東京オリンピックの談合問題で感じたこと

 

自分が公共事業の担当をした時に談合を防止するため指名業者を特定しないで、誰でも入札に参加できる格好で入札を受け付けたことがある

普段の数倍の業者が入札に参加したし、工事設計額の半額で落札された

とりあえず建物は完成したけれども、2年後にその施設を訪れたら悲惨な建築物と化していた

いろんなところで手抜き工事がされたということだ

工事担当の一級建築士も見抜けなかったずさんな工事

その会社は今は倒産

 

談合は良くないことなんだけれども、だからといって誰でも入札に参加も弊害が多い

安ければ安いなりの成果品になることも覚悟しないといけない

 

今回のオリンピックにおいては元理事へのお小遣い数億円が入札額に上乗せされているはず

企業は損なんかしないから

 

談合は良くないけれども

未熟な日本国内において

公共事業を合理的に実施する方法って難しい気がします