認知症の父親が花壇のブロックに両手をついて動かなかった
リビングからその異様な光景を目の当たりにしておかしいと感じた
傍に行って声をかけたが、よだれを垂らすだけで私の声が聞こえていない模様
これはおかしいと思った
父親を抱きかかえてエアコンを入れっぱなしにしておいた部屋に連れて行った
どんなに大声で呼んでも反応なし
すぐ救急車を呼んで総合病院に搬入
点滴を2パック
長岡は34度ほどまで気温が上がってたから体力のない父は一瞬で熱中症になってしまったようだ
あのまま放っておいたら
今頃は葬儀の準備だったんだろうな
認知症患者と熱中症患者の行動パターンの判別はとても難しいと痛感した
でも、救急車を呼んで正解だった
正直な話、
私は熱中症の発症者に出くわしたことがなかったから、
意識を失って地べたに倒れこむんだとばかり思っていた
父は違った
花壇のブロックに手をついて腰を曲げ、私が確認しただけでも1時間同じ姿勢だった
草取りをしてるんだとばかり思っていた
ブロックに顔から倒れたら大変
倒れる前に気づけてよかったな
父が在宅の時は家を留守にできないって痛感