怪しいなと思いつつ、細々と証拠を集めていたころ。
一番の友人に相談し、話すことで気持ちを落ち着けていたころ。
仕事が忙しくて、朝から晩まで働いても評価してもらえず
私生活も仕事も、本当にしっくりしない。
お酒にも溺れてしまい、彼が帰るのか帰らないのかびくびくしながら
知らない間に寝ていたこともあった。
そんなころの元旦那の顔は完全に家族を大切にしてくれていたころの
顔つきではなかった。
変に若作りをし、私の前ではほとんど笑顔がなく、子供と話していても
上の空。末娘はまだ小学生だ。寂しい思いをしていたはず。
クリスマスですら、まともに帰ってこなくなっていた。
なんだかもやもやが続く中、年末年始を過ごし、正月から私は仕事をした。
そんな忙しい年明けのある日、ふいに仕事帰りに私の働く店に商品を買いに来た元旦那。
ちょっとした地酒を置いていたりしている店だったのだが、
「今度の社員旅行に持っていく手土産」と選びに来た。
職場の同僚にもいい旦那っぷりを見せた。
「社員旅行でとある有名な神社が鎮座されている都市に行く」と。
その土地出身の上司の実家に泊まらせてもらうんだという。
この時期に社員旅行?年明けで忙しいこの時期?
その上司の実家に泊めてもらうのに、お土産がいるだろうと。
私の店で選んだお酒や地元の食べ物を自慢したいからと。
そんな言葉を真に受けていた私は「じゃ、これなんかがいいんじゃない?」と
ちょっとした地酒をセレクトし、包装した。
その土地は以前から私も行きたいと思っていた土地。
いつか二人で行きたいね・・・と言っていた旅行先だった。
それをもって、その週の終わり、朝早く5時ごろの始発で出ようとした元旦那に
「そんなに早いの?集合場所まで送ろうか?」と問いかけた私に
「いや、●●さんがピックアップをてしてくれるから、▽▽駅まで行くんだ」と
拒否された。▽▽駅?そんな中途半端な駅で待ち合わせ?
「●●さん、一人で運転なの?じゃ、ちょっとご挨拶したほうが・・・」
というと、「いや、いい、お前も仕事だろ、自力で行くよ」
とかたくなに拒否。
「ん?いつもなら、朝早いときは結構送って~~と言ってくるのに」
となぜか、気持ちがざわつく。
女のカン、だった。
「本当に職場の旅行なのか?」