炎の警備隊長・五十嵐杜夫8 2010 テレ朝 脚本:橋本以蔵 第二版 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

【信誠警備保障】五十嵐杜夫(小林稔侍)、黒崎主税(小泉孝太郎)、中島秀雄(小林健)、梶英明(地曳豪)、岡安俊平(北村直久)


【13年前の公害事件を隠蔽した4人組】
島津龍之介(山下真司)(特殊法人理事長、元環境庁技官)、徳富晃(久保晶)(半導体メーカー会長)、大久保春樹(内田勝正)(御用化学者)、吉田康彦(松澤一之)(半導体メーカー顧問、島津の元上司)

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銀座のクラブ、島津龍之介の天下りを祝う会に4人が集まっている
唯一、島津だけが13年前に起きた公害事件のことを気にしている

■朝、ジョギングする徳富、襲われる “天罰を下す”、のビラ

車の前に飛び出した子供、急ブレーキをかける
そこに杜夫、子供を介抱し、跳び出さないよう言い聞かせる
運転者に、“謝りなさい”、と杜夫 “謝る必要はない”、と島津
気付く、この男は、研究所を警備している会社の警備員だ
“上司と謝りに来い”、と島津 断る杜夫
“骨だけはありそうだ、新しい仕事をくれてやる”

屋上でミーティング、部下15名に訓示する杜夫
“本日より身辺警備の任務に就く”

4名が身辺警護の任務に就く 黒崎、中島、梶、岡安
対象は島津龍之介58歳、特殊法人日本環境研究センター理事長、と中島、殺された徳富と島津には因縁がある 13年前、六角村で起こった汚染水事件、住民に死者や病人が出たが、汚染水と工場は関係がない、と環境庁は結論付けた 当時の社長が徳富で、環境庁技官が島津だった 訴訟は却下された

警察は、当時の住民の犯行ではないか、と見ている

ラーメン屋、店主の相良耕一(小沢和義)と笹本卓司(泉知束)、“用意はいいか”、と相良、娘の写真を見る

ゴルフ場、カートで移動する3人組、先導する黒崎に、“どけ、邪魔だ”、と悪態をつく島津 大久保と吉田にゴマをする

自宅の監視体制、監視カメラは玄関前、裏口、南に面した庭の3か所、センサーガードで死角をカバーしている

島津は妻の八重子(筒井真理子)と二人暮らし、子供はいない
酒におぼれている八重子、身辺警護を依頼した夫を嘲る
“やっぱりでたらめだったのね” “環境庁がそんなことするか”
激しい夫婦喧嘩、八重子の悲鳴が外に漏れ、警備員が駆け付け仲裁する

屋敷周辺に貼り紙、“13年前の欺瞞を世間に懺悔せよ”

警視庁が島津の事情聴取を行う 担当は大神(金山一彦)と真中(加瀬尊朗)
“徳富会長殺害と汚染水疑惑は関係していると思いますか”、と大神 “ばかばかしい”、と島津 強がっている

夜、外出し、若い女性と会う島津 清楚な感じの娘だった
“警備員は口は堅いよな”、と黒崎に念を押す島津

定食屋で杜夫が食事している 店主は坂本華(大島さと子)
黒崎が島津を連れて来た “侘しい店だな、何だこのメニューは” 威張り散らす島津、しかし杜夫のことが気になるようだ
“割に合わないなあ、安月給で命をかける” 

“金のためじゃない”、と華 “金のためじゃなきゃなんのために働くんだ” 杜夫は無言だった

八重子が離婚届を突きつけるが、島津は破り捨てる 喧嘩が始まる 腹の虫がおさまらない島津、ゴルフクラブを持って庭に出る

突然システムが停止した 復旧できない 慌てる 黒崎は、屋敷内の監視機器の電源コードが抜かれているのを発見する
島津が腹を刺された 救急車、救急救命士の雅子(加藤貴子)がやってくる
島津は病院を指定する 慌てて杜夫が駆け付ける

病室へ、島津が居ない 窓から出たようだ 連れ出されたのか 探し回る 腹を押さえて蹲る島津、近くに怪しい男、さらに一人、相良と笹本だった 二人はタクシーで逃げる

警視庁で写真を見せられ、病院に現れた二人が相良と笹本であることを杜夫が証言する 元六角村の教師と教え子だった

島津は杜夫を責める 警備の不手際だ、責任をとれ
杜夫は、部下に手落ちは無い、と言い張る
電源コードが抜かれていた件、八重子も否定する

その後、警視庁は、物置から凶器を発見する

笑顔で出掛ける八重子、黒崎が後をつける 男と落ちあい、ラブホテルへ

杜夫が病院へ、島津を見舞う 部下を信頼し、顧客の要求を撥ねつける杜夫に対し、“あんたおかしいよ”、と島津 こんな人間に初めて出会った
“13年前、あんたが俺の立場だったらどうしたろうな”

八重子は週刊誌記者と不倫していた その週刊誌が、13年前の事件をスキャンダラスに取り上げている

“どうして犯人はあの物置に凶器を隠したのか”、考える黒崎

■ホテルで、大久保が殺された 同じビラが置かれていた

吉田が島津を見舞う “俺は身を隠す”、と吉田

杜夫が島津の病室へ 島津はトイレで吐いていた 痛み止めの薬
島津は末期癌、余命半年であることを明かし、杜夫の前で号泣する
“私はこんな人生を望んだんじゃない”
腐った役人根性に染まっていった自分を悔いている
“私も後悔だらけの人生です 自分が抱えた業(ごう)のつけは自分が抱えるしかない”

退院した島津に八重子は再び離婚届を突きつける 自分も不倫したが、あなたも若い女に入れ込んでいる “半生を無駄にさせられた” 恨み言をぶつける八重子

黒崎は、八重子が週刊誌記者の小松(村井克行)を引き入れて夫を殺そうとしたのではないか、と疑っている 小松を尾行する黒崎 霞が関のそば屋に入って行った

小松は店員の山岸香苗(近野成美)に声を掛ける 店外に連れだし、島津に接触した訳を聞き出そうとする 黒崎が助けに入る 渋々引き下がる小松

香苗がふらつく 島津が入院した病院に連れて行って欲しい、と頼む

警視庁に、指名手配中の相良と笹本が山中湖で目撃された、との情報が入った

■吉田が別荘で殺された
付近にいた相良と笹本が逮捕されたが、殺人を否定する

島津が離婚届に署名捺印し、八重子に詫びた
翌朝、書置きを置いて出かけた島津 徳富と大久保を殺した、と書いてあった

八重子は杜夫に助けを求める そして、警報システムの電源コードを抜いたことを認める

“13年前の事件からあの人は荒んでいった” 死に場所場所は六角村に違いない

《まとめ》3人を殺したのは、そば屋の店員 山岸香苗だった 香苗は六角村出身 唯一の肉親も殺された 親切にしてくれた島津を刺したのも成美だった むざむざ死んでいった人々を思うとやらざるを得なかった 島津は、病に苦しむ香苗を見て自分のやったことを呪った 全ての罪を背負って死ぬつもりだった ナイフを物置に隠したのも島津だった
しかし、そのやり方では苦しんだ人々、そして自分を救えないことを杜夫に気付かされる
日本環境研究所で記者会見を開き、13年前の非を認めた これで八重子も救われた

《感想》再鑑賞 多くのドラマの中でも出色の出来 山下真司、熱演

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.07.10 配役名で書き換えた

 

2023.11.23 やはり面白いが、相当無理があるのも確か