈津子の婚約者だった
あの日、奈津子が家に帰ると父親と麻美が揉めていた 麻美は不正の証拠を見つけ楠木を追及していた 揉み合いになり麻美は転倒、頭を打った 楠木は麻美を絞殺した 帰ってきた息子の伴英に死体の処理を命じた
伴英と奈津子が、焼却炉で死体を処理しようとしているところに瀬戸がやってきた 瀬戸は処理を手伝った 恩を売るためだった 国政に進出する野心を実現する
父親に、ドクターヘリのためのお金を出させることに成功した奈津子、今度は瀬戸が奈津子と伴英を強請った 父親を殺して地盤を譲れ 伴英が瀬戸を殺した


《感想》よく考えると無理が目立つストーリーだが


《参考》シリーズのリスト 初版