主な登場人物
朝日奈耀子（眞野あずさ）…東京地検検事、
大山聡（内藤剛志）…検察事務官、
倉持哲也（北村総一朗）…耀子の上司、刑事部刑事部長、
小柳倫子（深浦加奈子）…耀子の同僚検事
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スーパーであからさまな万引きを行い、保安員に摘発される女
松下道子（藤田朋子）、昭和45年2月11日生まれ
仮出所の身で何故警察沙汰にしたのか、検事取り調べでも動揺していない訳は
スーパーのビデオをチェックしても、道子は監視カメラの存在を知った上で万引きしている わざと逮捕されようとしているように思われる
大山が栃木刑務所で調べて来た 道子は模範囚だった 面会は一度もなかったのに、出所確認の電話があったという 電話の主は西川裕一（矢島健一） 西川病院院長
西川は、携帯を落としたことがあり届けてもらったが、その人物が電話を使ったと言っていた 名前を聞こうと思ったが、すぐに帰ったので連絡先を知らないという
■朝、新聞記事、あきる野市の秋川渓谷で男性転落死、西川病院事務長の江藤健作（奥田達士）44歳
西川宅に向かう耀子、家の前に近所の主婦3人、西川の一人娘 まさみが誘拐されたのではないか、とのうわさ話をしている しかし、西川は何も起こっていない、という 耀子は、東世田谷署に、誘拐事件の可能性があるので調べるよう連絡する
江藤の転落死について、秋川署は、江藤は病院の金を使い込み、馘を言い渡されていたが、殺人の疑いが濃い、と見ているという 現場に争った跡があり、髪の長い女が子供を抱いて逃げるところが目撃されていた
松下道子の事情聴取、道子は、西川の一人娘 まさみのことでトラブルが起きているとの耀子の話を聞いて笑みを浮かべる
8年前の事件について、道子は、自分は夫を殺していない 現場から逃げ去る男を目撃した、という しかし道子は、取り調べでは黙秘していた
道子の娘 友子（碇由貴子）は、榛名湖畔に住む真一の両親のもとで暮らしている 両親は、道子から親権を取り上げていた
出所後、道子は娘に会いに来たが、父親を殺した母親とは暮らせない、と娘に言われ泣いていたという
大山は、道子の弁護士に話を聞いてきた 道子は、現場で目撃した男は西川だった、といった 雑誌に載った西川の写真を見てそう主張した しかし西川のアリバイを証言する人物がいた
道子の服役中、仲が良かった人物がいた 高野加奈子（筒井真理子）
可奈子は出所後スナックで働いていたが、そこで事務長の江藤と関係があった 耀子は、東世田谷署の刑事に、可奈子の写真を送る
西川を張っていた刑事、西川が動いた 可奈子と接触し、可奈子を逮捕 可奈子は5000万円持っていた 可奈子は白を切るが、誘拐されたまさみは心臓病であること、治療が必要なこと、命に係わる事態であることを説く耀子に居場所を教える
《まとめ》西川に自白させるために西川の娘を誘拐する 道子は万引きで収監され確実なアリバイを作る 二人の共犯だったが、可奈子は5000万円を要求した 江藤も同じく娘を誘拐してお金を奪おうとしていた しかし仲間割れした 道子は可奈子を信じたが裏切られた
道子の夫だった石塚真一（中根徹）は女癖が悪かった 愛人を作った その愛人が切迫流産で西川病院に運び込まれたが、西川は手を尽くさず死なせてしまった 石塚は西川を強請った
道子は夫が刺されて苦しんでいる所を目撃した 苦しむ夫はナイフを抜いてくれといった
抜けば夫は死んでしまう 道子には殺意があった その疚しさが道子を黙秘させた しかしその結果が娘を失うことになると気付いた
可奈子には何もなかった 孤独だった 道子には娘がいる 嫉妬もあった
江藤は、誘拐したまさみを殺そうとした 顔を知られている 可奈子はまさみを助けようとしてもみ合いになり、江藤は転落した
耀子は、可奈子に、出所したら会いに来るよう伝えた 見守る者もいる 道子の娘 友子（ 碇由貴子）も母が父を殺してはいなかったことを知る
《参考》シリーズのリスト