【西月島署】森田吾郎（渡辺謙）、 黒土朝男（佐藤B作）、綿貫勝（松井範雄）、鳴海成巳（蟹江敬三）、栗山隼人（川野太郎）、 向井春雄（平田満）、坂東清文（勝部演之）
隅田川に最初に橋がかけられたのは1594年、千住大橋、続いて両国橋、新大橋、・・・計17の橋が掛けられている いろんなものが橋を通じて運ばれてくる 川の水が汚れたように、人の心も汚れていくのか、それとも変わらないままいられるのだろうか
冒頭、森田吾郎、子供がママと言った、と喜ぶ
お祭り、浴衣の子供たち、覗く男
社長 浅倉（綿引勝彦）宅に集まる会社幹部、株を買戻す算段をしている 会社の危機に緊張感が漂う
電話、“子供を誘拐した、1億円用意しろ、警察に言うな” 妻（松本留美）と運転手の久保（斉藤暁）に子供を探させる いない 妻は株を売ると言う “会社がつぶれてしまう” 警察に電話しようとする夫を止める妻 苦悩する浅倉
子供が帰ってきた しかし、一緒にお祭りに行っていた運転手の子供がいなくなった 犯人が間違った 運転手の子が誘拐されたと知り妻はためらいなく警察に電話する
本庁警部の財前（伊藤敏八）、刑事 杉田（石田登星）、巡査 寺島（音無真喜子）、そして西月島署の吾郎と鳴海が駆け付けた
犯人からの電話は巡査の寺島が受けることにするが、犯人は見破る 盗聴されているようだ
身代金を渡さずに犯人逮捕を優先させようとする警部の財前に猛烈に反対する吾郎、お金を持った巡査の寺島を乗せ、吾郎が運転することになった 犯人を刺激しないようにする
犯人は寝ている子供のビデオをポストに入れていた さらに、お金を入れる紙袋も指定してきた
自動車電話に連絡が入る 首都高3号線から第3京浜、10.8キロポストで停止 双眼鏡で、ワゴン車に寝かせられている子供を確認する
発車、亀石ドライブインの女子トイレにお金を置くよう指示される
出入口は一か所、見張る吾郎と寺島、そこに観光バス、大勢トイレを利用する 一人の女が紙袋を持ちバスに乗り込む 追跡する吾郎 バスに残された紙袋はすり替えられていた
お金を奪われ子供も帰ってこない 警部から罵倒される吾郎 落ち込む
渡したお金は偽札だったことが分かる 秘書のタシロが独断ですり替えていた 株買戻しのためにやった、と開き直る “奥さんも、運転手の子供と知って平気で警察に電話した”
犯人から、血まみれの浴衣が送られてきた “奥多摩の山中に埋めた”と電話が入る
運転手が泣き叫ぶ 山刈りで子供のビーチサンダルが見つかった
運転手の家に電話が入る “パパ”、“子供は生きている 社長に頼んで金を用意しろ”
西月島署、先日送られてきたビデオには、波の音が録音されていた 海ではなく川のものだった 係留されている船を捜索し、子供が監禁されていた船を特定する コンビニのレシートが落ちていた また盗聴用と思われるアンテナも見つかった
コンビニの防犯ビデオをチェックする さらに、ドライブインで撮影した写真の分析から、お金を持ち出すことのできる人物も特定されていた 清掃作業員に化けていた 女の顔と、ピアスの痕が確認された
吾郎が町で運転手の久保と出会った 吾郎が声をかけると久保は逃げ出した
署でこの話をすると、何故逃げた、警察に知られたくないことがあるのではないか 子供は生きている お金を渡そうとしている 張り込みを開始することになった
本庁から罵倒された面々、このまま引き下がるつもりはなかった
受け渡しの日、久保が車を出し、浅倉の妻が銀行へ、お金を持って出発、浅倉と妻が降り久保一人となる 栗山と綿貫が追跡する 車はセンチュリービルの地下駐車場へ
エレベーターに向かう 二人もエレベーターに乗り込む 二人は1F、久保は25Fを押す
1Fで綿貫が降り、二人が25Fへ さらに黒土も25Fの展望台へ 久保は双眼鏡を取り出し子供を確認する そこに電話、係員が久保を呼ぶ 犯人から、刑事の見分け方を指示される
《まとめ》久保は尾行する黒土を殴り倒し、指示通り15Fでダストシュータにお金を投入する 子供は保護され、犯人はお金を手に入れた
子供は、犯人が16時の切符をとっていたことを証言する 高飛びするつもりのようだ
また、本庁の財前警部は、顔写真から、女は速水律子（川上麻衣子）であるとした
空港警察に連絡し、手分けして羽田と成田に向かう 律子は偽造パスポートを持っていた 飛行機は離陸してしまった 悔しがる吾郎、しかし、産気づいた乗客がいて飛行機は戻ってきた 吾郎は、律子と白井（中丸新将）を逮捕する
《参考》シリーズのリスト
2021.06.05 配役名で書き換えた