西村京太郎トラベルミステリー72 十津川警部のラストラン 2020 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

札沼線 新十津川駅~石狩沼田駅間は、1972年6月18日をもって営業を終了した
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【警視庁捜査一課】十津川警部(高橋英樹)、亀井(高田純次)、柿沼(葛山信吾)、北条(山村紅葉)、久保田(伴アンリ)、小林(佐藤正浩)
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20年前春、秀峰ピンネシリ、石狩川、JR北海道札沼線新十津川駅
駅に急ぐ赤松庄五郎(松尾諭)、東京の大学に進学する早瀬由美(黒谷友香)と中園宏司(中村俊介)を見送りに来る 札沼線と3人の友情の永遠を誓う

新十津川町役場で立てこもり事件発生、十津川警部が犯人の赤松に会うためにやってきた
早瀬由美も来ている 2度目の発砲、赤松は猟銃を持っている 目的を問う十津川、“札沼線廃止を撤回しろ”、と赤松

2日前の夜、事件は始まった
バイオ研究所の教授 大島健蔵(久松信義)が、胸を鋭利な刃物で刺され殺された 教授は、ミトコンドリア学の権威だった
第一発見者の女性は、争う声を聞いたが、相手の性別は分からなかったこと、最後に、“トツガワ”、と言ったのを聞いていた

大島教授の妻 絢乃(宮田早苗)が警視庁にやってきた
思い当たるようなことは無いが、最近、野菜を持った人がたびたびやってきて、教授は迷惑そうにしていた、という 野菜の品種改良の教えを乞おうとしていたようで、“トツカワの奴、面倒な奴”、と言っていたと言う

殺害現場近くの防犯ビデオに、野菜を持つ男が写っている

十津川と亀井は、バイオ研究所の准教授 早瀬由美に会う
“世界の食糧危機を救うための研究をやっている”、と由美
ミトコンドリアにはその力がある、と言う
教授は22時過ぎ、由美は0時過ぎに研究所を出たと言う
死亡推定時刻は23時頃、話は合っている

中園がやってきた 研究所を支援しているバイオ関連会社の社長だった 防犯ビデオの男の写真を見て、由美と中園の幼馴染で高校まで新十津川町で一緒だった赤松であることがわかった

赤松は誤解されやすい、と由美 赤松を教授に紹介したのは由美だった しかし教授は、赤松の品種改良は小学生の自由研究レベル、と、こき下ろしていた “私は赤松君を信じたい”、と由美、中園は冷めている

帰り道、“納まりが悪い3人”、と亀井 エリートの2人と問題児の組み合わせのように見える

新十津川署に、赤松の取り調べを依頼する
赤松は家にいなかった 新千歳空港から札幌へ向かったところまではつかめているがその先がわからない

気になる男がいた、と柿沼 ムーア教授は3か月前チームを離れ研究所も辞めている 意見が対立し追い出されたようだ 恨んでいたようだが、1週間前からドイツに戻っている 2日後、帰ってくる

十津川は、亀井と新十津川に向かう 函館本線で滝川駅下車が最も近い

新十津川署は赤松を発見するが、逃げられ、猟銃と車を奪われる
赤松は役場に現れ、資産家の浦野典史(蛍雪次朗)を探し当て、籠城した 13名が人質になっている


由美が制止を無視して中に入り、十津川も中に入る
こんな真似をするわけはなんだ、と十津川、“札沼線を終わらせたくない”、と赤松 そして、“1日だけ時間をやる”、と赤松 2人は外に出る


廃線は既に決定事項、赤松は何故そこまでこだわるのか
そういえば、赤松は浦野を探していた 何か聞き出そうとしているのだろうか
赤松は、屯田陶房で発見された そこで何をしていたのだろうか

“中園を連れて来い”、と赤松
“俺は中園に嵌められた 教授を殺したのは奴だ 奴はこの町にいるはずだ 1時間以内に連れて来い”

由美は、東京で赤松にプロポーズされたが断っていた それが赤松を凶行に走らせているのだろうか

中園は東京にいるはずだった 十津川は、柿沼に中園の所在確認を指示する

■バイオ関連会社のビル屋上に中園がいる 人だかり、そこに柿沼 跳び降りた 柿沼の目の前だった 自殺に間違いない 遺書があった 教授を殺したことが書いてあった

十津川は、新十津川署の広松(斎藤歩)が、中園と由美は逆境を乗り越えて成功した、と言ったことが気になっていた 訳を聞く

由美は育児放棄され養護施設育ち、中園は婚外子で、苦労していた 3人は必然的に結ばれる運命だったのかもしれない
遺書は筆跡鑑定で中園自筆のものであることがわかった
赤松は、中園の死を聞いて猟銃を置いた

中園は研究所の用地を探していたが、浦野の持つ広大な土地に目を付けた 話を進めていたが、教授がやってきて白紙にすると言った 中園君の話は全てデタラメ、とも言った、と浦野は語る

《中園の遺書》
発言の撤回を求めるため教授を待ち伏せたが、その時赤松が教授に声をかけ追い払われた その後中園が声を掛けた 教授は、“根本的にデタラメだからだ”、と言った
翌日、赤松に容疑がかかっていることを知った しかしそれは許されない 死を持って償う

赤松は、あの日、滝川駅で降り、屯田陶房近くで襲われた この時 、教授の死は知らなかった 襲ったのは中園だと思った しかし、遺書に、このことが書かれていない
屯田陶房で目が覚めると、中園と由美からメールが来ていた 教授殺しの容疑がかかっていることが書かれていた そこに警察が来たので逃げた

赤松は、以前、浦野と中園が揉めているところを見ていた 先ほど、中園は教授を殺しそうな顔をしていた、と聞いた

《まとめ》日本に戻ったムーア教授の話は衝撃的だった “あのチームにいたら破滅だと感じていた 早瀬由美はデータを改竄していた 研究者としてやってはいけない恥ずべきことをやっていた 自意識過剰の彼女は許されないことをしている、と言う自覚がない 久松教授は気付いていた 注意したが聞き入れようとしなかった 教授の弱みを握っていたようだ 中園も久松教授も由美の言いなりだった”


中園が自殺した日、新十津川駅に来ていたことがわかった 鉄オタは、軽々と見破った 赤松を襲ったのは中園だった 

下徳富駅のノート、“あの時、あの崖から落ちて死ねばよかった お前は俺のようになるな”、遺書と同じ字だった


28年前、中園の義父が崖から転落死した 虐待されていた中園が突き落とした それを由美が目撃していた 由美はアリバイ証言もした 以降、中園は由美の奴隷になった 由美は、赤松を殺すことも命じた しかし、殺せなかった 全てを断ち切るため中園は死を選んだ しかし由美のことは何も語らなかった

 

《参考》

シリーズのリスト

 

2022.01.05 配役名で書き換えた