奥多摩、駐在所に江波敦史（寺島進）を訪ねて来た警視庁捜査一課の南村陽平（鳥羽潤）
旅館の女将 池原美也子（市毛良枝）に居場所を聞き川へ、江波は川で沢蟹取りをしていた
2か月前、中野で発生した闇金業者 永田キヨ（内田尋子）殺害事件、江波は、永田が取り立てを依頼していた元暴力団員の重村（本宮泰風）と山崎（山口祥行）が永田と揉めていたことを知り、二人が殺したものと考えたが、管理官の加倉井（北村有起哉）は、永田から金を借りていたホステスの中瀬由紀子（杉本彩）を逮捕した 取り調べ時、由紀子は江波に喫煙の許しを求めた 疲れ切った由紀子、同情した江波は許した しかし由紀子は苦しみ出し死んでしまった 自殺したようだ 加倉井は、被疑者死亡として処置しようとしたが江波は納得できなかった 加倉井は江波を左遷した
■昇天峡に男の死体、山崎だった
奥多摩署の石川（つまみ枝豆）は、自殺と思い込んでいる しかし、江波は、山崎が自殺するようなタマではない、と見ており、南村に解剖するよう連絡する
小山康彦（竜雷太）がいなくなった、娘の初音（星野真里）が心配している
山岳ガイドの池原孝夫（鈴之助）、河上京子（小野真弓）らが捜索を開始する 江波も捜索に加わろうとするが、二次災害を引き起こされては困る、と邪魔者扱いされるが、江波が小山を発見し救助する
山崎は殺されていたことが判明する 転落した時の傷は、死後のものだった
奥多摩署で捜査会議、加倉井が指揮を執る
ガソリンスタンドで器物損壊事件、自動精算機が壊された
防犯ビデオに犯人が記録されていた 重村だった その時刻は、山崎が殺された1時間前だった
重村は、愛人にやらせている青梅のスナックにいた 江波はスナックで重村に宣戦布告する
中瀬由紀子の無実を証明できる男がいた 会社員の篠原淳一（小島康志）、南村がアリバイを証言するよう説得している そこに江波、由紀子の子供のためにも証言してほしいと食い下がる 遂に、アリバイを証言する 由紀子とラブホにいた
山崎が殺された日、山岳ガイド訓練所の４WDが、昇天峡の方に猛スピードで走り去ったところが目撃されていた 重村の車ではなかった
山岳ガイドの訓練風景、指導者は河上京子、人形を使って、人を吊り上げる訓練をしている
そこで滑り止めのチョークを使っているところを目撃する江波
山崎が転落した崖に付いていたのは滑り止めのチョークだった
加倉井は、奥多摩署の捜査が杜撰だったと判断し、現場を再検証する
江波も、殺害現場を探していた 血と毛髪の付着した石があった ここで殺害し、崖の上まで吊り上げ、自殺に見せかけるために突き落とした
大柄な山崎を吊り上げることのできる山登りのベテラン、池原孝夫を思い浮かべる江波、しかし動機がないだろう
山崎には犯人のものらしき血が付いていた 住人の血液型調査を石川に指示する加倉井 ピックアップされたのは河上京子だった
闇金の債務者リストに小山が載っていた 中野で製本工場をやっていた小山 しかし、身に覚えがない、と言う
山岳ガイドのテクニック、ライジングシステム、滑車を使うことによって、重さを軽減できる やはり、山岳ガイドが事件に関係しているようだ
初音と京子は親友だった いじめで苦しんでいた京子を初音が救った 初音は、急性白血病だったが骨髄移植で完治した
初音のところに借金の取り立てが来ていたとの証言が出た 重村と山崎だった
初音の血液型も犯人と同じだった 加倉井は初音を連行する
その後、初音は犯行を自供する しかし、骨髄移植で初音の血液型は変わっていた 初音は誰かを庇っている おそらく小山だろう
《まとめ》重村は、借金を返すか娘を差し出すかを決めろ、と小山に詰め寄り立ち去った その後、今度は山崎が来た 山崎は初音を連れ出した 抵抗する初音、石で頭を殴ったのは小山だった 小山は余命半年、刑務所に入れたくない 初音は京子を頼った 京子がライジングシステムを使い、山崎を吊り上げ、突き落とした
重村のスナックから、血の付いた札束が発見された 小山は重村を殺そうとするが返り討ちに遭う そこに江波が現れる
《参考》シリーズのリスト
2021.08.28 配役名で書き換えた