浅見光彦シリーズ23 日光殺人事件 2006 フジTV 原作:内田康夫 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

登場人物
浅見光彦(中村俊介) …女ごころを全く解さない名探偵

浅見陽一郎(榎木孝明)…光彦の兄、警察庁刑事局長

浅見雪江(野際陽子)…光彦、陽一郎の母
藤田編集長(小倉久寛)
《智秋一族》
・智秋友康(織本順吉)…中興の祖

・朝子(原沙知絵)…友康の孫、次郎の姪、友忠・佳子の娘
・次郎(山口粧太)…次男
・友忠(潮哲也)…長男 妻 佳子(山口いづみ) 
・公三(吉満涼太)…三男 妻 房子(西牟田恵)
牧場長 添田兼雄(宮下ひろし) 妻 文江(愛華みれ)
牧童 宮下昇治(坂本浩之)、小西
《次郎の短歌の同人》
・山田(小倉一郎) 妻 昌枝(棟里佳)
・安永(大出俊)…短歌講師
・水谷(江藤漢斉)
新聞記者 早川(木下ほうか)
日光署:藤沢課長(有薗芳樹) 石山刑事(弓削智久)
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日光、藤田編集長と浅見光彦
編集長が、天海僧上=明智光秀説を光彦に吹き込もうとする
日光で智秋牧場を営む智秋一族が、明智光秀の末裔なので、面白おかしく記事にしろ、と唆す


■華厳の滝で自殺者、もう一つの白骨遺体が発見される 死後2年
新聞記者の早川が、2年前に失踪した智秋次郎ではないか、と日光署の藤沢課長に食い下がる
旅先で出会った事件、光彦の探偵本能が目覚める
結局、歯型から白骨遺体は智秋次郎と特定され、葬儀が行われる
葬儀には、次郎の趣味だった短歌の同人も参列した


その一人 山田は、次郎が失踪する直前に次郎から電話があり、“ニッコウで面白いものを見つけた”、と言っていたと語る それに対して、水谷老人が山田に耳打ちする “まさか、あのニッコウ”、と山田


牧場で働く若い娘、叔父の次郎を慕っている朝子は、警察が次郎の死を自殺としたことが納得できない 何かと接触を試みる光彦には疑惑の目を向ける
しかし、祖父の友康は、光彦の父親を知っていた 以後、朝子は、光彦に全幅の信頼を寄せるようになる しかも、光彦は、慕っていた次郎に雰囲気が似ている
朝子は、光彦に、次郎が最後に残した歌を見せる
“わが夢に入り来てわれを殺しゆく 影くろぐろと秋はつづけり”
次郎には死の予感があったのではないか


■山田が、西伊豆の土肥で毒殺された 光彦は無視できなかった 次郎の死と関係があるのではないか 土肥の漁協で働いていた山田、光彦は、山田の妻と会う
印象に残っていた記憶、山田は電話で、“そちらにニッコウはありますか”、と言っていたという
ニッコウは、地名の日光ではないようだ 家で考え込む光彦 そこに母 雪江のアドバイス 北原白秋が創刊した同人誌、“日光”


光彦は、水谷老人を訪ねる
そこで、同人の一人、安永が歌会始に入選したことを知る
歌人にとって最高の名誉 光彦と朝子は、同人誌“日光”を調べ、安永が盗作したことを知る
安永は、山田を殺したことを認めるが、次郎殺しは否定する


その事実を牧場にいる朝子に伝える光彦、傍らで蹄鉄を打っている
蹄鉄用の釘、先日、光彦は馬に乗った時、馬が暴れて落馬した
あれは、釘が仕込まれていたのではないか 出来る人間は限られている
■牧場長の添田が華厳の滝で死ぬ
牧童の小西は、添田の妻 文江と、牧童の宮下が、祭りの日、抱き合っているところを目撃していた

宮下と文江には、施設で育ったという共通点があった
宮下は、次郎が山田に電話しているとき聞いてしまった “日光で面白いものを見た”
宮下は、自分と文江の関係を知られたと思った その時も、蹄鉄用の釘で細工し、次郎を落馬させようとしたが、次郎に見破られ、殴られた上に牧場を追い出されそうになった
宮下は次郎を殺した 文江は全て知っていた

添田は、文江と宮下の関係を知り、文江を殴った 止めに入った宮下はついに添田を殺してしまう 添田宅でルミノール反応が確認され動かぬ証拠となった


事件解決、光彦は朝子の元を去る 朝子は、女ごころを全く解さない光彦に歌を贈る
“わが恋と夢は牧場を駆け巡る 愛馬とともに風を待つ朝”

 

《参考》シリーズのリスト