一度観たモチーフ、しかしこれではない 調べた
“西村京太郎トラベルミステリー65 伊豆海岸殺人ルート 2016 テレ朝”だった
写真は変わらないが、写真に写っている人の立場が変化したため、その写真に関わる人々を放置できなくなった
2016制作のトラベルミステリーに対し、1995年の本作、古色蒼然、むず痒い
静岡県警松崎西署の刑事で十津川警部(渡瀬恒彦)を慕う米蔵(平田満)、冤罪を主張し、マスコミへの売名を図る女弁護士の田口由香利(沢田亜矢子)、仕事に向いていない二人が事件をかき回す しかも米蔵は田口を好きになってしまう
冒頭、東京拘置所で、無罪を訴える小田悠介(西凛太郎)が首吊り状態で発見される 小田を弁護していた田口が、警察が小田を自殺に追いやったと非難する
小田は、カメラマンの水野(筒井康隆)が自分の無罪を証明してくれる、と言っていたと言う しかし水野は姿を消している
看守の安藤(名古屋章)が小田の首吊りを発見するが、実はその安藤が殺したことになっている 若い小田を、定年間近の安藤がどうやって、しかも拘置所で
7年前、海で少年が溺れ、耳の聞こえない母親 藤島けい子(渡辺典子)が助けを求めているのに傍観した7人、カメラマンの水野は傍観する人々を撮影した カメラマンも傍観者だった
7人の一人が小田、続けて会社員の井村(城後光義)、ソープ嬢の木下亜矢(林由美香)、ライダーの萩原れい子(塚本真弓)が殺される
7人中4人が殺された 残りの3人中、一人は自殺、一人は韓国にいる もう一人は黒木信也(長谷川初範)、この行方が分からない
結局、黒木が、7年経過して更生施設や療養所の理事長となったことが犯行の引き金となったようだが、説得性が弱く、田口由香利と米蔵のコイバナも恥ずかしくてドラマに没入できなかった
【警視庁捜査一課】十津川警部、西本(堤大二郎)、日下(若山騎一郎)、安原(越智静香)、亀井(伊東四朗)、本多(小野ヤスシ)
《参考》シリーズのリスト
2023.06.13 配役名で書き換えた