西村京太郎トラベルミステリー46 秋田新幹線・こまち連続殺人 2006 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

《警視庁捜査一課》十津川警部(高橋英樹)、亀井刑事(愛川欽也)、西本刑事(森本レオ)、北条刑事(山村紅葉)、清水刑事(井川晃一)、小林刑事(佐藤正浩)、日下刑事(茂賢治)
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銀座のクラブ「シャラソワール」、客の原田とホステスの由美
由美が原田に紹介した融資の話がまとまった 感謝する原田


銀座に出て来た十津川と妻の直子(浅野ゆう子)が休日を楽しむ


■パトカー、隅田川に死体が浮かんだ 捜査一課臨場
被害者は原田京介(堀勉)42歳、腹を刺されている
妻の美代子(栗田よう子)が身元確認にやってきた
昨夜21時過ぎに車で出掛け帰ってこなかった 3000万円持ってでた
3億円の融資話、相手はカノウという金融業者、銀座のクラブのホステスに紹介されたと言っていた


“由美ちゃんなら辞めましたよ”、とママ 今日の昼前、借金300万円も清算して行った 融資の話は聞いていないと言う


由美のマンションを十津川と亀井が訪ねる
戸塚由美(藤谷美紀)29歳、管理人の話、“30分ほど前に、故郷に帰ると言っていた” 部屋の壁にルージュの伝言、“私は故郷へ帰る 誰も私を追いかけて来ないで 追いかけて来たら 殺してやる!”


由美の故郷は秋田角館、秋田新幹線「こまち」、北条と清水が由美の行方を追う 東京駅、「こまち」29号、17時56分発に乗車 盛岡で東北新幹線と切り離され、21時14分角館着


カノウなる金融業者は実在していなかった


由美の経歴、高校卒業して上京、短大を出てOL 22歳で結婚、夫は1年後400万円の借金を残して蒸発、借金返済のため水商売へ
結婚相手は島崎功(金井茂)35歳、離婚後、詐欺で1年刑務所へ 手口が今度の事件そっくりだった 出所後私立探偵を始めたが、上手くいかず消息を絶っている


「こまち」車内、由美に電話、“もう会いたくないって言ったでしょ”
北条と清水が監視している


仙台で、金髪の男が乗車する タレントの中山弘史(山崎樹範)、由美をみつけ隣に座る 中山はクラブに通っていた お持ち帰りもあった 迷惑そうな由美 角館着、中山が追い、北条・清水が追う


秋田県仙北市角館、扇旅館、由美の実家だった
翌朝、両親に挨拶する 父 進一郎(森下哲夫)、母 文子(樫山文枝)
“何かあったのか、もめ事はご免だぞ”、と父親


北条が、由美の親友 ゆきえから話を聞く


西本刑事が島崎を見つけ出した 麻雀屋に向かう十津川と亀井
“6年前に別れて以来一度も会っていない”、と島崎 マンションには行ったがいつも留守だった


扇屋に国会議員の柏木紀夫(中原丈雄)とその妻 めぐみ(杜けあき)が挨拶にやってきた 今度の選挙で参議院から衆議院に鞍替えする予定 進一郎は大歓迎し、娘の由美を紹介する


中山が由美に付き纏っている “東京では目くばせするだけでついてきたのに”、夕べ部屋に来なかったことに恨み言


北条と清水は中山を監視する しかし、パチンコ屋に入った中山は消えてしまった 夜、21時35分、由美が外出、1時20分に戻る


秋田市、パトカー、繁華街の路地裏
■中山の遺体、絞殺されている 背後からタオル状のもので絞められた 死亡推定時刻は23時頃、朝まで発見されなかった どこからか運ばれてきたようだ


秋田中央署、安田警部(ガッツ石松)に会う北条と清水 由美を追ってきたこと等情報交換する 中山は角館のパチンコ屋で17時過ぎに消えた 19時1分秋田着のこまちを降りたことが確認された 23時までの足取りがつかめていない
由美の事情聴取、安田と林(神敏将)、由美は、秋田の友人がやっているスナックに行こうとして23時54分着のこまちでやってきたが、気が変わってタクシーで戻った、と証言するが、林は、このこまちは角館に停車しない、と突っ込む 由美は、その一本前だった、と証言を変える 何故バレバレの嘘をついたのか


