エヌビディアの好決算のニュースは良かった。しかし、同社の株式10分割の話は嫌だった。テスラも分割したら下げだした。6月7日が権利日のようだ。それまでは上げるかもしれないけど、ネットの時代は情報も早い。テスラを思い出してさっさと売却しようとする大口も出てくるかもしれない?と思った。

 

今日、どこかのインフルエンサーが言っていたけど、AI革命の本当の勝者はエネルギー供給者や通信網のインフラ提供者になるんじゃないか?と言っていた。AIは膨大な電力エネルギーが必要になるようだ。と、なると、NTTや三菱重工等が最終的な勝者になるのかな?と思った。電力会社が株価を上げているのも、そんなとこがあるかもしれない?

 

カルフォルニアのゴールドラッシュに似ている。本当の勝者は一攫千金の山師ではなくてジーパンを売ってたリーバイスだったそうだ。エヌビディアも今はゴールドを掘っているけど、他のライバルとの激しい競争が待っているだろう。今日の夕方にロイターでこんなニュースを見た。

 

[シンガポール 24日 ロイター] - 関係筋によると、米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは中国市場向けに開発した最先端の人工知能(AI)チップで値下げを強いられている。米国の対中制裁による影響や競争激化に直面する中、価格低下はエヌビディアの中国事業の課題を浮き彫りにしている。

 

同社は米政府の対中輸出規制強化を受け、昨年終盤に中国市場に特化した3種類のチップを発表した。このうち最も性能が高い「H20」が特に注目されたが、複数のサプライチェーン(供給網)関係者がロイターに語ったところによると、供給が潤沢で需要の弱さがうかがえるという。

 

そのため、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)(HWT.UL)の最先端AIチップ「アセンド910B」を10%以上下回る価格で販売されるケースもある。中国当局が国内企業に自国製チップを購入するよう指示していることもH20の成功を阻む要因となっている。調査会社セミアナリシスの創設者、ディラン・パテル氏は、今年後半には100万個近いH20チップが中国に出荷されるとし、エヌビディアは価格面でファーウェイと競争しなければならないと述べた。

 

ファーフェイのチップに対して値下げして販売しているそうだ。結構情けないな~その程度のことか~と思うと同時に、ファーウェイが世界にデフレ攻勢に出てきたら怖いな~と思う。AI革命はチップ製造業者から通信網やエネルギー供給業者へ・・・誰がリーバイスか?というステージに代わりつつあるように思う。エヌビディアは米国では強かったけど、ディスコやアドバンテストは買う気がしなかった。

 

NTT以外に

 

Jパワー

トライアルHD

日本ホスピス

 

を買ってみた。地味だけど必要そうな事業と思った。日本株式が米国に比べて弱いのも「中国発デフレ」と関係しているんだろうか?国内製造業が弱い米国は安価な中国企業の製品を輸入して高く売れば利ザヤは拡大する。でも日本企業は特にハイテク企業は中国発デフレとバッティングする。

 

中国は中国で国内のデフレに苦悩している。米中対立で新冷戦が~と言われている。相場飛雄馬はもう一段階上の時代に発展するんじゃないの?と思っている。熱い戦争は困る。東アジアは中国も含めて人口減少地域だ。大事な大事な一人息子が戦死しては困る。でも、ドローンとかロボットが戦うなら良いんじゃないだろうか?

 

冷戦でも無い熱い戦争でもない・・・ぬるま湯の戦争・・・「温戦」と言う言葉が生れると思う。イランとイスラエルが手本を見せてくれた。ドローンが飛んでいくのだ。中国と台湾で紛争があって、日本が強烈に台湾をバックアップ・・・反発した中国のロボットによる尖閣諸島占領・・・再度、日本のドローンとロボット軍による再占領・・・e戦争と言われたり温戦と言われるかもしれない?

 

日本は火山国なのであちこちに温泉がでるけど、これから世界はあちこちで温戦が起きるかもしれない。効能は国民のナショナリズム高揚、支配層の体制維持、AI&ロボット技術の進歩・・・そんなもんだろうか?三菱重工と川崎重工は買っておかないといけないのかな?NTTも実は防衛産業なんだけどね。日本のサイバーセキュリティの守護神はNTTなのだ。

 

まぁ、そんな与太話は良いとして、今日の半導体関連株の大幅な下げ・・・何がエヌビディア好決算だ!何がAI革命だ!相場の騙し合いがどんどん酷くなっていると思う。

 

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