舞台「私の娘でいて欲しい」
全公演を無事に終える事が出来ました。
 
 


改めて、GWという貴重な休日を使って
観に来てくださった皆さんに本当に本当に
感謝の気持ちでいっぱいです。


心から、有難うございます。


人生初の主演舞台…
とてもとても思い入れのある
作品になりました。
(今日のブログ長くなりそうな予感。笑)


去年の4月からお芝居の世界に
本格的に足を踏み入れて
1年後の4月に初主演の舞台を頂きました。


稽古諸々が始まる前から、
この時期に初主演舞台が
ある意味を凄く感じていて、
それこそやっぱりこの1年の集大成といっても
過言では無い、と私自身も凄く思っていました。


主演…座長…正直、
なにをどうしたらいいのかよく分からなくて
今まで出させて頂いた舞台の座長さんを
思い浮かべてそこに自分を照らし合せてみても
自信の無さそうな自分しか見えなくて
とにかく自分の役としっかり向き合って
精一杯やるんだ!それしかないぞ!
と言い聞かせてました。


そして私は温かい空間が好きだから
温かい人が好きだから、
そんな温かい座組の雰囲気を
作っていけたらいいなぁと思っていました。


いざ、稽古が始まって幕が閉じるまでの期間
余裕のヨの字も無くて、
なんならどんどん
無くなっていく頭の中の空白に
戸惑う事もあったけれど学びや気づきが沢山で、
本当に貴重な素敵な経験をさせて頂いたなぁと
強く強く思います。


小屋入り2日目、劇場に向かっている道のりで
(皐月、頑張ろうね。)と心の中で呟いて
泣きそうになりました。


いざ、ゲネプロが始まろうとして最初の音楽が
流れている瞬間に何だか込み上げてきちゃって
泣きそうになりました。


ゲネプロを終えた瞬間にも、今まで感じた事の
無い何かがありました。


この瞬間、この瞬間に感じたものは
言葉で説明出来るような
シンプルなものでは無くて、本当にいろんな気持ち。


ただ、主演という立ち位置に
立たせて頂けたからこそ
感じる事が出来たのだと、確信はしています。


座長として至らぬ点もあったとは思いますが、
私には勿体無さすぎるくらいの
沢山の愛情をくれるキャストの皆さん
そして舞台が決まった事を一緒に喜んでくれて
足を運んでくれた皆さんに助けられ、
無事に幕を閉じる事が出来たのだと思っています。


反省点や課題は勿論あったけど
今出来る全てを出し切ったよ。


これは胸を張って言える、やりきった!


観に来てくださった皆さん
いかがでしたでしょうか?


きっと感じ方は人それぞれだと思うし
解釈の仕方も様々で間違いなんて無いと思いますが
ここからは私が感じた「わたむす」について。


今回台本を初めて読んだ時、すぐに皐月ちゃんに
寄り添う事が出来ませんでした。


「え?なんで今こんな事言ってるの?」って
思ってしまう台詞もあったんです、正直。


でも読み進めていくうちに皐月ちゃんを
身近に感じられるようになって、
そうなれた瞬間は本当に嬉しかった〜。


11歳の誕生日会で実のお母さんから
「もうすぐ家を出ていくわね。」と言われて
連絡も無く、今度は急に14歳の誕生日会に現れて
「娘たちを引き取りたい。」と言われたら
皆さんだったらどう感じますか?


私だったら実の母とはいえ、やっぱり怒りとか
憎しみとかを抱いてしまいそう。


思春期とかも影響してお母さんの事を
嫌いになっちゃうんじゃないかな〜
とか思いました…。


でも皐月はお母さんの事を
嫌いにならなかったんです。
嫌いになれなかったんです。


そこが凄くキーポイントになるような気がしました。


14歳の皐月には今自分の身に起きている事を
割り切る事が出来なかった。


まーちゃんの事をお母さんと呼んでしまうと
本当のお母さんがお母さんじゃなくなってしまう
みたいで怖かった。


でも周りの大人たちは割り切って今を過ごしていて…
想像の世界でしか無いけれど、少しでも皐月に
寄り添おうとした結果毎回毎回皐月でいる時間は
しんどかったです、本当に。


心の奥がムギュ〜ッと押しつぶされるような
感覚がありました。


家族ってなんなんだろう。
親って、大人ってなんなんだろう。
そして子供ってなんなんだろう。


なにかしらのものが皆さんの心に届いている事を
ただただ願います。


皆さんが感じた事、思った事、疑問なんでも
良いのでもしよかったら是非教えてください。


ここからは🌻チームのキャストの方々へ。
 


・浮島弥生役のまいかへ

実際は同い年というのもあって、凄く話しやすくて
まいかと一緒だったから🌻らしい姉妹を
作りあげれたんじゃないかと凄く思います。
私は彼女ほど、素直にそしてストレートに
気持ちを伝えてくれる人に出会った事が
ありません。まいかに「ありがとう」と言われると
嬉しくて泣きそうになるし、
自然と満面の笑みになります。大好きな女の子。
お芝居そんなに好きじゃなかったけど今回の舞台で
もっとやりたくなったんだって話をしてくれて
私はとってもとっても嬉しかったよ。
舞台が終わったから今度は同い年同士
仲良くしてね!本当に本当にありがとう!


