ヘリテージカーS30Z、定期運転実施。 | S30Zリビルターのブログ

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今晩は!

 

休日はいろいろやることが多くなり、自分の時間は以前よりも少なくなってきました。

先週末、少し自分の時間が出来ました。

 

この時間を使って、動態保存しているS30Zの定期運転を実施。

 

HNは‘S30Z’と言っていても、たまにしかZZが出てきてませんでした。

所有しているS30Z、どうなっているのか?

 

 

車庫から自走して、自宅に入って写真を撮りました。

今でも健在です、私のS30Z!

 

 

この車には、安全対策として、メイン電源をカットオフする電源スイッチを備えています。

写真右側に赤い部品が確認できます。

 

この部品は、競技車両によく見られます。

万一のことを考え、自分のS30Zにもキルスイッチを取り付けています。

一か月余り試運転できていませんでしたが、最初エンジン始動が困難でしたが、数回セルスタートをしたらエンジンが始動しました。

 

そう少しエンジンを動かす期間を短くした方が良いかもしれません。

 

 

S30Zを動かした時間はもう午後5時。

あたりはすっかり暗くなって、外気温も低いです。

エンジン発熱量を考慮し、エンジンオイルクーラーも装備していますが、この時期はオイルクーラーの機能は一旦ストップ。

 

オイルクーラーコアの大きさに切った厚紙で、オイルクーラーを覆い、余計にエンジンが冷えないようにしております。

エンジンにとってあまり良くない‘オーバークール’を防止しています。

簡易自作部品ですが、これでも結構効果ありです。

 

 

車庫でこのエンジンをオーバーホールしました。

作業を終えてからかなり時間が経過してますが、車庫で組んだエンジンは今も快調です!

(レースエンジン部品を採用しています。アイドリングはやや高めです。加速時のふけ上りが楽しい車になっています。)

 

個人で手間をかけられるところに関しては、部品の重さを調整したりしています。

(この調整こそ細かい作業です。部品強度を考慮し、削ったりして部品の重さを調整したり、シリンダーヘッドの吸気口・排気口の鋳肌を滑らかにする加工も自分で行います。この加工は何回やっても難しいですね・・・。)

 

簡単な構造ゆえに頑丈なエンジン。故に長い期間、日産車に搭載されていました。

自動車を学ぶ人にとって、エンジン構造を分かりやすく説明しているような素晴らしいエンジンです。

(日産学園時代、写真と同じエンジンを教材として勉強!)

汎用エンジンの為、今でもメーカーから純正部品が多く供給され、大変助かっております。

 

私がS30Zを持つまでは、まさかこのエンジンに手を出すなんて夢にも思っていませんでした。

これもまた縁です。

 

縦に長い6気筒エンジン!車から整備のために降りしたことは何回かありましたが、さすがに大きいエンジンでした・・・。

今は各メーカーさんから発表されるエンジンは、大抵4気筒エンジンがほとんどです。(大きい車はV6またはV8エンジンですね。)

写真のエンジン、今や珍しいエンジンの仲間入りになってしまいました。

 

気分が乗らなくても、この車のステアリングを握ると、不思議と元気がもらえます。

此処には書ききれないほどの苦労して復活させた唯一の車です。

 

東北道をひた走り、この車で出かけたがっていた実母を乗せて、那須まで長距離試験走行を成功させた記憶は、今でも新鮮に記憶されています。ハンドルもぶれず、ぐいぐい走ってくれました!

 

純正シートは助手席のみ。製造から時間が経過して大変古いシートですが、長い走行でも母は疲れなかったと言っていました。

流石高級スポーツカーのシートだなと感心してしまいました。

(但し、運転席はメーカーオプション部品のスポーツシートに模した品物に変更しています。)

 

今では貴重なマニュアル車。乗ることよりも降りることが難しい車と言いたいです。

車を運転する楽しみを教えてくれるからです。

 

近いうちに、油脂関係を交換する予定です。大切に動態保存します!