西村京太郎トラベルミステリー61 越後・会津殺人ルート 2014 テレ朝 | moris11のブログ

moris11のブログ

尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

登場人物
【警視庁捜査一課】十津川警部(高橋英樹)、亀井刑事(高田純次)、西本刑事(森本レオ)、北条刑事(山村紅葉)、松山刑事(宇梶剛士)、久保田刑事(伴アンリ)、小林刑事(佐藤正浩)、本多捜査一課長(矢島健一) 十津川警部の妻 直子(浅野ゆう子)
週刊誌記者 川合ひろみ(原沙知絵)
世田谷南署刑事 浦部(勝村政信) 福島県警刑事 広田(三浦浩一)、坂口(新虎幸明)
交通事故の目撃証言者 小坂井恵子(宝積有香)
交通事故被害者 菊地詩織(美馬沙亜弥)
交通事故加害者 早見明(水上剣星)
早見明の後援会長 仙堂肇(寺泉憲)
猪苗代温泉と岩室温泉の旅館を予約した男 田中裕介(菅原卓磨)
***********************
亀井刑事が散髪へ、十津川警部は妻の直子と新潟へ旅行に出かけようとしている


■川岸に女性の死体、十津川警部の名刺を持っていたことから、休暇取り消しで現場へ 墨田西署の佐伯刑事が迎える
被害者は原田由紀、名刺の他に翌日発 会津若松から新潟県岩室までの切符と、宿泊先 会津 ホテルリステル猪苗代と新潟 岩室温泉高島屋のメモがあった


原田由紀のマンション、由紀は銀座のクラブに勤めていたこと、契約書のサインとメモの筆跡は別人のものであることがわかり、銀座のクラブでは、由紀は旅行の予定などしていないことがわかった


十津川警部は、切符の指定席に乗ってみることにした
12時浅草発 東武鉄道スペーシア、指定席には隣も含めて誰も座らない サングラスの怪しい男に目が留まるが関係なさそうだ 公衆電話から着信、変声器を使っている 電車に乗ったことを確認してすぐに切られた
鬼怒川温泉駅で電車を乗り換え、16時54分会津若松着、タクシーでホテルへ
予約者に原田由紀の名はなかった 予約者は只一人、田中裕介、川崎市在住の男だった 19時チェックイン予定

十津川は近くの蕎麦屋に行く そこで女性に声をかけられる
川合ひろみと名乗る 鉄道とカメラが趣味だと言う 十津川は公務員と名乗る


西本刑事と北条刑事が田中裕介のアパートへ、隣人と話した 年齢は20代後半、職業は知らないと言う


田中裕介が現れない、携帯の電源も切られている、とホテルフロント


切符や封筒に原田由紀の指紋が付いていなかった
十津川警部を罠に嵌めようとしているのではないか、と亀井刑事


岩室温泉にも予約を入れていた田中裕介、本人から今日電話が入ったと言う 十津川は明日岩室温泉に行くことにした


再び公衆電話から、同じ人物、“22時天神浜に来い”
指示に従う十津川、しかし誰も来ない 何者かが十津川の写真を撮っている (静かな浜辺、シャッター音に気付かないのだろうか)


翌日、新潟へ向けて出発、電車内でまた川合ひろみが声を掛けてくる
偶然なのか


■天神浜に女性の死体
福島県警の広田、坂口臨場、被害者は小坂井恵子37歳、ボタンを握り、爪に繊維片が付着している 携帯電話、21時半頃、十津川省三の自宅に電話している
川合ひろみが十津川警部と同じホテルに泊まる
部屋でテレビを見る ニュース、天神浜で小坂井恵子37歳が絞殺された
妻 直子から電話を受けた十津川、同じ新潟にいることを告げると、合流すると言う
やってきた直子は、十津川のコートのボタンが取れていることに気付く
今回も田中裕介は現れない


福島県警の刑事が十津川を訪ねて旅館にやってきた
川合ひろみが通報していた 天神浜にいる写真を撮ったのは川合ひろみだった 刑事はボタンを持っていた 十津川のコートのボタンだった
十津川は連行され、直子は亀井刑事に連絡する


小坂井恵子37歳、十津川警部と関わりがあった 1年前に発生した交通事故の目撃証言者だった 亀井刑事は、事件を担当した世田谷南署の浦部警部補を呼び事件の詳細を確認することにした


