旅行作家・茶屋次郎2 長良川殺人事件 2002 テレ東 原作:梓林太郎 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

夜、下弦の月、船上に2人の人影、ナイフ、1人が落ちる

居眠りしている茶屋次郎(橋爪功)、そこに電話
狂言回しの山倉晋吉(角野卓造)と春川真紀(久本雅美)がうるさいが我慢する

吉村里美(小崎友里衣)が茶屋のアシスタントをしたいと申し入れてきた カメラマンとして取材旅行に同行することを希望している
“長良川、どうですか” 取材先を提案してきた

長良川は全長166km、流域面積1,985㎢、濃尾平野を流れる木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)のひとつ

岐阜グランドホテルで和食界の鉄人と呼ばれる白川清三郎(江藤潤)の料理フェアが開催され、茶屋と里美も申し込む
挨拶する白川、“料理は素材、何よりも水が大事”

体格のいい男が茶屋の方を見つめる 出て行く男を里美が追いかけ話しかける 里美は戻り、茶屋を見て驚いたと言っていた、と語る

翌日、小紅の渡し、屋形船が名物の長良川、金華茶屋で団子を食べ、金華山ロープウエイに乗ろうとするが、里美は帽子を忘れた、と金華茶屋に戻る 先にロープウェイに乗った茶屋、しかしなかなか現れない里美、電話もつながらない、夜になってもホテルに戻らない

翌日、岐阜中央署へ、八百板(鶴田忍)が対応する 八百板は茶屋を疑う
里美の身長、体形、服装を聞く八百板、そこに連絡、里美が見つかった

■船上に男の刺殺体と里美、里美は病院に搬送されていた 里美は危険な状態だが生きている

里美が男を刺し、その後に薬を飲んだように見える ナイフには里美の指紋が付着

被害者は川野和彦(鍛治直人)、関の川魚料理屋の板前だった
川野の妻 百合子(岡本舞)が身元確認にやってくる 事情聴取、里美の写真を見て動揺するが見覚えはないと言う

凶器のカスタムナイフの調査、カスタムナイフ製作所館長の鳥居今日子(高橋かおり)に話を聞く
このナイフは、グリーンベレーが使っていたものだった 川野は軍用ナイフの収集家だった 里美の写真を見て驚く今日子、“彼女は4年前に死んでいる” 川野智香(小崎友里衣)(二役)は百合子の妹だった “事故で死んだ、長良川で”と今日子は言うが、詳しいことは話したくないようだ 百合子を訪ねるが、昔の話はしたくない、と追い帰される

川魚料理屋の近くに鵜匠がいる 鵜匠は語る “智香は橋の上から飛び降りた 携帯電話で話しながら 原因は分からない あの店も客足が減って大変だ かなりの借金があるようだ なんぞに呪われている 今度で3人目、おやじさんも長良川で死んでいる”

百合子の父 川野恭助(笠井一彦)は8年前に死んでいる 事故死とされていた 茶屋は思う 里美は何故嘘を吐いたのだろう 川野は里美を見て驚いたはずなのに

里美の荷物を調べる茶屋、幼い双子の女の子の写真があった

今日子がホテルの茶屋を訪ねる “なんだか怖くなっちゃって”
川野和彦と里美は恋人同士だったが、姉の百合子に奪われた形になった 姉妹は仲が悪かったと言う 幼くして母を亡くしたのに何故
 
里美の誕生日は8月3日、4年前に死んだ智香(二役)の誕生日も同じだった 母親の出生地は岐阜県美濃市、茶屋と今日子は里美の生家を訪ねる 空き家だった 近所の人は語る 里美の母親は、関の料理屋で働いていた

料理屋の主人 川野恭助との間に双子が生まれた 一人は川野の子供として育てられ、一人は母親が育てた 百合子は、母親の違う妹を嫌っていたのだろう

里美はあの双子の写真を見て、ルーツを探ろうとして長良川に来たのだろう
再度料理屋を訪ねる茶屋、女性の悲鳴が聞こえる 百合子が殺されていた
仲居は、百合子が夜中に包丁を持って出かけたところを目撃していた その包丁で殺された

今日子は語る “百合子には板前の恋人 エンドウミチカズがいたが、店の主人 川野が死んだ後店を辞めた エンドウは川野殺しを疑われたが、和彦がアリバイを証言した”

エンドウの実家は郡上八幡、宗祇水が有名だった

 

♪郡上のナー八幡 出ていく時は(ア ソンレンセ) 
  雨も降らぬに 袖しぼる  (袖しぼるノー袖しぼる)

   アソンレンセ(雨も降らぬに袖しぼる)♪

 

 母親の遠藤敏江(柳川慶子)は毎日、宗祇水を汲むのが日課だった 茶屋と今日子がエンドウの話を聞こうとするが、8年間音信不通の親不孝者だ、と不機嫌になる それにしても大量の宗祇水、一人暮らしの母親、何に使う
近所の宅配代理店、母親は飲料水を息子に送っていた
白川清三郎の料理フェアに再び現れた茶屋、今日子を連れて来た 

茶屋は、白川にトラップを仕掛ける “里美の意識が戻りそうだ”
夜、病室に侵入する何者か、点滴薬剤に注射する ベッドにいたのは今日子、照明、茶屋が現れる

《まとめ》エンドウが即ち白川だった 白川は8年前、はずみで川野恭助を殺してしまった 弟分の和彦がアリバイ証言し、白川を店から追い出した しかし、和彦の腕では客足が減り借金が膨らんだ 一方、白川の名声は高まった 和彦は8年前のことを持ち出し、白川を強請ってきた 今回の料理フェアも利益を奪うために計画されていた 和彦を殺された百合子は白川の犯行であることを知り、白川を呼び出し、よりを戻そうと持ち掛けた 板前の包丁を与えようとした “抱いて”と迫ってきた しかし、白川は知っていた、和彦は百合子に操られていたことを 白川は百合子を刺した

《感想》角野卓造のキャラ設定、あそこまでウザくする必要あるのだろうか

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.05.06 配役名で書き換えた

 

2024.04.19 郡上踊りの歌詞を加えた