20匹のギャングで食事は台所 家族揃って食事無理 





以前 ラストレターと言う映画を見ました。

障害のある少女がELVISに憧れファンレターを出すんですが
待てども待てども返事は来ません。
施設にいる他の子は家族がむかいに来てクリスマスを家で過ごします。
この子はむかえに来る家族もいません。ファンレターを出すことを勧めた
施設関係者も後悔していた時沢山のプレゼントとELVISからの返事が来ます。
確か 返事が遅れてごめんねって書いてあった。
実話に基づく映画です。

ちょっと調べたら探せました。マルコピーです。申し訳ありません。


 1980年アメリカ作品。監督はガス・トリコニス。出演は、『リトル・ロマンス』『トスカーナの休日』などのダイアン・レイン、『スーパー・マグナム』のデボラ・ラフィンなど。小児麻痺の少女とエルビス・プレスリーの交流の実話を元にした感動作。

 これは実話です。実在の人物リナという女性が体験を綴り、アメリカでベストセラーになった『エルビスに愛を込めて』という原作を元に制作された作品です。小児麻痺の少女カレンのエルビスに対する想い、彼女を献身的に支えるリナの愛情、カレンのファンレターに返事を送るエルビスの豊かな人間性など、涙無しには観ることの出来ない名作中の名作です。生まれながらにハンディキャップのある子供たちが暮らす施設が舞台なので、子供たちに愛情をそそぎ、献身的に接するスタッフたちの人間性だけでも感動的ですが、コミュニケーションが不可能と、誰もが諦めてしまった自閉症の少女にも、諦めずに愛情を持って接するリナの姿には、天使のような善良な心が感じられ、号泣させられます。実話を元にしているので、派手な演出はありませんが、主演のダイアン・レイン、デボラ・ラフィンの好演で、リナや、他のスタッフたちと子供たちの愛情に満ちた関係がじっくりと描かれています。また、施設が恵まれた自然環境の中にあり、美しい山や湖の風景の映像も、ため息が出るほど美しく心が癒されます。本当の家族以上に強い愛情で結ばれたリナとカレンの絆、自分のエゴより子供たちの為に生きようとするスタッフの人間性は、大きな感動を与えてくれるだけでなく、理想の人間像としてのお手本を示してくれているようで、頭が下がります。多分、ほとんどの人が号泣してしまう作品だと思います。ハンカチよりタオルを用意してから鑑賞する事をオススメします。唯一の難点は、この作品の中でエルビス・プレスリーの『ラブ・ミー・テンダー』がテーマ曲のように何度も使われているので、この作品を観てしまうと、『ラブ・ミー・テンダー』を聴くたびに泣けてきてしまう事です。一人で居るときはいいんですが、誰かが居る時に、いきなり泣けてきたりすると困るんですよね。

あなたは奇跡や希望を信じている

 誰とも会話しないカレンに、施設のスタッフはコミュニケーションを諦めてしまいましたが、リナだけは諦めませんでした。何もしないで奇跡を待っていたら何も起きないかもしれませんが、奇跡や希望を信じて諦めなければ、本当に奇跡としか思えないような事も起こります。奇跡とは、人間の強い信念や希望によってもたらされのかもしれませんね。

利己心は義務感より、強い動機になりうる、

 リナの働く施設の創設者は、自分の子供が障害者だった為に施設を創設します。自分の子供を受け入れてくれる施設がなかった事が理由ですが、自分の利己心がキッカケになって、結果的に、同じような悩みを持つ親子を助ける事になります。自分の苦しい経験によって、同じような境遇にある他人の苦しみを理解する事ができるようになり、人助けができるようになるなら、そんな利己心も悪いものではないような気がします。

この美しさと、あの悲惨さを同居させた人

 リナのルームメイトが散歩しながら、大自然の美しさに感動しますが、同時に、生まれながらにハンディキャップを持つ子供たちの悲惨な現状に心を痛めます。神様に対して怒りを感じているようですが、聖書の中にあるように、天国は苦しむ人の為にあるのかもしれません。この作品の主人公のカレンも、きっと天国で幸せになっているんじゃないでしょうか。そう考えないと辛いですね。