冒頭、石原明子（片平なぎさ）、秋山（大村崑）、良恵（山村紅葉）による恒例のコント 今回は終活ノートと直葬の話
風車、死体を引きずる回想シーン
清水の骨董商に明子と黒沢春彦（神田正輝）、長すぎた春のコンビ
茶道家元の娘 名木夕美子（清水美沙）に野点に誘われた話、家元の一周忌、後継者を決めるらしい 秋山と良恵も招待されている
二人は骨董商の山田（浅見小四郎）におだてられ、茶碗を二つ購入する
家元の妻 名木志津子（丘みつ子）、長女 夕美子、次女 千鶴（葉月里緒奈）、三女 麻美（馬渕英俚可）
後継者として噂されているのは、家元の直弟子の君島荘司（本宮泰風）、京都支部長の立石一馬（ヨシダ朝）、本命は長女の夕美子であるが、追い上げられていると言う噂が流れている 三女の麻美は君島に熱をあげている
夕美子が亭主、立石が正客、茶碗は昨日明子が購入した茶碗とそっくりだ
■お茶を飲んだ立石が突然苦しみだす 倒れ込んだ立石、妻の元子（泉関奈津子）が縋り付く 元子は、君島と夕美子をにらみ、“殺された”と叫ぶ 明子と春彦は現場にいた
京都府警の狩矢警部（若林豪）、橋口（松永博史）、鑑識の野村（山口竜央）らがやってくる 茶碗に青酸性の毒が塗ってあった
明子の部屋、春彦はあの茶碗に毒物が塗ってあった可能性をチェックした 試薬を持ってきて反応を見るが異常なし 明子にお湯で洗うようアドバイスする 明子が驚く 文字が浮かび上がってきた “逝”と“霊”
野点にあの茶碗を選んだのは家元一家の母子と君島、立石
立石が気に入っていたようなので立石に出した、と夕美子
茶器を保管していた部屋にはだれでも入ることができたという
明子は夕美子に、文字が浮かび上がったことを話し、あの茶碗にお湯を入れてもらう “菊”が浮かび上がった
明子は再度清水の骨董商を訪ね、あの茶碗の由来を聞く
元子爵の家に古美術商が呼ばれ財産の処分が行われた あの茶碗は12客あったという あと2客あったが、先日和服の女性が買って行ったと言う 入荷したら教えて欲しいとも言っていた
顧客の名前を聞いたが、“個人情報”、と口を閉ざす 狩矢に頼んで探った名前、久松聡子（高島優子）だった
明子と春彦が聡子宅を訪ねる 返事がないが、縁側のガラス戸が開いているようだ
■聡子が死んでいた 傍らに飲みかけのワイングラス 毒殺されたようだ あの茶碗は無かった 傍らに花びら
明子は、秋山と良恵をおだて茶碗を探させる ６客集めて来た二人
浮き出た文字は、“戸”、“妙”、“永”、“寺”、“千”、“於”
そして“逝”、“霊”、“菊”
再び骨董商、新聞に載った聡子の写真を見て、“買ったのはこの人じゃない”
麻美は、殺された聡子が、君島を狙っていたことを知っていた
家元の妻 志津子は、立石の事件が解決したら後継者を決める、と宣言する
三姉妹の次女 千鶴の実母は祇園の芸子だった 立石の妻 元子は三姉妹を罵る 千鶴は自分が後継者になろうなどとは考えていなかった 志津子は千鶴を引き取り、実の子のように育てた
麻美は、聡子の家に君島が足しげく通っていたことを知る 麻美は君島を疑い出す
明子は骨董商に三姉妹の写真を見せる 千鶴を指さす骨董商
明子は千鶴に会いに行く 千鶴は祇園ばやしを聞いて耳を塞ぐ 母に虐待された記憶がよみがえる
もっていた茶碗、浮き出た文字は“代”、“鶴”
“戸”、“妙”、“永”、“寺”、“千”、“於”、“逝”、“霊”、“菊”、“代”、“鶴”
置屋で鶴千代（立石由衣）の話を聞くなぎさと千鶴 鶴千代は28年前、突然姿を消したという
千鶴は、母に虐待された それが鶴千代なのか、志津子なのか、はっきりしない 元住んでいた家の前に立ち、記憶がよみがえる 虐待したのは実の母 鶴千代だった 向かいの家のばあさんが鶴千代の虐待を証言した
秋山がアナグラムを解く 貴船にある妙霊寺（廃寺）
妙霊寺、於菊井戸、鶴千代、永逝 鶴千代が井戸に沈められているのか
貴船に行き現場を確認する明子 春彦に連絡している時、女に突き倒され崖を転げ落ちた 春彦が一晩中探し回る
《まとめ》聡子を殺したのは君島、邪魔になってきた 麻美が見抜き追及すると首を絞めて殺そうとする
鶴千代を殺したのは夕美子だった 千鶴を虐待する鶴千代から救うためだった 志津子は、千鶴に真実を伝えるため茶碗に仕掛けをした
鶴千代は志津子に、家元との離婚を迫った 鶴千代の後を付けて来た夕美子、志津子は死体を井戸に突き落とした
明子を突き倒したのは夕美子だった 秘密を暴露されそうになりやったことだった
千鶴は志津子に虐待された記憶があったが、実は志津子と夕美子に愛されていたことに気付く
立石は、志津子が鶴千代を殺したと考え、志津子を脅迫し、次期家元への推薦を求めた
立石を殺したのは志津子だった 千鶴は愛されてきたことを知った 千鶴は死んで恩返ししようと考えた 夕美子は、千鶴を次期家元に指名する
《感想》久しぶりに見たこのシリーズ、楽しめた
《参考》シリーズのリスト
2021.06.19 配役名で書き換えた