わが町Ⅷ 1997 日テレ 原作:Ed McBain「大いなる手がかり」 脚本:鎌田敏夫 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

【西月島署】

森田吾郎(渡辺謙)、栗山隼人(川野太郎)、向井春雄(平田満)、綿貫勝(松井範雄)、鳴海成巳(蟹江敬三)、坂東清文(勝部演之)(課長)


鳴海の娘が家出し、向井が女に惑わされ、吾郎は切断された片腕に遭遇する


“事件のない日の雨はいいもんだな”と坂東、“鳴海がイメクラに通っている、俺たちは危ない年ごろ”、と綿貫


雨が止むのを待つ向井が、積極的な美女に相合傘してもらう


坂東が栗山に縁談の話を持ち掛ける 栗山は断る 雨の日は古傷が痛む そこに、傷を作った向井が入ってくる


妻の繭(有森也実)が職場まで傘を持って迎えに来て、相合傘で家路につく吾郎、フードを被った人物が、バス停で荷物を置き忘れてバスに乗るところを目撃する 旅行会社のバッグ、中を確認、腕が入っている


■手首は切り取られていた 女性、15-25歳、推定身長160±2㎝、鋭利な切断面 バッグの中にはチタン合金の粉、アラミド繊維の粉、男の毛髪、セラミックスの繊維などが入っていた 特殊な場所で働いている人物が関係しているようだ 該当する失踪者を一件ずつ調べて行く


実は、鳴海の娘も2か月前から行方不明になっている 吾郎に打ち明け、捜索願を出すことにする 腕にはヘルペスの痕があったが、鳴海の娘にもあったという


ゴミ回収時、手首が発見される 腕と同一人物のものであった
署に女性からタレコミがあった 前川純子(中込佐知子)が行方不明になっている 向井と綿貫が確認に行く


アパートの部屋には旅行先で撮った男と二人の写真が飾られ、片付けられていない食事の跡があった 管理人の話では10日前に会ったという 母親を訪ねる吾郎と鳴海 “手のかからない娘だった”と母親 指紋が一致した 純子はシンガポールに旅行していた 同宿者は赤沢勉(柄沢次郎)、大学の研究員だった


“二人の仲はとっくに終わっている 一年前のシンガポール旅行はお別れのつもりだった”
赤沢の研究テーマはアクアジェットカッターだった 言わば水鉄砲、チタン合金でもなんでも切れる “僕はこの秋結婚する くだらないことにかかわりたくない”


大学で、向井はあの相合傘の女性に出会う 研究員の片桐美和(久野真紀子)だった “赤沢はみんなに嫌われている”


■赤沢が服毒死した 遺書がネットに投稿され、バラバラにされた遺体を埋めた場所の地図も添付されていた
事件は解決したものと思われたが、遺書は本人でなくてもアップできる、との栗山の指摘に捜査継続が決定される


向井は、自分のような男に接近してきた女性が信じられない 何故、純子のことを110番でなく刑事課に連絡してきたのか 向井は美和に刑事課の電話番号を教えていた


雨の日、向井は美和を食事に誘う コートを着させ、フードを被らせる バスに乗る人物を目撃した吾郎に見てもらう レストランでぎこちない向井 まるで尋問されているような会話を面白がる美和 帰り道、川端を歩く二人、美和は向井を押し倒しキスをする


赤沢が飲んだ毒はパラホルムアルデヒドだった
向井は美和を連行しようとする 美和は怒り、下着のまま同行する 怒りのあまり黙秘する美和 上着を着ようとしない


吾郎が、手首の入っていた袋から、歯の詰め物を発見する
歯科医回りの結果、岡村勝弘(淵野直之)の子供のものであることが分かった
岡村と赤沢は長野県出身、二人とも評判の秀才だったが、岡村はいつも二番手だった 赤沢を超えることだけを考える人生だった 刑事課に連絡してきたのは岡村の妻 映子(元井須美子)だった 映子は夫の屈辱感を知り、犯行も知った


鳴海の娘は五島列島のレストランで働いていたことが分かる 自分で作ったハードルを越えようとしているのだろう、と鳴海は思う
 

向井は美和に謝りに行く “私があなたに興味を持ったことを信じられるようになったらまた会いに来て” 向井も越えなければならないハードルが明確になったようだ
エンディングは吾郎と繭の息子の幼稚園入園式 帰り道、橋の上の鳴海に会う 娘と電話で話し、初めて“ありがとう”と言われたという

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.06.27 配役名で書き換えた