被害者は菊地詩織26歳、加害者はプロ野球選手の早見明29歳、菊地詩織は即死状態だった 早見明は自分に非がない、と主張した 目撃者の小坂井恵子も、赤信号で菊地詩織が飛び出した、と証言した しかし、十津川警部の妻 直子が菊地詩織のことを知っていたため話は急変した 直子と同じヨガ教室に通っていた菊地詩織、プロ野球のファンだった
詩織の部屋の家宅捜索、早見明のサインがあった さらに、2人は付き合っており、別れ話で揉めていた、との証言も出て来た 十津川は、執拗に小坂井恵子に食いついた
そして証言を翻させた 早見明は自白し、懲役14年を宣告され、2か月前に獄中で自殺した
田中裕介の写真を入手した 悪そうな顔をしている 池袋のスナックで働いている
浅草に住んでいる早見明の父親、昼から酒を飲んでいた 話にならない
球団の寮長から早見の親子関係を聞く あの父親、息子を捨てたのに、2年前に突然現れ窮状を訴えた 後援会長の仙堂が親代わりだった
小坂井恵子の高校時代からの友人に会う亀井と久保田
最後に会ったのは1年前、彼には奥さんがいる、と言っていた
相手は捜査一課の刑事


週刊誌に十津川のスキャンダル記事が出た “警視庁捜査一課の警部が、付き合っていた小坂井恵子を殺した”
週刊誌の編集部を訪ねる亀井刑事、川合ひろみが記者であることを知る
詰め寄る亀井、“タレコミがあって十津川を追っていた”、と明かす


早見の父親と仙堂にはアリバイがあった
本多一課長は、福島県警に十津川を一時釈放するよう申し入れ受け入れさせた しかし、1週間後までに事件を解決しなければ十津川は逮捕される
十津川と亀井は、早見明が入っていた新潟の養護施設を訪ねる
園長の話、早見明は23年前、6歳で預けられ中学卒業までいた その後、千堂が後見人になり野球強豪校に入った 川合ひろみは、同じく23年前、9歳でやってきた
川合ひろみの不幸な事情、母親が、男の暴力を警察に訴えたが取り合ってもらえず、遂に殺されてしまった 施設ではいじめにあったが、年下の明とは姉弟のようにいつも一緒だった


田中裕介は100万円のバイトを持ち掛けられていた
■その田中裕介が、車内で練炭自殺を装って殺されたようだ
十津川警部は、その男がスペーシアのサングラスの男であることに気付いた ボタンが盗まれたのはあの時だったのか


ヨガスタジオ、直子が川合ひろみを見かけた 生徒に何か聞いている
直子は、自分が十津川の妻であることを名乗り、夫は犯罪にかかわる人間ではない、と明言する 川合ひろみは去った 何を聞かれたのか教えてもらった
菊地詩織が親しかった人物 安川恭子の住所、そして詩織が盗聴器を買おうとしていたことも教えたと言う


十津川は考える 捜査一課の刑事と名乗り、緻密な計画を立てて犯罪を実行する人物 一人いる 世田谷南署の勝村政信警部補


身辺調査の結果、あの日会津若松へ行って戻ってくることが可能だったこと、上野駅のビデオに記録されていたこと、闇金に5000万円の借金があったが返済したと思われることなどが明らかになった さらに今はやっていないが相当な競馬好きだったことも分かった
田中裕介の部屋にも競馬新聞や外れ馬券が多数保管されていた
川合ひろみが警視庁にやってきた 十津川に対する疑いが晴れてきたようだ 川合ひろみは、千堂と浦部が親しそうにしている写真を持ってきた
《まとめ》浦部は捜査一課で仕事をしたかった しかし恵まれなかった 早見明の事件では十津川にひっくり返された しかし、何故、千堂はそれほどまでに十津川に復讐しようとしたのか 親でもないのに その秘密を菊地詩織が握り、千堂を強請ったことが事件の始まりだった 早見明は、千堂の意を受け詩織を殺した 小坂井恵子を目撃者に仕立てた 新潟県人会で浦部と仙堂は知り合った 仙堂は借金のかた代わりすることで早見の事件のもみ消しをやらせた しかし、邪魔された その秘密とは、千堂が早見明を愛したことだった 菊地詩織は、安川恭子に盗聴録音のコピーを預けていた

 

《参考》シリーズのリスト