・浮島真奈美役のにしむ〜さんへ

感想で書いてくださっている方も
いらっしゃいましたがまず、声が、堪らないですよね。
母性という言葉に音を当てたようなそんな声。
開演前のラジオでもお話しましたが
包容力が半端ないんです。側にいてくださるだけで
安心出来るし、お母さんが出て行ったあと
まーちゃんが私たち姉妹にしてくれた事も
想像出来るし、お父さんが再婚相手に選んだのも
理解出来るようなそんな女性像でした、本当に。
これはまいかもそうだけれど、本番前に
何度もセリフ合わせをしてくださり
有難うございました😢
役を通して沢山絡めて嬉しかったです!


・香川陽子役のみおちゃんへ

観てくださった方は分かるかもしれませんが
陽子ってとっても難しい役。
共感さえもなかなかできない点がちらほらちらほら。
でも、吉岡さんの言葉を借りますが
陽子の中にあるのは正義と信念な訳で…
特に最後の皐月が溜め込んでいたものを吐き出す
シーンは本当に難しかったよね、みおちゃん🤣
ただみおちゃんはいつだって素直な反応をくれるから
やりやすさもあって、一緒に作ってるんだなって
凄く感じて、あのシーンは私にとっても凄く
大切なシーンになりました。
同じ福岡出身同士
これからもよろしくお願いします!
沢山の愛を本当に本当に有難うございました!


・浮島智人役のまさきさんへ

まさきさんは2つの稽古を抱えていた
というのもあって本当に大変だったと思います。
しかも私も3月はなかなか稽古に出れなかった
というのもあって、実際にしっかりと役を通して
コミュニケーションをとれたのは
稽古の後半からでした。
ただ、まさきさんのお父さんが加わった時に
凄く作品の奥行き(?)みたいなものを感じて
お父さんの存在って凄く大きいんだな〜と
改めて感じました。新たな発見もあったし
なにより安心感がありました。
智人はダメダメなパパさんだけれど(笑)、
沢山の愛情を持って接してくれていたことに
皐月を通して気づいていました。有難うございます!


・浮島沙弥役のみうちゃんへ

皐月にとっては叔母にあたるわけですが
沙弥姉は勿論、みうちゃんからも沢山の愛情を
注いで貰えて本当に感謝以外の何物でも無いです!
たっっっくさん気にかけてくれて、
私はお姉ちゃんがいないので実際にどうかは
分からないんですが、優しいお姉ちゃんがいたら
こんな感じなのかな〜?なんてよく考えていました。
そして同性としても凄く憧れちゃうくらい
可愛くて、メイク、服装、稽古場に持ってきている
お弁当、全部全部が憧れ!!!素敵!!!
今度一緒にお買い物行こうって話してるんだよ〜♪
いいでしょ〜😏♪笑


・相川悟役のまことくんへ

今回の作品はバランスがとっても難しかったんです!
内容としてはズシリと重みのあるものを
コメディとしてお届けしようとしていて
そこが面白いところだからこそ、物語を客観視
出来ないとてんやわんやになる…!
そんな中、まこと君は客観視を大事にしようと
してくれていて、悟君も周りが凄く見れる人だから
そういった点でも凄く助けられていました。
そんでもってツッコミ要素満載なところも
まこと君の面白いところですよね!笑
お団子だけじゃ無くしっかり
盛り盛り食べてください!笑


・小島佑花役のこはちゃんへ

小動物のような普段のこはちゃんからは
想像出来ないエネルギッシュかつ
我が道を行く佑花さん。
この作品にとって、とっても素敵なスパイス♪
いざ、舞台の上で今まで稽古で
積み上げてきたものを出すってなると、
やっぱり環境も違うし緊張する事だってあるし、
あれれれれ?ってなる事があったりするけれど、
こはちゃんの佑花さんの安定っぷりは
凄まじいものでした。
きっと私たちが知らないところで、
更に積み上げてきたものがあったんだろうなぁ、
凄いなぁ、私も頑張るぞ!という気持ちに
させて頂きました!


・崎本桜役のふみちゃんへ

初めて会ったのは、ふみちゃんがオバスマを
観に来てくれた時。少し先になっちゃうけど
よろしくね〜なんて話をして気づけば、わたむすは
終わっていて本当に時間ってあっという間!
舞台大好きオーラがダダ漏れのふみちゃん、
最高だし、これが好きって気持ちを持っている人は
本当にキラキラしてるなぁと思わせてくれる。
ふみちゃんも、凄く客観視が出来る人。
この作品のバランスを整えてくれてありがとう。
ふみちゃんの力の入りすぎない
絶妙なお芝居の虜です。


・遠山慶役のともちゃんへ

観に来てくださった方がびっくりする事を
今から言うね…この子初舞台なんよ!しかも年下!
びっくりすぎない?私は未だにびっくりしてる!笑
貴重な初舞台に携わらせて貰えた事にまず感謝です。
志にお芝居に、とても素敵なものを持っている
ともちゃんに私は刺激を貰っていたし、こんなに
大人っぽいのに年相応の無邪気な一面も
持っていて…素敵だよ、本当に!
今回私が初の座長で頼りない部分もあったと
思うんやけど、そんな私に付いてこようとしてくれて
本当にありがとう。とっても嬉しかったよ、私!


