2000年の日経のチャート。この年は米国の大統領選の年であった。ブッシュJrが民主党のアル・ゴアを破って大統領になった年だった。そして4月にITバブルが崩壊した年でもあった。バフェト太郎さんあたりは大統領選の年は強いと言っているけど故意に2000年を無視していると思う。まぁ、どこの誰かもわからない方だし。
そして、今年だが、この2000年のチャートのようになる気がしてならない。AI革命もそろそろどうかな？と思う。エヌビディア一本足打法だ。そして、24年前ならまだしも、エヌビディアのGPUは中国も作れるし、米国がIT産業の中心であり最高峰という感じもしない。アップルやテスラと同じだ。米国のハイテクは大半が中華系が支えていると思う。米国の製造業は中華系に発注する・・・単なる発注産業に堕したようだ。イオンのPB製品と同じに見えてくる。
日本はバブル崩壊先進国だけど、今の米国とバブル崩壊時の日本はそっくりと思う。土地代、人件費・・・当時の日本はコストが世界一となった。企業は財テクや含み益のある資産を売却し実現益とする、そんな手法で利益を嵩上げしていた。バブルが崩壊すると日本企業はみんな高コスト体質に苦しんだ。
日本人・・・特に年配者はギブミーチューイングガムの光景が忘れられないんだろうか？いつまでも米国を特別視する。相場飛雄馬には大リーグボール第三号を投げている星飛雄馬に見えて仕方がない。バブル崩壊が近いと思う。大統領選まで持つのかいな？
大リーグバブル第一号・・・ITバブルだった。ITで計算して逃げるバットを正確に予想して打ち取るというアンビリーバブルの魔球だった。
大リーグバブル第二号・・・消える魔球。サブプライムローンを優良ローンにまぜると・・・あら不思議リスクが消えた！と世界中に売りまくり、リーマンショックとなった。
そして、今が大リーグバブル第三号なのだ。スローボールだけど球がいくつにも見える。エブリシングバブルだ。そして、星飛雄馬は左腕を酷使しながら投げていて、最後に左腕が駄目になる。まるで米国債を発行しまくっている米国財政のようだ。なぜ株価が史上最高値を更新するか相場飛雄馬には理解できない。怪しさ200％の魔球だ。
バブル相場の育成と崩壊は米国の国技に見えてきた。ITバブルの頃はニューエコノミー論が語られた。サブプライムローンの時は金融工学が一世を風靡した。もちろん冷静な投資家もいた。彼らは売りで入り思いっきり担がれた。そして数多のファンドマネージャーが運用競争に負けまいとして盲目的に対象の銘柄を買い上げた。買いが買いを呼ぶ。他人の金だからできる技だ。
エヌビディアのCEOはAIの次はロボットだ～と言いだした。次はロボットバブルのようだ。設計だけしてどこかに発注に出すんだろう。そう言えば、中国が最近なかなかのロボットを開発したようだ。AIのGPUと同じでエヌビディアが作ると値段がバカ高くなるようだ。エヌビディアもどこかに発注するだけだ。他の米国企業も負けじと中華圏のどこかの企業に発注するだけと思うけどな～相場飛雄馬も昔はアップルのIPADを使っていた。今はアマゾンの安価なタブレットを使っている。どちらも同じメイドインチャイナだろう。あんまり変わらないような気がしている。
イエレンが中国に飛んだのも、これからAIバブルとロボットバブルをやるから邪魔しないでくれ～とお願いに行ったと思う。たぶん、同等程度のものは中国でできるんだろう。と、言うか、米国には製造現場があるのか？単に発注だけの製造業じゃないのか？大リーグバブル第三号は第一号第二号と違って最初から白けた雰囲気を感じる。ロシアは長年モンゴル人に支配された。ロシア人の面の皮をはぐとタタール人が出てくると言われた。同様に米国のハイテクの皮をはぐと中華系が出てくるとバレバレになったようだ。AIバブルもロボットバブルも白けるんだよな～
じゃあ米国に代わり中国が覇権を・・・なんてとても思えない。中国はこれからバブル崩壊がいよいよ本格化して修羅に入っていくものと思われる。
中国は自己破産が認められない。住宅ローンを抱えて返済できなくなった人間はどうなるんだろう？半端な数じゃないと思うけど。やはり修羅に入っていくようだ。
欧米もEU議会の選挙で独仏ともに移民反対の右派が大勝利となったそうだ。フランスは下院を解散し総選挙のようだ。欧州は移民問題と言う修羅に入るようだ。中国と欧州が修羅に入っていくのに米国だけがのほほほ～んとできるはずがない。2000年のトラウマなのだ。2000年の前は民主党のクリントン大統領だった。当時としては軽い大統領だったけど、経済も株価も上手くいったので名大統領となれた。しかし、ITバブルは崩壊し株価は暴落したので共和党のブッシュが勝つことができた。トランプ陣営は株高の邪魔をしまくると思う。
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