森村誠一の終着駅シリーズ19 死者の配達人 2006 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

1980年夏、山荘、雷雨、色っぽい女
“一人で退屈だったところへ大学生が来て楽しんだ 二人分の宿賃を払ってきた 今夜は寝かせないから”、“首を絞めて、もっと強く”

■女が死んでいる 雷雨の中、男は山荘の近くに穴を掘り女を埋め逃げた

新宿、25年後、牛尾正直(片岡鶴太郎)と妻の澄江(岡江久美子)が食事に来ている 高齢者の話をする

眼鏡店で眼鏡を誂える北野俊也(篠田三郎)

■強盗が、老人の口に粘着テープを貼り、金庫の中身を奪った後、火を放つ 被害者は“カネタメ”84歳、資産家の老人だった
酒を飲み、寝タバコした結果の火の不始末として処理された
肺には少量のススが入っていた

北野佳代(山下容莉枝)が離婚を決意するが、娘の京子(杉本友莉亜)が止めようとする “平凡な人生で終えたくない” 佳代の意志は固かった 夫の俊也は受け入れる

■富山県南砺市井波で火災発生、2軒が燃え、会社社長の今枝義明(清水審大)42歳とその妻 則子(長谷部香苗)40歳、さらに隣家のマツノタキ83歳が亡くなった 今枝夫妻は、金属バットで殺害後放火されていた

火災現場近くで、井波署の刑事 角倉(平泉成)が、赤い眼鏡ケースを拾う

東京、善福寺公園で、北野が娘の京子に、会社を辞めて来たことを伝える “平均寿命まで後30年、自分を見つめ直したい 気ままに旅をしたい”

城端線、井波駅で降りタクシーに乗る北野、庄川峡の橋を渡り、山荘のあった思い出の地を目指す しかし、建物は残っていないようだ

■非常線が張られている この先の山林で死体が見つかった
庄川署の藤井(中西良太)が、タクシーを必要としている若い女を同乗させるよう求める
北野は受け入れる 船でしか行けない大牧温泉に行くとの話を聞き、北野もそこに泊まることにする

船上、“私、死に場所を探していたのです 妻子ある上司とOL、ありふれた話”と女 女は中町由美子(喜多嶋舞)と名乗る

見つかった死体は死後10日乃至2週間だった

被害者は女子高生の菱田真美(武原梢)、暴走族の塩川(上條誠)と家出していたことがわかった 真美殺しを疑われた塩川が庄川署に出頭する しかし、二人はお金が無くなって別れた、と言う “俺は何も知らない 真美を殺していない”

牛尾は、金庫が空になっていたこともあり、“カネタメ”が失火で焼死した、との説に疑問を感じていた 一人で“カネタメ”の身の回りの調査を始めた

スーパーの店長の話では、普段ケチな“カネタメ”が、健康食品のセールスの女と一緒の時は気前が良くなった、と言う その女が、北野佳代だった

牛尾は北野を訪ね、二人は離婚したこと、佳代は今、氷見にいることを聞き出す

氷見線雨晴駅、佳代は引っ越していた 牛尾は、“カネタメ”の事件と、マツノタキの事件に共通点を見出していた ともに資産家で、事故死に見えている

角倉が牛尾を迎え、火災現場を案内する 角倉の見立てでは、マツノタキは巻き添えに過ぎなかった
角倉は、牛尾に、現場近くに残された赤い眼鏡ケースを見せる 中身は男物のサングラスだった

さらに牛尾は、庄川署の藤井に、女子高生が埋められていた現場を案内される
何故、女子高生のみ埋められたのか、埋めなければならなかったのか

大牧温泉に泊まる牛尾、そこで番頭が忘れ物の整理をしているところを目撃し、赤い眼鏡ケースと色違いの眼鏡ケースを目撃する それは、北野のものだった

牛尾は、新宿西署、井波署、庄川署の合同捜査を提案する

【新宿西署】牛尾、大上(吉岡扶敏)、坂本課長(秋野大作)、山路(でんでん)、西谷(石原和海)


新宿西署に北野と由美子を呼び事情聴取した結果、二人は再会する

今枝により、会社を馘になった男がいた 田沢実(長岡尚彦)
田沢は、女子社員にストーカー行為を行い、家まで押しかけた
田沢は今枝夫妻殺しを自供するが、女子高生殺しは否定する

北野と由美子は、運命的に出会った殺人事件の調査を行おうとする

城端駅、菱田真美の家、さらにマツノタキの家、北野は驚く 真美の家と、マツノタキの家の門構えがそっくりだった 真美と塩川は、マツノタキの家の前で別れていた 真美は、我が家とそっくりのマツノタキの家に近づき、犯人と遭遇したのではないか

佳代が現像を依頼し、放置されていた写真を北野が受け取る
“カネタメ”の表札、眼鏡店店員の各務(京晋佑)の写真があった

各務は、サラ金に追われ、既に眼鏡店を辞め、富山県福野町に移っていた 各務と佳代は同居していた

《まとめ》各務も佳代も犯行を認めない しかし、各務の盗まれた車が浜松で発見された
車のキー、キーホルダーに“カネタメ”の金庫の鍵があった 各務は、“カネタメ”、マツノタキ、真美を殺したことを白状する 各務は、佳代は事件に無関係と言っている 佳代を庇っているのだろうか しかし、金庫の鍵を何故キーホルダーに入れたのか、佳代が保証のためにやったのではないか

女子高生が埋められていた場所の近くで、白骨が発見された 25年以上前のものだった
由美子は、北野が殺してしまった金原秀子(赤間麻里子)の娘だった さらに、白骨の傍に、鍵があったが、それは“カネタメ”の金庫の鍵だった 秀子は“カネタメ”の妻だった

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.03.25 配役名で書き換えた