タクシードライバーの推理日誌26 土地鑑のある乗客 2010 テレ朝 原案:笹沢佐保 | moris11のブログ

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フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

結婚式場から花嫁が駆け降りてきてタクシーに乗り込む

ウエディングプランナーとともに

結婚式に花婿が現れない マンションへ 運転手に同行を求める

新郎の部屋、血痕が複数個所に、しかし誰もいない
 

警察がやってくる 東山秀作(風見しんご)と国代義明(小林健)、タクシーを見て嫌な予感 夜明日出夫(渡瀬恒彦)だった
 

花婿は保阪昇(榊原利彦)、花嫁は石野小百合(尾崎由衣)、ウエディングプランナーは町田恵美子(原沙知絵) 

花嫁が昨夜22時に電話した時は異常が無かった
 

式場に戻った三人、夜明の娘 あゆみ(林美穂)が式場でアルバイトしていた “話がある”とあゆみ “できちゃったの”、

ポカンとする夜明、“検査薬で陽性反応”、と聞いて

“ものには順序があるだろう”、というコントが繰り広げられる
 

結婚式がキャンセルされた 残された血痕はAB型、保阪と同じ
不思議なことに、保阪は三か月前、仕事を辞めていた

 

■二日後、甲賀市信楽の山中に人が埋められているのが発見される
 

夜明に指名、赤坂の結婚式場から大津へ、町田恵美子とあゆみが乗り込む あゆみは不機嫌、

“リゾートウエディングが流行っている 琵琶湖畔が人気”、と恵美子 夜明が元刑事だったことを知り、“何故刑事を辞めたのか”と恵美子、口ごもる夜明に代わりあゆみ、“捜査の過程で知り合った女性のことが誤解され週刊誌沙汰になり、家族に相談することなく警察を辞めてしまった そして離婚した ものには順序があるだろう”とやり返す


琵琶湖グランドホテルに東山と国代のコンビがやってくる
“保阪が何回も恵美子に電話していた、事件があった夜、あなたは何をしていました” 恵美子が疑われている 

恵美子は、“川崎の自宅にいた”と応える 恵美子と保阪は幼馴染だったようだ、との証言が得られていた
恵美子の実家は信楽にあり、父親がいた 陶芸家 町田庄三(中原丈雄)だった

 

あゆみは恵美子に、近くまで来たのだから父親に会うべきだと助言する
実家に帰ると、父は焼きあがった作品を割っていた “帰れ”と父親


保阪は、結婚式場の社長 保阪志津代(東てる美)に会いに来ていた

志津代は信楽出身、保阪は、志津代の25年前に死んだ夫 秋夫(山田アキラ)の連れ子だった 当時保阪は七歳、志津代は保阪を養護施設に入れ東京に出た


“昇とは就職の話をしていた 結婚式場で働きたいと言ってきた”と志津代
 

捜査一課長の神谷雅昭(平田満)は恵美子を疑っていた 

“土地鑑がある”
保阪の死亡推定時刻、恵美子にアリバイが無かった


保阪はこの三か月、金回りが良くなっていた 
 

恵美子が夜明を指名し、赤坂から川崎の自宅マンションに帰る 部屋でコーヒーを振る舞う
 

■志津代が自宅で死んでいるのを専務の浅倉洋助(河西健司)が発見する 玄関の鍵は開いていた
 

保阪のポケットから採取された土は神奈川県のものだった 保阪は信楽に埋め直された
 

保阪秋夫は25年前に死亡したが、会社が倒産し生活が荒れていた 志津代は祇園の料亭で働いていた 秋夫には六千万円の保険が掛けられており、志津代が受取人だった 
 

京都府警刑事 矢口(野口貴史)から当時の話を聞く東山と国代
志津代にはアリバイがあった 料亭の女将 谷畑千江(山田スミ子)の話では、“志津代の身体には痣があった 暴力を振るわれていたようだ”
料亭に信楽焼の狸があった 志津代に紹介された陶芸家の作品だった 町田庄三だった

 

《まとめ》25年前、会社が倒産し、妻の志津代に当たり散らす秋夫、志津代は町田に苦境を訴え、夫を殺すよう依頼する

志津代が電話で誰かに依頼して父親を殺したことを話しているのを聞いた7歳の保阪昇、志津代を探していた 結婚式の相談に来て恵美子と会い、志津代の消息を尋ねた 遂に、結婚式場の社長が志津代であることを知る
志津代に会った昇が、電話を聞いていたことを告げると、志津代は、“町田が父親を殺した”と吹き込む

志津代は、夫を殺させたにも拘わらず、町田を捨て東京に出ていた 町田は利用されただけだった
保阪昇にマンションに呼び出された恵美子は、保阪が父を強請っていることを知り、恵美子に、“金がないなら別のもので支払ってもらう”、と襲ってきたとき、灰皿で頭を殴り、殺してしまう

車に乗せ、神奈川の山中に埋めたが、志津代に連絡を受けていた町田がそれを目撃していた 町田が掘り返し、娘を守るために、信楽に埋め直したのだった
志津代を殺したのも恵美子だった

志津代は恵美子が保阪を殺したことを知っていた

恵美子を飼い殺しにするつもりだった

アリバイ作りは夜明を利用した

志津代の死亡推定時刻は、自宅の照明点灯を近隣住民が目撃したことで絞り込まれていた 結婚式場で使う遠隔操作がヒントとなり夜明が見破った
金のためなら何でもやる志津代が引き起こした悲劇だが、夫の秋夫、息子の昇の三人組が町田親子を巻き込んだ事件だった


《参考》シリーズのリスト

 

2022.07.10 配役名で書き換えた

 

2024.02.13 夜明、町田、娘一人、ワシと同じ