人工関節にする時の手術室はクリーンルーム、無菌室と言われる所で宇宙服みたいなのを装着して施術されるのだが、手術前説明の時に「クリーンルームと言われる無菌室にて行うのだが、人が出入りする為、完璧ではない」と、説明を受けるだろう。

私は、この病院の手術室の掃除のバイトをした事があるので、その意味は把握済みなのだ。

まず、手術が多く忙しいと最低限の清拭と物資の入れ替え、血液の付着した部分の床掃除で終わる時もある。それに、髪の毛が落ちないように、シャワーキャップみたいなのをかぶり、それ相応の格好で掃除をする

そして、体に付ける装飾品は一切ダメとあるが、看護師は普通にネックレスなどを付けて出入りしている。

まず、クリーンルームと他の手術室の差がわからない。自分が手術をする時に受け入れのクリーンルームにいたメンバーは、その宇宙服みたいなのすらしてない!
シャワーキャップみたいなのを付けて、マスク、手術着、手袋。テレビのドラマで見る普通の光景だ。

これで、感染症やらどーのと言うのが不可思議だ。
手術室の掃除を経験した者からすれば、こんなんでいいの?って、なる。

滅菌の仕方、洗浄に至るまで、全て知り尽くしてるのだから。。。
他院は知らないが、使い回しが全てなのだし。
それが、現実なのだから。

キチンと滅菌はされてるだろうが、裏側というのは、どこでもこんな感じなんだろう。

飲食店で、バイトをした時は、フライ物は落としたら再度揚げ直して出すとかね。

だから、クリーンルームと言って、宇宙服みたいなのを装着している姿のポスターなどが貼ってあるが、実際は、執刀医とその補佐ぐらいが装着してるだけ。

実際、掃除してると、中の風景が扉の窓から見えるだから。。。
CDをかけながらノリノリで執刀する医者や、手術中なのに、違う話しをしながら(扉が出入りで開くと聞こえる)執刀されてるのも現実なのだ。

終わったら、出血の量などを確認して、片付けていいよと言われたら始めるが、入れ替えとなると最低限。

ここの病院は古いからか、どこか破れてたりが普通なのだ。手術台の寝る枕さえ、自分が手術を受ける時は、この枕で何人亡くなったのだろうかとか思いながら横になったもんだ。

使い回しのメスで体を切られるとかね、複雑な思いをしながら、手術室へ入るのだから、見送る家族に2度と会えないのではとの思いが強かった。

まだ、色々あるけど、長くなりすぎるので裏側は四方山話パート2として終わります。これは、私の感想と経験した事と思いなので、他所はわかりません。