十津川警部シリーズ11 南伊豆高原殺人事件 1996 TBS 原作:西村京太郎 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

冒頭、南伊豆海岸での殺人、手首を縛られ胸をはだけられた惨殺死体

東京、太田、夜道、若い女が車に襲われ、逃げる女を赤い布がひらめき首を絞める レイプ後胸を切り裂く
練馬、同じことが繰り返される 現場、野次馬の中、鍵を鳴らす音

【警視庁捜査一課】
十津川警部(渡瀬恒彦)、亀井刑事(伊東四朗)、西本刑事(堤大二郎)、中島刑事(山村紅葉)、日下刑事(若山騎一郎)

太田、練馬の2件、ビロードの赤い紐が使われ、B型の体液を残している 3年前の大阪の事件に似ているが、容疑者は自殺している

■南伊豆、赤い紐で手首を縛られた腐乱死体が発見された 死後2か月

十津川と亀井は南伊豆に向かう 電車に20人の男女、奇妙なコンテストで選ばれた
応募用件は、24歳の男女、男はB型、女は指定なし 5,000人が応募した中から選ばれた
電車には主催者の社長 貴見塚正二郎(南原宏治)も乗っていた 美大生の木原夕子(細川直美)、ルポライター志望の荒木由美(八木小織)、登山が好きなフリーター 大島圭介(宮下直紀)の3人が楽しそうに話している

静岡県警の土屋(河原さぶ)が二人を現場に案内する 死角になっており、発見が遅れたと言う 被害者は20歳の女子大生、きれいだった
遺体発見現場に夕子と由美がやってくる 電車で会った十津川と亀井を見て驚き、警視庁の刑事だったことを知りはしゃぐ 驚いたことに、気味悪るがる様子もない

由美は24金のネックレスを拾い、ネコババを決め込む

ホテル、創立24周年企画、ミス・ミスターコンテスト
参加者20名はホテル内の利用料は全て只、その意味、その目的は

目撃証言が得られた 老婆がひな祭りの日、赤い車を現場近くで見た 東京でも目撃証言、赤いポルシェ

由美が、フロントに夕子宛のメモを残して帰ってしまった
残された夕子と圭介は意気投合し、連絡し合うことを誓う

■多摩川べりで由美の遺体が発見された 撲殺だった
由美は赤いポルシェに乗り込んだところを目撃されていた

ポルシェの絞り込み、関東、B型、30歳以下等の条件で、貴見塚の御曹司 伸彦(菊池健一郎)が浮かび上がる

十津川と亀井は伸彦の家を訪れる サングラスをかけた男が出てくる 男は伸彦を呼ぶ 男はポルシェの鍵を借りて出て行く 伸彦は“売れないカメラマン”と自己紹介する
出て行った男は同居している片桐了二(山本耕史)、同じカメラマンだと言う “父の会社を継ぐつもりはない”と伸彦

妙に挑発的だった片桐、十津川は片桐を殺害現場で目撃していた

圭介がキャンペーンボーイ候補に選ばれたと言う 仮契約金100万円 夕子は喜び、受けるよう勧める

十津川は片桐を張るよう指示する 中島と日下、何も起こらない
3週間目、貴見塚から名指しで呼び出された十津川、息子に付き纏わないで欲しい
十津川はコンテストについて質問する 会場を南伊豆にしたこと、創業27年なのに24年としたこと、に対し、南伊豆は会社発祥の地であり、東京に移転して以降24年であることを説明する
片桐に便宜を図る理由については、4年前、息子に輸血してくれた命の恩人だから、と言う

張り込みは続けられた ポルシェが動いた どちらが載っているのかは不明 60km/hから突然スピードを上げた 逃げられた
ポルシェが戻ってきた 片桐が降りてくる 連行する
“弁護士の柴崎(大杉漣)を呼んでくれ”と片桐 “明らかな人権侵害だ”と弁護士の柴崎
 

■荒川で5人目の被害者が出た 死亡推定時刻はポルシェの逃走中 被害者は女子高生だった

何故貴見塚は片桐を庇うのか 隠し子なのか 奇妙なコンテストの意味は

圭介から夕子に電話、結局落選したが、100万円は貰ったと言う

3年前の大阪の事件、今回と同じ手口で3件の殺人があったが被疑者は犯行を否定した後、飛び降り自殺しその後犯行が止まった
2年6か月後に関東で再発した訳は

片桐は海外にも行っていないし、服役もしていない しかし、貴見塚の会社の保養所に2年6か月滞在していたことがわかる 連れて行ったのは柴崎だった

片桐がポルシェで旅に出ようとしている 追尾する西本と日下 ポルシェは200km/h
崖から転落し炎上した 遺体は黒焦げだった 柴崎の証言で片桐であると確認された 大腿部骨折の痕と歯型が一致した

1か月後、夕子が警視庁にやってくる 夕子は語る “おかしなことが起こっている 圭介が夕子に何も告げず突然ニューヨークへ渡り、写真コンテストで入賞したことがニュースとなった 写真を見ると圭介ではない 圭介は殺された”、夕子は泣く 圭介は写真などやっていなかった 片桐に似ていた

伸彦はスイスにいる、と柴崎、留学先で撮った写真を見せる
夕子が、南伊豆の海岸で24金の鎖を拾ったことを思い出した
伸彦の家に飾ってあった写真で、伸彦がつけていたペンダントの鎖だった

スイスに出張した本多課長(小野ヤスシ)、写真の建物は、サイコセラピーが入院する病院だったことがわかる

《まとめ》殺人鬼は伸彦だった 片桐は犯行の手助けをしていた 貴見塚は、会社のため、息子のために犯行を隠蔽した 片桐に似た身寄りのない人物を探すためにコンテストを開催し、圭介を選んで殺し、片桐をすり替えた
南伊豆、証拠探しする夕子を片桐が襲い、伸彦が餌食にしようとする そこに十津川
 

《感想》高名な弁護士のはずの柴崎まで殺人の続行を許し隠蔽を共謀する世界 いくらなんでも、と言う気がする話だった

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.03.18 配役名で書き換えた