西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官13 益子焼の里を走るSL特別ダイヤの謎 2012 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

新しく生まれ変わった東京駅丸の内駅舎、そこに警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所がある


トラブル発生、花村乃里子(沢口靖子)と望月春樹(長谷川朝晴)が急ぐ スリの疑いがかけられた、ピアスをつけた若い男が確保されている 身体検査で財布2つ所有 そこに被害者の老人を連れた内海早苗(大塚千弘)、逃げ出そうとする男を取り押さえる 見事な腕前、内海早苗はつい先日赴任してきたばかりの新人捜査官だった

真岡鉄道、JR水戸線 下館駅から茂木駅まで41.9kmの第三セクター
SLも走っている
非番の立花広太郎(金子昇)がSLを見て騒いでいる 撮り鉄のようだ
興奮している立花が、川岸に倒れている女性を発見し、慌てて堤を転げ落ちる 流血している 手に血が付いた そこに女性、悲鳴をあげる “人殺し、誰か助けて!” 生きている “救急車を呼んで”、と立花

東京駅分駐所、巡査部長の昇任試験を受けようとしている早苗、乃里子が所長の野川(筧利夫)に、今朝のお手柄を伝える
栃木県警から電話、立花の身元確認だった 警部補の島崎(倉田てつを)に疑われていた立花
被害者 松田由紀(宮地真緒)について説明を受ける 携帯を調べていた畑中(高松しげお)、恋人らしき男性とのツーショット写真を発見、立花はメールを調べ、その相手が雨宮慎一郎(古澤蓮)であろうと推理する 毎日連絡を取り合っている 立花が、乃里子に連絡し、調べてもらう

松田由紀は、昨晩、東京の雨宮の部屋に泊まったようだ

乃里子と早苗が雨宮のアパートへ 返事がなく、鍵がかかっていない 中に入る 胸に包丁が刺さった男性を発見する 死亡推定時刻は今朝9-10時、包丁の指紋は拭き取られている 今朝、隣人が、男女が諍う声を聴いていた

意識を取り戻した由紀、自宅に入ろうとして男に襲われ、逃げて川岸の堤から転げ落ちた、と言う 雨宮の部屋を9時過ぎに出た

警部補の島崎は、由紀が雨宮を殺し、真岡で自殺を図ったのではないか、と考えた 抗議する立花に、“とっとと出ていけ”

分駐所で、由紀を気遣う立花
フリーライターの雨宮、部屋からカメラや画像データが消えていた
分駐所でも調べることを決断する野川、望月と立花には雨宮の部屋の再捜査、乃里子と早苗には、雨宮がどんな仕事をしていたのかの調査を命じる

望月・立花コンビ、枯れた鉢植えからUSBメモリー発見
隠し撮りしたような男の写真だった 2-3枚を乃里子に転送する

雨宮は、社会派ノンフィクション作家の佐藤謙(小木茂光)の事務所に雇われていた 事務所は荒川車庫付近にあった 外で赤いバイクを磨いている男に取次ぎを頼む
“そんな奴知らん、知らんものは知らん”、と佐藤 取り付く島もない 詫びる男、アシスタントの金谷俊一(岡田浩暉) 金谷が雨宮に仕事を頼んでいたことがわかる


佐藤は、“日本のフィクサーたち”、を連載している、と言う
乃里子は、雨宮が撮っていた男の写真を見せる ためらう金谷、その男が堀場達夫(寺泉憲)であることを認める

野川は堀場を知っていた 10年前、警視庁捜査二課を辞めた
堀場は、栃木県益子町の別宅にいる 野川と乃里子が向かう
堀場は豪邸に住んでいた 内縁の妻 吉竹弓枝(宮本真希)が取り継ぐ
轆轤を回している堀場、窯も保有している 旧交を温めた後、
“何かの間違いじゃないか、私はそれほどの大物じゃない モデルのマネージメントをしたりしている企画会社に過ぎない”
 
一見気さくだが正体を見せない堀場、帰路、何故警察を辞めたのかを野川に聞く乃里子 “業務で知りえた情報を使って、億単位の強請をやっていたが上層部は隠蔽した” 堀場は由紀の写真に反応した

乃里子は、真岡で野川と別れ、由紀のアパートを訪ねることにした
車内で、アパートを監視している男がいる 由紀は監視されている
雨宮との馴れ初めを聞く乃里子、“2か月前、木綿会館の取材で知り合った” 言い争いの件、“雨宮が突然別れ話を始めた 理由は言わなかった 私のため、と言った”
堀場を知っているかの問いに、“姉から聞いた 姉はファッションモデルだったが2年前自殺した 遺書はなかった 雨宮は、姉の死に興味を持っていた”

由紀の姉 亜紀(大島央照)について野川が調べて来た
恋人がいた 代議士の服部圭介(中山俊)、二世政治家、不倫の関係だった 強請られて別れたのではないか 妊娠3か月だった

亜紀と服部を引き合わせたのは堀場だった、と言う

数日後の朝、予想外の出来事が、佐藤謙事務所に脅迫状
“連載を中止しろ、さもないと佐藤は死ぬことになる”
“佐藤は鼻で笑っていた”、と金谷 “佐藤は今、下館にいる 堀場の会社の10周年記念パーティに招待された”

貸し切りのSLで下館から益子に移動し、益子の別邸でパーティを行う
乃里子と早苗もSLに乗せてもらう “何故、堀場は俺を招待したかわかるか、俺を懐柔するためだ おそらく金でも掴ませるんだろう”、と佐藤
そこへ堀場、乃里子と早苗の前で腹の探り合いをする二人、“身の程を知れ”、と堀場、“あなたもこの男に関わらない方がいい”、と乃里子に言う “あっちの方が一枚上手ですね”、と早苗

11時32分、定刻通り益子駅着、ここからバスで別邸へ移動予定だが、堀場が改札を出て行った 益子に着く5分ほど前に電話があり、人に会いに行ったようだ


■堀場が駅外の階段で殺されている 靖子が首を振り、弓枝が泣き叫ぶ 現場を逃げ去る由紀が目撃されていた

乃里子に由紀から電話 西明寺からだった 三重塔、閻魔堂、長い石段がある “疑われていることは分かっていたので隠れていた” 旅館に匿う乃里子、由紀の話を聞く

“電話がかかってきた 11時40分、益子駅のパティオに来い 姉と雨宮を殺した犯人を教える” “仕組まれた罠に嵌められた”、と乃里子
由紀は、その電話を録音していた

そこに、捜査していた島崎がやってきた 由紀が連行された
携帯電話も持っていかれたが、乃里子は既に転送していた
音声鑑定の結果、若い男、声の背景に都電の音

金谷俊一ではないか
金谷は下館まで来て、SLには乗らなかった


《金谷俊一のトリック》水戸線、岩瀬駅でおりて、そこからバイクで益子に向かった 乃里子が確認する

弓枝は日陰者だった 内縁の妻を抜け出すことができない
金谷は弓枝が好きになり、佐藤の勧めで近づいた
二人は堀場を殺し、情報を奪って独立しようとした 金谷は雨宮に手伝わせていたが、手を汚す仕事から抜け出そうとして金谷に殺された 金谷は由紀に罪を着せようとした
弓枝と佐藤は手を組んでいた 佐藤が黒幕だった 社会派ノンフィクション作家に飽き飽きしていた 堀場が言った通り、詐欺師でケチな野郎であることを自覚していた

《大きな疑問》人を信じず、佐藤の脅しも気にしなかった堀場が、何故おびき出され、おめおめと殺されてしまったのだろうか

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.08.07 配役名で書き換えた