人類学研究室：岬久美子（大塚寧々）、遠藤亜由美（朝倉えりか）、葉山梨香（和季明日香）
警視庁現場資料班：加治川法雄（渡辺いっけい）、守屋直樹（渋江譲二）
警視庁捜査一課：松浪（西田健）、清水（大高洋夫）、生田（猪狩賢二）
■夜、笑いながら札を数える男、刺される 血が滴るナイフ
捜査一課が臨場、被害者はフリージャーナリストの仲里浩司（湯江健幸）、自宅マンション 部屋が荒され、PCが奪われている クーラーボックスが床下に、中に人骨
遺跡発掘現場に人類学研究室メンバー、岬久美子に加治川から電話 鑑定依頼、結果、女性、身長160cm、23-30歳、出産経験あり、転落死と思われるが、腕を骨折していない 15-20年、或いはそれ以上経過、埋められていた砂がアルカリ性で劣化しにくかったため、劣化せず残ったようだ 男性の寛骨（骨盤部分を構成する骨）もあった
仲里は恐喝を生業にしていた 被害者の一人が夏目麻紀（原久美子）、ファッションデザイナー
経歴詐称で脅迫されたが自ら公表し、脅迫に屈しなかった、と言う
スーパーインポーズ法で、失踪者の顔写真と頭蓋骨を比較する
鷹取照美（寺田千穂）、22年前に25歳で失踪、間違いない
洋食店、夫の鷹取行夫（石丸謙二郎）に会いに行く久美子、娘の清香（木内晶子）ともども相手にしたくない様子 清香は妊娠している
店に、野路直子（あめくみちこ）がやってきた 直子は絵本作家、清香が幼いころからの知り合い
直子は照美と同じ高校出身であるが、知らなかったと言う
直子の夫も画家で、スペイン留学中、肺炎で亡くなったと言う
夏目麻紀の秘書 小宮史織（大家由佑子）は、麻紀に対して腹に一物あるようだ
久美子は再度レストランへ、清香の夫 優也（蟹江一平）が留守番していた 清香は6か月検診に行っている 優也は、清香に似た子が欲しいと思っているが、清香は漏斗胸であることを嫌がっており、夫に似て欲しいと言っている
久美子は、照美が転倒しても腕をつかなかった理由を考えている
清香は、3歳の清香を残して失踪した母を恨んでいる 母は男と逃げた、という陰口が聞こえて来た 照美は昔ホステスをしていた
鷹取行夫と仲里が揉めていたという証言が出た 照美はバーテンとともに失踪している
捜査一課は、鷹取が妻とバーテンを殺したものと考えている
男の寛骨、30-40歳、粒状付着物があった
骨に付着していた砂はバナジウムを含み、九十九里浜の砂と考えられた 椿の花粉もあった 久美子、加治川、守屋の3人は九十九里浜へ
パトカーが止まっている 乗り捨てられた車があり、調べていると言う
椿と、立ち入り禁止になっている貸別荘があった
砂浜に小屋、踵の骨、遺体まであった 夏目麻紀だった
秘書の小宮史織は、麻紀が覚醒剤をやっていたことを知っていた
仲里は覚醒剤をネタに麻紀を強請った 麻紀は、300万円と金になる情報を提供した
寛骨の粒状付着物は尿路結石だった
バーテンは生きていた 寛骨はバーテンのものではない
骨が埋まっていた砂の近くに椿はない 誰かが椿の花をささげたのではないか さらに、男性の右手の指が異常に細いことが気になった
優也は、妻に真実を知らせたい、と思っていた 久美子に頼む
鷹取親子の前で事実を告げる久美子、
照美の漏斗胸、遺骨に漏斗胸手術の跡があった 男の骨だった
即ち、照美は鷹取の実子ではなかった
鷹取は語る、“25年前、妊娠している照美が現れ、店で働いた 照美と結婚し、生まれた子供を可愛がった しかし、22年前、照美は清香を残し失踪した 清香には見知らぬ毛布が巻かれていた”
野路直子が描いた絵本に答えがあった 子供を抱いた母親が転倒する場面、母親は腕を離さない
《まとめ》照美は、画家の卵 野路由武（斉藤陽一郎）をホステスをしながら支えていた そこに金持ちの娘 直子が現れ、野路を奪い、スペインに留学させた 照美は身を引き、鷹取の店で働き家庭を持った 野路はスペインで事故に遭い右手が麻痺して絵を描けなくなった 帰国して九十九里浜でリハビリ生活を始めた 野路は、照美とやり直そうと思ったが照美は拒絶した 野路は清香を奪い九十九里浜へ 追いかけて九十九里浜に来た照美、清香を取り戻すがもみ合いとなり、野路、子供を抱いた照美はテラスから転落する
直子は助かった清香を戻し、野路と照美を埋めた それを夏目麻紀が目撃した 麻紀は仲里に教えた 仲里は骨を掘り返して直子を脅迫した 直子が仲里を殺し、それを知った麻紀は直子を脅迫するが返り討ちに遭った
鷹取、清香は真実を知った 照美が戻った
《参考》シリーズのリスト
2021.06.08 配役名で書き換えた