伊豆市梅木の発電所と水路橋を見に行ってきました。たしかずっと以前行ったことがあるが、もうすっかり忘れて、カーナビに案内させたら、大廻りしてへんな方に連れて行かれ、狭い道をあちこち迷ってしまった、スマホのマップを見たら、すぐ解かり初めからそうすればよかったと思った。

 

水路橋

 

 

明治の終わり頃、電気の需要が高まり駿豆電気鉄道(株)が当時の中大見村に発電所を建設することになり、明治41年(1980)着工、同44年竣工、翌年2基の発電機を増設し、出力670KWの発電所となった。

 

この水路橋は、水路幅3.2m、長さ45.5mで建設には大変苦労したといわれ、使われたレンガは、現場付近にレンガ工場を造り製造した。

水路に使われた石は、柳瀬の馬場沢の石を使用、馬場沢から現場までレールを敷きトロッコで運んだ。

 

当初、発電所の取り入れ口はレンガ造りであったが、途中の水路は土石で、外側にセメントを塗っただけのものであった。

試運転のため通水したところ、この水路橋が崩壊し、イギリスの最新式工法で改修、昭和5年(1930)の北伊豆地震にも耐えたという。

 

現在も通水し続け、発電所は近年無人化され、僅かな電力とはいえ発電もしている。ちなみに当地には他に二ヵ所の発電所があったが、廃止されている。(伊豆市の文化財より)

 

発電所

以前は入口まで行けたが、いまはもうずっと遠くから、囲いがしてあって、入れなかった。

 

 

道路を隔て変電所があった。

 

これだけの立派な構造物がなにか汚い感じ、ゴミも置いてあったようで、自分のように何も権利のない傍観者が言う事ではないが、ずっときれいに保存ができないかなあと思った。(余計なことでごめんなさい)