公証人 真山壱成(渡瀬恒彦)は路上に倒れている男を病院に連れてゆく
男は不動産会社社長 鈴木一博(高橋長英)、けがの程度は軽かったが、医師は妻の総子(結城しのぶ)に末期癌であることを告げる 夫妻には娘 百合香(吉田羊)がいるが、他に、亡くなった前妻との間に娘 映子(西尾まり)と孫の男の子がいる 一博の弟 茂(河西健司)は敷地内で家具工房を開いている 公証人 天野正直(蟹江敬三)はその手作りの椅子が気に入って購入した
男は不動産会社社長 鈴木一博(高橋長英)、けがの程度は軽かったが、医師は妻の総子(結城しのぶ)に末期癌であることを告げる 夫妻には娘 百合香(吉田羊)がいるが、他に、亡くなった前妻との間に娘 映子(西尾まり)と孫の男の子がいる 一博の弟 茂(河西健司)は敷地内で家具工房を開いている 公証人 天野正直(蟹江敬三)はその手作りの椅子が気に入って購入した
総子は押し花作家で教室も開いていたが、一博は反対している 夫婦関係は最悪で、総子は離婚届けまで書いたが、夫が末期癌であることを知り、待つことにした
一博は総子、百合香の母娘が嫌いで、孫に全財産を残したい
しかし孫は相続できない 遺贈になる 遺贈は税金が高くなることを知り、遺言を書き換えようとする その矢先、一博が不審死する
そして2通の全く内容が異なる遺言書が出てくる
一通は公証人 天野が作成したもの、一通は映子の前で本人が書いたとされるもの 日付は二通とも同日であった 財産目録にも違いがあり、自筆とされる遺言書からは駐車場が除かれていた
警察は第一発見者の百合香を疑っている 天野は、公正証書を作成した日、一博は手術の前日で、病院から抜け出せるような状態ではなかったことを知り、騙されたことを確信し落ち込む
関係者は他に、不動産会社社員 篠宮敏彦(吉見一豊)、家具工房職人 元村舜(若林久弥)(百合香の恋人)がいる 篠宮は映子と付き合っているが、二人の関係は秘密にしていた
《参考》シリーズのリスト
2022.04.01 配役名で書き換えた