大都会は愛と欲望が渦巻く魔界である
■夜、六本木、殴り倒された男
被害者は宮内健作（木村勇太）、不良グループの一員でけんかっ早い
現場は人通りが少なく。目撃者はまだ見つかっていない
死体の下敷きになっていた鍵とキーホルダー
キーホルダーの三猿、見ざる言わざる聞かざるの、言わざるが無い
日光で作られた手彫りの品で3万円する 5年間で1,000個売れた
捜査は難航を極めた
■新宿のホテルで男の死体
ロープで首を絞められている 死亡推定時刻は21-23時
被害者は寺尾昭一（土屋裕一）、ジャーナリスト 10年前、恐喝で訴えられた前科がある
ベッドにピンクの塗料が付着、防犯用カラーボールのようだ
整形外科医の上原晋作（武正忠明）や、寺尾と親しそうにしている女性の写真があった 広瀬（村上弘明）の顔色が変わる 妻の妹 木目田由紀子（酒井美紀）だった
由紀子は広瀬を恨んでいる 連絡を取っていない
広瀬は河本美奈代（筒井真理子）に聞く 広瀬はインテリアコーディネーターをしている由紀子に会いに行く
由紀子は顧客対応をしていた
財閥総帥の大橋平太郎（伊東達広）の娘 冴子（安藤聖）と商社専務の松川武彦（金子昇）、ビッグカップルと騒がれている二人の家具のコーディネートを担当している
広瀬は由紀子に寺尾が殺されたことを伝え、アリバイを確認する
カラーボールが使われたのは１件、コンビニ強盗に投げつけたが、通行人にかかってしまった、という
店長はクリーニング代の提供を申し出たが急いでいたようで、氏名その他は確認できていない
その後、クリーニング店の聞き込みで、その人物が明らかになった
ホストの篠沢幹夫（伊藤毅）、しかし、篠沢はホテルに行ったことを認めようとしない
由紀子は寺尾からSDカードを預かっていた 警視庁を訪ね広瀬に手渡す 中身は写真だった 白い車、篠沢、そして大橋冴子、車の傍で不安そうな顔をしている 寺尾が殺される4日前の深夜だった
その日、世田谷でひき逃げ事件があり会社員が死亡していた 車種も一致した
寺尾はひき逃げ事件を目撃し、篠沢及び／或いは冴子を脅迫して殺されたのだろうか
広瀬と門倉涼子（安藤聡海）が美容サロンにいる冴子に会いに行く 冴子はぐっすり眠りこんでいて覚えていない、と白を切る
篠沢はひき逃げもホテルでの殺人も否定する しかし、広瀬から、下手すれば死刑だ、と言われ、運転していたのは冴子だ、と言い出した ホテルには行ったが、既に死んでいたと言う
冴子が寺尾に脅迫されたが、冴子は篠沢に頼み込み、篠沢が話を付けに行った
娘が取り調べを受けた大橋が圧力をかけてきた 課長の大倉（大河内浩）は、篠沢がやったこととして幕引きを図ろうとする
寺尾が殺された日、冴子にはアリバイがあった その日は松川の誕生日で、イタリアンで食事をしていた 裏付けが取れた
寺尾は何故、深夜、ひき逃げ現場を歩いていたのだろう
広瀬は寺尾の領収書を調べ、六本木で宮内健作が殺された日のバーの領収書を見つける バーの店長に確認し、寺尾は二人で来ていたこと、その相手が松川であることを確認する
由紀子は、松川が着けているアクセサリーが、由紀子が寺尾に贈ったプレゼントであることに気付いていた 量産品ではなく、外国で購入した一点物 松川が寺尾を殺したのではないか しかし証拠がない 由紀子は松川に直撃する 危うし由紀子
《まとめ》寺尾は、大橋の政界への闇献金を追っていた
情報を得るため松川と会っていた 松川は寺尾のアクセサリーが気に入り奪った 先に店を出た松川に宮内が因縁をつけた マスコミに報道されていた松川をからかった かっとなった松川は宮内を殴り殺した 寺尾は松川の犯行を知った 松川を脅迫した寺尾を、イタリアンの近くのホテルで殺し、約30分で戻った
由紀子を連れ出した松川は逗子方向へ、後を追う広瀬
葉山のクルーザーに由紀子を連れ込んだ松川は、由紀子を殺そうとする 追いついた広瀬が由紀子を助ける
そしてひき逃げ事件、運転していたのは冴子だったことがわかる
殺人犯とひき逃げ犯、とんだビッグカップルだった
由紀子は、村上への誤解を解く
定年退職した渋谷（綿引勝彦）の後任が渡辺勉（前田吟）、妻が病気になっても仕事優先、娘が渡辺を責める
那須（加藤剛）が、広瀬の二の舞にならぬよう動く
《感想》金子昇＝犯人 崩れなかった
《参考》シリーズのリスト
2022.02.16 配役名で書き換えた