【警視庁捜査一課三係広瀬班】広瀬和宏（村上弘明）、今井直紀（河内浩）、佐野雄二（頼三四郎）、野々村肇（島英臣）、菊池誠一郎（志村史人）、門倉涼子（安藤聡海）、渋沢武（綿引勝彦）、椎谷雅樹（金子貴俊）（新人）
東京、スクランブル交差点、指名手配犯の潜伏場所がわかった
指名手配犯の鬼頭竜次（岡けんじ）、アパート2階の角部屋、三係が突入し逮捕
手錠をかけたのは新人の椎谷、お手柄の椎谷を冷やかすメンバー
椎谷は、河本美奈代（筒井真理子）の姉の息子、伯父の伸介（堀越大史）に憧れて刑事になった
タクシーで、携帯に録画された女の痴態に見入る男たち
半月後、宝石店に椎谷、婚約指輪を買いに来たようだ
目出し帽を被った男が侵入し女店員を人質に取り、男の店員に切りつける
椎谷が男を取り押さえ、店員に警察を呼ぶよう指示するが、椎谷が刺される
■広瀬に報告、椎谷が殺された 一部始終がビデオに録画されていた
椎谷は二人目の男に殺された 犯人は逃亡し、この事件は四係 飯塚（山本龍二）の担当となる
椎谷は結婚しようとしていたが、広瀬は聞いていなかった ただ、叔母の美奈代にだけは伝えていた 母親には言っていなかったようだ
葬儀で、若い女性が悲しむ姿に強い印象を受ける広瀬、椎谷の恋人なのだろうか
捜査は進展せず、半月以上経過した
宝石店を訪ね、店長の篠原弥生（原久美子）、店員の藤田晴美（原絵里）、島本（宮川崇）から事件当日の話を聞く さらに怪我をして自宅療養している草香俊也（渡辺聡）宅を訪ねる
妻の光恵（荒木真有美）と息子と3人暮らしの平和な家庭、草香は息子と蝶の標本を作っていた
草香は下見に来ていたような怪しい人物などに気づいてはいなかった
四係飯塚が広瀬に抗議する 他班のヤマに手を出すな 那須は広瀬に始末書を書け、と言う
広瀬は、椎谷と行ったバーで思い出に浸る そこに渋谷がやってくる 始末書の件、話が大きくなる前に那須が手を打ったこと、飯塚も悪い奴じゃないことなどを伝える
■荒川区汐入歩道橋下に男の死体
被害者は桑名勝（有薗芳樹）45歳、歩道橋から転落したようだが手すりは胸元まである 誤って転落するとは思えない しかし、特に争った跡はなかった
野次馬の中に、椎谷の葬儀で目撃した女性がいた
参議院議員の大場直秀（堀内正美）に脅迫電話、“桑名をやったのは先生だろう”
桑名は、男と二人で、参議院議員の大場に似た男から金を受け取っているところを目撃されていた
広瀬は、鑑識の中原（小林親弘）に女の似顔絵を描かせ、歩道橋付近の聞き込みを行うが成果が出ない
美奈代から広瀬に連絡、椎谷のマンションであの女性を見た 車の番号は控えた、という 時岡真美（小松彩夏）、花屋の店員だった
広瀬は花屋を訪ねる 真美は椎谷と付き合っていたことを認める
そして父親が暴力団組長の時岡基治（石山輝夫）であること、椎谷は悩んでいたが、死ぬ前日、警察を辞めて結婚することを決意したこと、初めて結ばれたことなどを話した
しかし、歩道橋下にいたことは否定した 何故嘘を吐くのか
盗まれた宝石がトランクルームで見つかった
広瀬は飯塚に情報交換を提案する その結果、宝石を預けたのは、暴力団員の薬師寺正明（瀬戸陽一朗）と転落死した桑名であることが判明した 薬師寺は姿をくらませていると言う
《まとめ》真美は家を飛び出していたが、久しぶりに帰ってきた時、薬師寺と桑名が、組長の時岡に宝石の換金を頼み込んでいるところを立ち聞きし、薬師寺と桑名が椎谷を殺したことを知った 真美は二人の後を追い、住処を突き止めた 真美は復讐しようとしたが、何者かが桑名を殺し、薬師寺を殺した
宝石店の店長 篠原弥生は、店員の草香と不倫していた
草香は弥生の痴態を携帯に録画していたが、タクシーで携帯を落としてしまう それを拾ったのが薬師寺と桑名だった
二人は、弥生と草香を強請った 草香は、苦し紛れに妻の光恵が参議院議員の大場と不倫していることを教えるが、薬師寺と桑名は両方を強請った さらに宝石店強盗を手伝わせた
一生強請られる
草香と弥生は桑名を殺し、薬師寺を殺した
薬師寺の場所を父親から聞き出した真美は、波止場の倉庫で刺された薬師寺を発見する 薬師寺は生きていた 草香と弥生にやられたことを告げて死んでいった
真美は二人を呼び出し殺そうとするが、そこに広瀬、説得する
大場は、選挙運動で知り合った草香の妻 光恵との不倫を認め議員を辞職する
《参考》シリーズのリスト
2022.02.16 配役名で書き換えた