ハンドルネームになっているS30Z。
今は公道を走らなくなってはいても、メンテナンスは欠かせません。
細かいこと言えばきりないですが、ブレーキオイルの定期交換は怠ると大変です!
私以外でも、行動は走れないが、バイクや自動車を動態保存している方皆さん共通の問題。
このブレーキオイル、オイルとは言っても、大気中の湿気を取り込んでしまう性質が有ります。
これが問題です。
ブレーキを作動させる肝心のオイルに、鉄などの部品で構成されたブレーキラインなどの数々の部品が錆び付いてしまうのです。
そうなると、錆び付きの具合にもよりますが、復旧にはかなりのお金を必要とします。
今回、定期整備記録簿の整備周期を見て、ブレーキオイル交換・クラッチ作動油交換作業を行いました。
メカニックになりたての時教わったことを少し書きます。
自動車のブレーキオイルを交換開始する場所は、後ろブレーキからの開始となります。
丸い銀色の部品はドラムブレーキ。
同年代のハコスカ(3代目スカイライン)などによく流用されてた部品。鉄鋳物を使うのがほとんどですが、当時のZは、写真の放熱の良いアルミニュウム製の部品を与えられていました。
長い期間、屋外などで保管していた場合、このアルミ製ドラムブレーキが外れにくい場合がよくあります。取れないとはいっても、相手はアルミ。乱暴に扱えませんから丁寧に扱わなければならず、固着した時、メカを困らせます!
写真撮影の為タイヤを前に出してますが、自動車のタイヤを外し、ブレーキ等のメンテナンスをした時、安全策で車体下には必ずタイヤを置きます。(撮影後、タイヤは更に奥に設置)
ジャッキアップし、車体下(また別な場所に)リジットラックと言う名の自動車の車体を置く専用台を設置し、更に写真の様に車体下にタイヤを置いて、万一地震等でリジットラックから車が落ちても、車の下敷きにならず、安全に作業が出来るようにします。
これを怠り、実際に車の下敷きになり、お亡くなりになった作業員のお話、メカ時代には良く聞かされていました。
これはクラッチマスターシリンダーです。
使うオイルはブレーキオイルと同じオイルです。
オイルを抜く場所は車体の真下。変速機(トランスミッション)のところにあります。
前ブレーキも交換で車体前も上がっております。この時同時にクラッチオイルも交換を実地します。
予備の部品。3枚目のクラッチマスターシリンダーの代替え部品です。
この部品、古くなると、クラッチ作動オイルが漏れてきて、漏れたオイルが車体にかかると、車体の塗装をボロボロにしてしまいます。そうなる前にシリンダー交換するのがベストです。
これも定期交換部品です。年間かなり走る方なら交換頻度は上がりますが、そんなに走らない方なら頻繁には至りません。
今はオートマ車は9割越え。マニュアル車は極僅かです。
整備士をしていましたから、たまにお客様でもマニュアル車の方がおられます。オートマに慣れ過ぎると、いざマニュアルとなると変速操作に手こずることも。
なので、私の場合は、普段乗っている車はマニュアル車を好んで使っておりました。
独身時代に乗ったサニールキノ、S13シルビア、S14シルビア、そして動態保存のS30Zの4台全てマニュアル。
但し、普段の車は、奥さんが使えるよう必ずオートマ車。
定期運転などで唯一マニュアル操作できる車はS30Zのみ。
このS30Zの存在で、変速操作の感覚は忘れずにいられます。
ナンバー返納で、今は公道へ出れないS30Zだけれど、あらゆる面で私にとって有り難い存在の車です。
春の4月になると、地元土浦で古い車のお祭りが開催されていました。
その出展に向け、応募やその時のパレードランに向け準備をし始めるのも寒い冬の頃。
この作業をしながら、
「もう車のお祭りの時期が来るんだ・・・。1年早いよなぁ・・・。」
と思いながら作業をしていた時期を懐かしく思い起こしました。
当時参加した、地元土浦で開催された自動車のお祭り広告です。(おまけ写真です)
春の開催。イラストに桜が。この年2度目の参加、また最終参加の年でもありました。
因みにイラストレーターは のりたまこさんです。この方、BMW 57年式 イセッタ のオーナーでもあります。コンパクトでとても可愛らしい車です!
2013年、節目の10周年となり、参加台数は前年度を上回る200台以上の車が展示されました。参加した車は審査され、お祭り最後に表彰されます。
私の車は、芸文社さんの ノスタルジック ヒーロー賞を受賞!!
授賞式でいただいた記念のタオルです!
自力復活させた証しとして、今も大切に保管しています。(*^▽^*)
まさか旧車雑誌で有名な ノスタルジック ヒーロー賞を受賞なるとは夢にも思っておりませんでした!ずぶの素人が修理したZでしたから・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
ナンバー返納目前に参加したお祭り。最後を締めくくるイベント参加。
ひたすら公道復帰めざし、地道に作業した苦労が報われ、参加してとても良かったです!
この昭和の車大集合の開催会場は移転し、現在、茨城県水戸市の競輪場パーキングにて行われております。参加台数も大変多く、とても見応えある車のお祭りです!(´∀`)
特別展示車両以外、全てナンバー付の車だけが参加できるお祭り。
お時間あればぜひご覧になって下さい。
また機会が有れば、息子と参加したいですね!次回は息子がドライバー、私がナビで。(^_^)
‘冬来たりなば、春遠からじ’
桜咲き誇る春はそう遠くありませね。(⌒▽⌒)