十津川警部シリーズ26 特急おおぞら殺人事件 2002 TBS 原作:西村京太郎 第二版 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

【警視庁捜査一課】十津川警部(渡瀬恒彦)、亀井(伊東四朗)、西本(堤大二郎)、小西(中西良太)、安原(山村紅葉)、村川(古川りか)、三田村(三田村周三)、山下(山田アキラ)、本多課長(小野ヤスシ)
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札幌、亀井刑事と息子の健一(落合豊)、妻の実家のある釧路へ特急おおぞらで向かう 15時43分着であることを妻の公子(あき竹城)に連絡する

居眠りしている亀井、車掌が息子の帽子を持ってくる 3両先のデッキにあった、と言う 探しに行くがいない 車掌に相談する 帯広駅で降りて乗り遅れたのだろうか

席に戻ると封筒が置いてある “子供を預かった 騒ぎ立てるな 22時、釧路の実家に連絡する”
やはり息子は帯広で降りていた 若い男女と一緒だった、と言う

釧路の実家、妻とその弟夫婦が待っていた 事情を話す
いざ自分の身に降りかかると、警察に届けることをためらってしまう

電話、十津川からだった 犯人から警視庁に電話があった 静かにしているよう忠告してくれ、と言ってきた

警視庁では、この3年、亀井が担当した事件の洗い出しを開始した

22時、犯人から電話、明日また電話する 子供は元気だった
亀井は、所轄への通報を決意する 深夜、作業員に扮した刑事がやってきた

翌朝8時、電話、“8時40分発おおぞら4号の6号車に乗れ”、息子に読ませている 密かに、釧路東署の刑事二人も同乗する

まんじりともせず席で待つ亀井、少女が、女の人に頼まれた、と、ジュースとコースターを持ってくる コースターに、“釧路東署の刑事2人を次の池田で降ろせ、その後缶ジュースを飲め”

池田駅、刑事2人が降り、1人男が乗車する

缶ジュースを飲む亀井、やっぱり睡眠薬か

亀井を呼ぶ声、血の付いたナイフを握っていることに気が付く
■帯広で下車し、10時3分、逮捕される 男女二人が殺されている
 

コースターには、先ほど見た内容と違うことが書かれていた 列車乗っ取りに加担させようとしていた 帯広南署の刑事は完全に亀井が二人を殺したと思い込んでいる

土津川と西本が帯広へ向かう

被害者は服部明(長岡尚彦)35歳と内縁の女

亀井がタックルして逮捕した事件があったことを西本が思い出した 女は坂本陽子(川口裕加)、帯広出身、売春で逮捕された過去があった

翌日、十津川は関係者の事情聴取を行った
一人目は、缶ジュースとコースターを持ってきた少女、女の人に頼まれた、コースターに書かれた内容は見ていない
二人目は車掌、女性は釧路、男性は池田で乗車した
三人目は釧路東署の刑事、コースターには亀井が語った内容が書かれていた
しかし、帯広南署の三浦(深水三章)は、また別のコースターを見せたのだろう、と取り合わない 亀井が犯人だと思い込んでいる

十津川は東京に戻り、新宿にある服部のアパートへ
カレンダーに亀井のイニシャルと釧路のことが書かれていた クラブのライターがあった

府中刑務所で服部と同房だった男は、“あいつは面倒なことはやらない、兵隊のような奴だ”、と言う 周到な計画は、誰か別人が書いているに違いない

服部に女の影があった かなりの美人、クラブではいつも女が勘定を払っていた 付き合いは最近始まったようだ ロートレックの版画を集めていた、とクラブのママ 女の似顔絵が作られた

亀井は似顔絵を見て複雑な思いにとらわれた 3年前に自殺した女に似ている 結城かおり(青田典子)、結婚詐欺師を毒殺した女だった

かおりには兄がいた 結城誠(神田正輝)、画廊を経営している
かおりをマークしていたのが亀井だった 結城は何も知らないと言う

亀井の血液と尿から、薬物の痕跡は認められなかった
あと2日で送検される

亀井は考えた 犯人は二人とも殺している 自分なら女を殺さない 息子の居場所を聞き出す必要がある

結城は1週間の休暇をとっていた

女が死体で発見された 森あや子28歳(青田典子、二役)、モデルだった 部屋から北海道限定のジュース、睡眠薬が検出された 亀井の疑いが晴れた

森あや子の同僚の話、“あや子は結婚するために仕事を辞めた”
結城のマンションに十津川と小西、結城は監視を止めるよう求めて来た

亀井は、サングラスをかけた結城を列車内で見ていたことに気付く

森あや子が亀井の動向を行きつけの喫茶店で探っていたこと、結城は5か月前、末期の膵臓癌であることを宣告されたことなどが明らかになる

結城が姿を消した 亀井を道連れにしようとしている

《まとめ》結城かおりが殺した結婚詐欺師は、多くの女性を騙していた 良家の娘であるかおりが騙されるような相手ではないと多くは見ていた しかし、亀井は疑った
自殺する2日前、かおりは亀井に打ち明けた 自分が殺した 殺した訳は手紙に書きます、と言った その内容、亀井は誰にも内緒にしてきた

十勝平高原、結城は亀井を呼び出した 十津川も同行した
服部は、結婚詐欺師の仲間だったので殺したと言う 銃で亀井を撃とうとする結城に、妹が書いた手紙を見せる
“兄を兄としてではなく愛してしまった 生きていれば兄を苦しめることになる” 兄を忘れさせてくれるものが欲しかったため、結婚詐欺師に騙されてしまった

結城は自殺する 子供は無事だった

《感想》亀井が殺したように偽装するシーン、他の乗客に見られるリスクが大きすぎる ここは無理がある 亀井の血液や尿に薬物の痕跡が認められなかった、と念を押す必要はあったのだろうか

 

《参考》シリーズのリスト   初版

 

2021.04.13 配役名で書き換えた