特捜弁護士・橘竜太郎 雪冤の旅 2013 TBS 原作:姉小路祐 | moris11のブログ

moris11のブログ

尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

登場人物
橘竜太郎(吉田栄作)…交通誘導員、元弁護士
藤尾義三(頼三四郎)…交通誘導員、橘の弟分
中山宗雄(蔵本康文)…殺人事件の受刑者、仮出所
岸本亜優美(岡野真也)…中山の娘
岸本奈保子(坪井木の実)…中山の元 妻
砂村英一(鶴見辰吾)…鮮魚店主、元 橘の同僚
砂村朝子(秋本奈緒美)…砂村の妻
柳原栄造(伊東達広)…元県議、殺人事件被害者 順次の兄
柳原雅枝(執行佐智子)…栄造の妻
柳原順次(志村史人)…殺人事件被害者
柳原悦子(小澤英恵)…殺人事件被害者、順次の妻、中山の不倫相手
大貫義郎(加藤剛)…弁護士、元検事
湯川忠助(中野誠也)…故人、弁護士、橘の恩師
市ノ原辰夫(松澤一之)…刑事
広瀬刑事(鈴木綜馬)…市ノ原の部下
***********************
夢、裁判、証拠写真は捏造されたもの、罠に嵌められた弁護士


仮眠から目が覚める橘竜太郎
交通誘導員の橘、弟分の藤尾が、自転車で通り過ぎた男の話をする
橋のたもとで逢引きをするようだ
救急車、そしてパトカーが通り過ぎる ひき逃げ事件があったようだ


翌朝、宿舎でビールを飲んでいる橘と藤尾
そこに刑事二人、市ノ原と広瀬、自転車に乗った男が轢き逃げされた 前後にジェロニモを見ていないか、と車の写真を見せる しかし二人とも見ていない そんなはずはない、と刑事、しかし見ていないものは見ていない 刑事は納得していないが帰る


ニュース、被害者は中山宗雄45歳、意識不明の重体
橘にとって忘れえぬ名前だった 同一人物なのだろうか


大貫法律事務所、ここにも名前に反応した人物がいた
助手に、中山の身元を調べさせる


橘は宿舎を跳び出し、刑事に入院先の病院を聞く


中山は集中治療室に入っていた そこに、中山の娘 亜優美がやってくる 父の安否を尋ねる橘に話しかける
3週間前に会いに来たが、母の奈保子は会いたがらなかった、と亜優美 橘は、亜優美から、保護司のクサカベの連絡先を聞く
印刷工場を経営しているクサカベ、中山は1か月前仮出所し、ここで働いていた 中山は真犯人を探す、と言っていたという


《事件の概要》14年前、大宮で夫婦が殺害された事件 被害者は、柳原順次、悦子夫妻 アコニチン入り濁り酒を飲まされ、中毒死した
兄夫妻始め関係者にはアリバイがあり捜査は行き詰っていたが、2か月後、兄の栄造が突然、噂話があるとして、悦子が中学時代の同級生と不倫していた、と言い出した
浮かび上がったのが中山宗雄、現場にあった酒瓶の蓋から中山の指紋が検出されたこと、アリバイがはっきりしなかったことから逮捕された
中山は、不倫関係は認めたが、殺人は否定した


弁護を引き受けたのが、“雪冤の野武士”、と呼ばれていた湯川弁護士、橘が所属する法律事務所の所長であり橘の恩師だった
一審では無罪だったが、検察が控訴した 有罪率99%の検事 大貫の登場に気を引き締めていた矢先、湯川が事故で死んでしまった 新人弁護士の橘は、合成された写真をつかまされ証拠写真として提出し、裁判に負けてしまう 中山は服役し、橘は弁護士を辞めた


■中山が死んだ
刑事は、橘の素性を調べていた 橘が誰かを使って中山を殺させたのではないか、と疑う 亜優美は橘を庇う 橘は、弁護士に復帰することを決意する


橘は、元 検事の大貫の事務所を訪ねる しかし、甘い、と諭される
湯川だったら自分の足で調べるだろう


元同僚の砂村、現在、小田原で鮮魚店をやっている 砂村は弁護士になる夢を捨てていた 13年ぶりに会う 当時の資料は事務所を閉じる時、処分してしまったという 砂村は10年前に結婚していた 美人の妻 朝子と店をやっていた


あの日、湯川、橘、砂村の3人は食事に行こうとして事務所を出た直後に電話が鳴った 砂村が事務所に戻り、ヨシムラミカと名乗る女性が、湯川と話したいことがあると言っている、と湯川を事務所に呼び戻した その直後、湯川が階段から転げ落ち死んでしまった


中山が主張していた5合瓶の蓋に付着していた指紋のからくり、居酒屋で拾って相手に渡した、その蓋の持ち方を、大貫は再現させた それは、採取された指紋の形状と異なっていた 指紋は縦でなく横方向についていた


中山の葬式に、青森に住む姉がやってきた 姉は、宗雄から荷物を預かっていた 農作業用のジャンパーを気に掛けていたという 今も残っている


つかまされた合成写真の話、“吉村美香”が封筒に入れた写真を投函した 殺された柳原悦子と見知らぬ男が写っている 中山以外に男がいたことを示す写真、と“吉村美香”は言った
これが罠だったことに気付かなかった新人弁護士の橘 中山は、優秀な検事と無能な弁護士に絶望し、控訴をあきらめた


橘は青森を訪ね、宗雄の荷物を見せてもらう
農業用ジャンパーがあった ポケットに、ビニル袋に入れた毛髪が入っていた


橘は中山の元妻 奈保子を訪ね、毛髪のことを聞く
奈保子は記憶していた 納屋の鍬に付着していたという 浮気相手の悦子のものだ、と汚らわしそうに言い放つ しかしそれなら大事に取っておかないだろう、と亜優美
亜優美はすっかり橘に懐いていた 部屋に泊まろうとさえする


《亜優美の推理》ジェロニモが目撃されない理由、別の場所で殺されたのではないか 自転車に乗り、藤尾と話をしたのは別人だったのではないか しかし、藤尾は確かに中山と話をしていた 推理は外れた


橘は栄造に会いに行く 既に県議を辞め、工場をやっている “吉村美香”を知らないかを聞く 妻の雅枝にも話を聞くが情報は得られなかった
夜、大貫が橘に会いに来ていた 大貫の目の前で、橘が車で襲われる
橘が核心に迫っている証拠だろう、と大貫
大貫のアドバイス、“途中で証言を変えた者がいるだろう”


橘は、元県議で、栄造の同業者 正木に会いに行く
ここで栄造のアリバイを証言した秘書のサエキトモコのことを聞く 正木は、自分の元秘書 緑川なら詳しいのではないか、という さらに、ニコイチ車の話を聞く 2台の事故車から1台作り上げ東南アジアに輸出する


《まとめ》橘は、緑川からサエキトモコの写真を見せてもらう それは、砂村の妻 朝子だった 朝子は栄造の婚外子で認知もされていなかった 砂村は、先に司法試験に合格した橘と、その橘を可愛がる湯川を憎んでいた 事件の調査で朝子と知り合い、栄造の味方をするようになった 栄造は弟が受け取った遺産が欲しかった 順次の納屋に忍び込み、農薬が入っていた瓶の蓋をすり替えた 湯川を突き落としたのは栄造、“吉村美香”は朝子
ジェロニモは、ニコイチ車の原理を使い、現場で車体を入れ替えた


《感想》かなり無理のある動機とトリックだった