島崎が扇屋にやってきて泊まろうとする 由美と押し問答になりそこに両親 脅迫する島崎を追い返す 捨て台詞を吐く島崎


由美は、夜、再び外出する 23時半頃戻った由美、父が咎める


■島崎が殺された 23時前後、桧木内川、死因は後頭部殴打による脳挫傷


島崎宅の家宅捜索、ボストンバッグ一つで出掛けた、と管理人
探偵業、客はほとんどいなかったが、家賃はきちんと払っていた 身なりもきちんとしていた 毎月仕送りがあると言っていた

一人気になる来客があった 背が高く、高価なスーツ、靴、ベンツのオープンカーに乗っていた


いよいよ十津川が角館へ、こまち、監視されている気配を感じる
目を逸らした男、駅前、清水にその男を追わせる


扇屋で由美の事情聴取を行う十津川と北条
原田に紹介した男の名を聞くが知らない、という 由美は怯えている、十津川は思った


清水が追った男は扇屋の近くの角館第一観光ホテルにチェックインしたハネダケン


由美が仙北署に呼ばれた 島崎殺害時のアリバイ、23時20分頃外出から戻った “薬師堂でお参りしていた”、と由美 島崎が殺されたのは桧木内川、近かった 署に柏木の妻 めぐみがやってきた 由美のアリバイを証言する “お百度参りする由美を見た”


ハネダケンの身元が割れた 沼田勝(古川くいち)、元警官、その後暴力団、現在は高木弁護士(志賀圭二郎)の使いっ走りをしている 高木は暴力団の顧問弁護士として有名だった


扇屋旅館に取材、若女将の取材、取り上げてくれとの投書があった 差出人は原田美代子だった その美代子が扇屋にやってきた


島崎のスポンサーが、ベンチの線から見つかった 永尾真一(岡田浩暉)40歳 土地ころがしを生業にしている


永尾は、島崎も戸塚由美も知らない、と嘯く


扇屋で騒ぎ、美代子が由美を殺そうとする
十津川が訳を聞く 男から、戸塚由美が殺したこと、3000万円を奪ったことなどタレコミの電話があった 3000万円のことは、警察に話す前だったので信用した


永尾が角館に向かう


由美は騒ぎを避け乳頭温泉郷 蟹場湯へ、親友のゆきえと


■由美が襲われ、美代子が殺される


由美は、永尾も沼田も高木も知らない、という 過去を隠そうとしている
由美には、1年半前、伊豆高原にいた 空白の時間があった
亀井が伊豆高原に向かう
伊豆レディースクリニックの滝沢医師(市川勇)、別荘に呼ばれた
タナカリョウコの名でカルテを作った 女の子を出産した
お手伝いをしていた女性がいた 子供の名は由紀、1歳になっているはず 産後の肥立ちが悪く知り合いに預けたと言っていた


別荘は永尾真一名義、永尾は独身、訳がありそうだ


永尾には、柏木の私設秘書をしていた過去があった 柏木の子だ、と十津川 事件の構図が見えて来た


永尾には田沢湖湖畔に遠縁の家があった そこに預けているようだ
しかし、半年前に死んだ、と老夫婦


永尾が出産の手配を行い、生まれた子供の預け先を由美に教えず、それをネタに詐欺の片棒を担がせていた 由美は人質を取られていた


子供の死には謎があった 子供のいない柏木夫妻、めぐみは子供に会いに来たが、無意識のうちに殺してしまった
スキャンダルを恐れる柏木、中山も島崎も事情を知り強請っていた 美代子に電話したのは永尾だった 永尾と沼田が、原田、中山、島崎、美代子を殺した
由美は、中山が殺された日、永尾が23時54分着のこまちで秋田にやってくる、と聞いて待っていた 子供の行先を聞こうとした しかし、永尾はこまちに乗っていなかった この時間が記憶に残っていた

 

《参考》シリーズのリスト