浅見光彦シリーズ33 後鳥羽伝説殺人事件 2009 フジTV 原作:内田康夫 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

鎌倉時代、後鳥羽法皇、承久の変、
“我こそは新島守りよ隠岐の海の荒き波風心して吹け”


尾道の古本屋、正法寺美也子(梅宮万紗子)が、“芸備地方風土記の研究”に出会う “何で私の本がここに”


浅見雪江(野際陽子)、光彦(中村俊介)親子が妹 祐子(山口あゆみ)の墓参り、十三回忌を過ぎた


美也子が三次へ、


■雪江へ電話、正法寺美也子が殺された、三次で
光彦が広島へ、美也子の母 澄子(銀粉蝶)と兄の尚之(清川寛)も身元確認のため


美也子は四泊五日で旅行中だったが、一日延ばすとの連絡があった 後鳥羽伝説の地を巡っていたが、三次で何者かに絞殺された
美也子は十二年前も、親友の祐子と後鳥羽伝説の地を辿っていた しかし大型台風に遭い、土砂崩れで親友を亡くし記憶を喪失した


広島県警三次南署 野上(火野正平)は、芸備線三次駅跨線橋の殺害現場に家族を案内する
何故美也子が三次に、駅員の証言によれば、美也子は誰かを待っているようだったという


尾道での聞き込みで、美也子は古本屋で、主人(佐渡稔)に、“芸備地方風土記の研究”、の入手先を聞いていたことがわかった

高校教師の池田謙二(伊東孝明)だった


野上と光彦は池田を訪ねる 池田は美也子のことは知らないという どこでこの本を入手したのかとの質問には、神田の古本屋と答える 池田は後鳥羽伝説の研究者でもあった 富士吉田出身の池田は、研究のためにわざわざ広島で勤務していた しかし、何故大切な本を手放したのか、歯切れが悪かった


奥出雲仁多は後鳥羽伝説終焉の地だった 十二年前、土砂崩れが起き民宿を直撃した


■池田が、勤務先の高校で首吊り死体となって発見される 現場検証、ロープに何か付着している 魚の鱗のようだ


捜査の指揮は県警本部捜査一課の警部 桐山(川岡大次郎)がとっている


池田の大学時代からの友人、木藤孝一(神尾佑)の話、
“あいつには恋人がいなかった あんな真面目でいい奴が” 
アリバイを尋ねると、木藤尾は激しく憤る


池田が何故自殺したのか、光彦には動機が分からない
雪江が澄子を訪ねる 澄子は、秘めていた事実を語る 美也子は乱暴されていた 医大の先生から告げられた 他言しなかった それが原因で、当時の記憶を封じ込めてしまっていた


光彦と野上は富士吉田の池田の実家を訪ねる 十二年前、木藤と一緒に後鳥羽伝説の地を旅したこと、探していた本が届けられていたことがわかる その本には、美也子の家の蔵書印が押されていた


■木藤が橋から転落死する 池田の実家に送られた本が入っていた封筒のテープから、木藤の指紋が検出された


光彦は、仁多の民宿で、十二年前の宿帳を調べ、妹たちと同じ日、近くの民宿に池田と木藤が宿泊していたことを確認する
一見、木藤が美也子と池田を殺したように見えるが証拠が揃いすぎている 第三者がいるはずだ 光彦は重大な事実を発見する


《まとめ》十二年前のあの日、池田と木藤、そして実家から合流した桐山、桐山と木藤が美也子をレイプした 池田は見ているだけだった そこに祐子が現れ、民宿は土砂崩れに襲われる 男たちは女性を見捨てて逃げ出した 逃げ遅れた二人、祐子は死に美也子は助け出された 警部の桐山が、過去の暴露を恐れ、美也子と池田を殺害し、それを知った木藤が桐山を強請って殺されたのだった


《感想》シリーズにおいて、家族を失った真実が明かされる 印象的な物語だった

 

《参考》シリーズのリスト

 

2022.02.11 配役名で書き換えた

 

2024.03.09 それにしても、桐山は何故バレないと思ったのだろう