・川峰由紀子役のるいちゃんへ

ともちゃんが初舞台だったのに対して、るいちゃん
にとっては最後の舞台。携わらせて頂けて
本当に本当にありがとうございます。
やりたい事が尽きないんだよね〜と話してくれた
るいちゃんのキラキラさは凄まじくて
かっこよかった!
普段は自由なゆきちゃんだけど、
ちゃんとしっかりした一面も持っていて、
とあるシーンでまっすぐぶれる事無く私を
見てくれる姿が凄く好きでした。
本当に本当にお疲れ様でした。
次のステージで輝くるいちゃんを応援しています!


・そして🌹で同じ皐月役だった、ななほちゃんへ

まずは、初舞台、そして初主演
本当に本当におめでとう!&お疲れ様!
この作品が、皐月が初めての役ってのは
本当に凄い事だと思っています…!
もし私が初舞台で、初主演で皐月役ですって
言われていたら足がブルブル震えてしまいそう…🥶
だからこそ、本当に本当にお疲れ様。
ダブルキャストの面白いところは、
同じ作品でも捉え方の違いで
全く別の作品に見えるところで
4月の頭に🌹の通しを見て「うおお!」となって
ゲネプロで久しぶりに見て更に「うおおおお!」
と、なりました。
へこたれそうな時もあったんだけど
ななほちゃんの存在があったから、
もう一人の皐月の存在があったから、
凄く凄く心強かった!
次は、また別の作品でご一緒出来ますように…♪


・脚本、演出吉岡さんへ

最初台本を読んだ時に、
ぐちゃぐちゃだなぁという印象を受けました。
これは皐月の気持ちに対して感じた事で、
実際間違いではなかったけれど、最初と今では
何か明らかに違うものを皐月から感じられました。
初主演作品で皐月を演じさせて頂けた事
本当に感謝しております。
吉岡さんのブログを読んで尚一層皐月の想いを
しっかりと届けたいと思ったので
終演後のツイートは凄く凄く嬉しかったです。
是非また、よろしくお願い致します^^


そして、もう一つ。これは余談(?)だけれど、
今回の舞台は上京して初めて出来たお友達と一緒に
お仕事が出来た作品でもありました。
まさかこんな日が来るとは!って感じで
とてもグッとくるものがありました。
改めて素敵な機会を本当にありがとう。
見守っててくれて、サポートしてくれてありがとう。
もっとも〜っと頑張るから、また一緒にやろうね^ ^




…といった感じで書き進めてきてお気づきの通り
なかなかの長文になりつつあります…

が、書けば書くほど言葉が出てきてしまうので
もう少しお付き合いください…(笑)




前の文章でも書きましたが、
今回本当に沢山の愛情を周りの方々から頂きました。


勿論今まで出演させて頂いた作品も
素敵な方が沢山で本当に人に恵まれているなぁと
感じているんですが、こんなにも愛情を
ストレートに伝えてくださる座組は初めてでした。
なんなら、もう照れました、普通に(笑)


皆さんがオープンに接してくださるから
私も自然とオープンでいられたし、
打ち上げで誰かがウォンウォン泣いて
「何泣いてんの〜?笑」とか言いながら
周りもウォンウォン泣く…みたいな本当に
オープンで温かくて家族みたいな座組だったなと
凄く凄く思います。
 
 
 
 



誰かにとっては初めてだったり、
そして最後だったり、全員共通する点といったら
平成最後の舞台であったり
なにかしらの節目となる作品をこうやって皆で
怪我なく全員で終えれた事に感謝ですね。


初主演という事で、沢山の方々に
観て頂けました。本当に本当にありがとう。


目を見て直接お礼を言えなかったのが
心残りですが…近々そういった時間を
作れるように計画中ですので、
実施出来るように願っててください^ ^


観に来てくれた家族、親戚、友達、
み〜んなに、ありがとう!


そして、この作品を生み出してくださって
皐月と出会わせてくださった吉岡さんに感謝します!


またお会い出来る日を夢見て…
皆さん本当に本当にありがとうございました!
 
 


🌻浮島皐月役 森岡悠
 
 
 
 

《 今後のお知らせ 》


🔸ZERO BEAT. 第五回本公演『怪盗協奏曲』
作 足立英昭
脚本 演出 ZERO BEAT.
 
【公演期間】
2019年5月28日(火)〜6月2日(日)
【劇場】
ザムザ阿佐ヶ谷

【企画・制作】

ZERO BEAT.

 

チケット発売は5/3の12:00〜

また随時お知らせ致します!

 

 

🔸企画演劇集団ボクラ団義vol.22特別本公演『関ヶ原で一人』

作・演出 久保田唱

 

【公演期間】

2019年7月4日(木)〜7月15日(月)

【劇場】

池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER

 

詳細はこちらから→http://bokudan.com/news/sekigahara/
 

 

 
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