十津川警部シリーズ41 寝台特急殺人事件~さよならブルートレイン~ 2009 TBS | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

【警視庁捜査一課】
十津川警部(渡瀬恒彦)、亀井刑事(伊東四朗)、小西刑事(中西良太)、村川刑事(古川りか)、安原刑事(山村紅葉)、山下刑事(山田アキラ)、清水刑事(矢野喬之)、井上刑事(山口竜央)
【有名な病院】
院長 武田信太郎(布施博) 事務長 田久保涼子(岩本千春)、秘書 高梨一彦(竜川剛)、事務員 橋本ケイ子(貫井りらん)、麻酔医 川島進(青島健介)
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東京駅、スーツ姿の女性を尾行する黒メガネの女、二人は18:03発 寝台特急はやぶさ号 熊本行きに乗車する この列車は大阪から広島まで約4時間ノンストップ 大阪発01:08過ぎ、挙動不審な黒メガネの女に車掌が声をかける


■月島運河に女性の溺死体
死後7-8時間、有名な病院の事務長 田久保涼子だった
田久保涼子は、事務員の橋本ケイ子に“熊本行き寝台特急に乗る”、と電話をしていた 捜査一課 小西と清水は下関で車掌に涼子の写真を見せ、乗車確認をとる 死因は運河の水による溺死だった 死亡推定時刻は2時頃、その後数時間水につかっていた 合理的な説明がつかない
しかし、列車個室から涼子の指紋が検出される
 

小西と清水が病院側の事情聴取を行う 院長は多忙であるとして秘書の高梨が対応する 奥歯にものがはさまったような印象を受ける


東京駅の監視カメラをチェックすると、涼子が誰かを尾行しているようだ 巻き戻すと、対象はスーツ姿の女性のようだ さらに十津川の先輩 大野雄吉(江原真二郎)がいる 十津川は大野宅を訪ねるが不在で、隣人から、“旅行にでている、奥さんは一昨々年亡くなった”ことを聞き出す
この病院の、係争中の医療過誤裁判関係者のアリバイを確認するが特に問題は認められない 山下と村川は、裁判の弁護を担当した法律事務所を訪ね、担当弁護士に会う 監視ビデオのスーツ姿の女 高木美奈子(沢田亜矢子)だった


【高木美奈子の証言】
夫が鉄道ファンだったことから夜行列車が好きになった 夫は6年前、カテーテル検査で死亡した 新人に最新機器の取り扱いを早く習得させるため少々のミスは仕方がない、という院長の考えが事故を多発させている 裁判では金と組織の力で証人は買収されてしまう はやぶさに、田久保涼子や大野がのっていることには気づかなかった


■はやぶさの運行状況調査結果
大坂から広島までノンストップということになっているが、実際は姫路と岡山で運転停車していた 姫路では、一人具合が悪くなり降車している 停車時、ドアは閉められているが、開けることができる窓があった そこから運び出すことは可能である
 

【院長の証言】
事務長は、弁護士の動向を探るために列車に乗った、と秘書から聞いている
自分は熊本出身で、少年時代は貧しかった “なごり雪”が流行っていたころ夜行列車で東京に出て、苦学を重ねて医科大を卒業した 原点に返るために、帰郷の際は夜行列車に乗ることにしている
 

【大野の証言】
3年前、妻が心筋梗塞で倒れ入院すると、院長が冠動脈のバイパス手術を勧めてきた 受け入れてしまったが、誰が手術を行うのか、どんなリスクが伴うのか等の確認をしていなかった 未熟な医師のミスで動脈に傷をつけられたようだ 死亡診断書には“急性心不全”とだけ書かれていた 看護師はミスを目撃していたが、証言は断られた
その他の裁判も負け続けたが、一つだけチャンスがあった 麻酔医が証言することを約束したが、公判の前日転落死し、自殺として処理された
 

【事務員 橋本ケイ子の証言】
田久保涼子は、いつまでも院長について行く気はない、と言っていた
 

何故複雑な方法で涼子を殺す必要があったのか 殺すだけなら、自動車事故を装うなど簡単な方法はある 本当の目標は院長で、夜行列車で帰郷することをルーティンとしていることを利用して殺害するための予行演習だったのではないか そこにたまたま涼子が来たので本番に変更した
 

院長の寝台特急での帰郷
院長はボディーガード二人を伴い、警察は十津川、小西、村川の三人が乗りこんだ 

山下と清水は三宮で高木美奈子を尾行していたが見失ってしまう
姫路までは異常なし その後、犯人が空調設備の破壊工作を行い蒸し暑くなって乗客が部屋を出てくる 自動販売機も停止しており、ボディーガードが水を買えない そこに親切な夫婦がペットボトルを提供する 二人は寝てしまう 

〇疑問点 “細工がされていることを気づかれることなく睡眠薬をボトルに入れる方法” “必ず水を買いに来る保証”など 

広島到着の15分前、警視庁に、“はやぶさの2号車に爆弾を仕掛けた、あと数分で爆発する”との脅迫電話 皆部屋から出てくるが、ボディーガード二人は眠りこけている 消火器が噴霧され、注射器が・・ 十津川が止める 犯人は窓から注射器を捨てる
 

2号車の乗客6人は、全員が医療過誤裁判の遺族だった 全員黙秘する 弁護士の高木美奈子がやってきて、“物証はあるのか、ないなら釈放せよ”、と迫る 広島県警 滝沢(山上賢治)も受け入れざるを得ない
 

運河の水に数時間漬けたまま死体を月島に運搬する方法
鮮魚運搬車等の生簀に入れて運んだ 盗難車が見つかり、生簀から涼子の毛髪、運転席から被害者の遺族、遠山正男(滝裕次郎)と山崎伸也(加藤純平)の指紋が検出された
 

院長の犯罪
涼子は事務員の橋本ケイ子にオルゴールを渡していた その中に銀行の貸金庫の鍵が入っていた 中には不正を記録した書類とカセットテープ 院長が麻酔医の川島を殺害し、偽装を指示した時の音声も記録されていた

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.03.14 配役名で書き換えた