Project Amythos旗揚げ公演「空の匣庭」

teamCANNANの公演中止が発表されました。


楽しみにしてくださっていた皆さん。

本当に本当にごめんなさい。


連日SNSや差し入れシステムなどを通して皆さんから沢山の応援をいただいていた手前、このようなお知らせをさせていただくのが大変心苦しいのですが、私としても今回の公演は中止せざるを得ないと感じました。


開幕に向けて座組の皆さんと駆け抜けてきました。

お一人お一人が戦士のような座組で、もっともっと作品を、己の役を良いものにするんだ!という気持ちが溢れかえっている、そんな稽古期間でした。

意見を言い合ったり、関係性を話し合ったり、先輩方を筆頭にプラスな言葉が飛び交っていました。


お二方代役という案も出ましたが(代役を承諾してくださった方、代役を提案してくださった方、本当に本当に有難うございます。感謝してもしきれません)、果たしてそれで良いのだろうかと自問自答した時に、作品のこと、これまでの稽古期間のこと、座組のこと、お客様のこと、いろいろなことを踏まえた上でこの選択をとることが最良だと私自身もそう思いました。


主催のおさきさんが愛をもって書き上げてくださった今作です。


衣装の華やかさも相まってキラキラしたエンタメ作品なのかな?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、蓋を開けてみると登場人物一人一人が魂をすり減らしながらも必死に前に進もうとする生きた証、叫びが詰まっているような作品、だと私は思いました。


この生きた証を皆さんにお届けしない訳にはいきません。


また再結集して皆さんにお届けできることを切に願っています。

そしてもしその時が来たら是非劇場に足を運んでいただけますと幸いです。


teamEDEN23日の19時より幕を上げます。


おさきさんの中でteamCANNANteamEDENが揃ってこその「空の匣庭」という思いがある手前、このような形になってしまい本当に申し訳ないのですが、teamEDENだけでも無事に幕を上げれそうで本当に良かったです。


teamCANNANteamEDENでは、設定や世界観そして役名を共有するものの全くの別物語となっています。(役名も、共有しているだけで別人なのです。)


どうか、どうかteamEDENを見届けてください。

そしていつかお届けできることを信じてteamCANNANのことを楽しみに待っていていただけると嬉しいです。


最後に、年末に向けてどんどん寒くなってきています。

悲しいニュースが多くなってきたり、体調を崩されている方も多いです。


人は身体が冷えるとろくな事を考えない!悲しかったり、落ち込んだり、ネガティブな気持ちになっている時こそ身体を温めるべし!という言葉を見かけ、本当にその通りだなと思いました。


お忙しい時期かと思います。

どうかご無理をなさらず、身体をあたたかくして穏やかな年末をお過ごしください。




teamCANNAN ラグエル

森岡悠