英国のファンドがブラックマンデーを心配しているようだ。ブルームバーグが4月15日に掲載していた。

 

英国を本拠とする220億ポンド(約4兆2000億円)規模の資産運用会社ラッファーは、米国の流動性縮小が市場の急激な反転のリスクを高めるとの見方から、現金への資金配分を過去最大としている。ファンドマネジャーのマット・スミス氏によれば、同社資金の3分の2は現在、現金同等資産で運用されており、これは過去最高の比率だという。運用益はクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)や米国株オプションといった形で、資産価格の暴落で利益の出る投資に充てられている。

 

「米連邦準備制度に絡む流動性の影響が出てくる3カ月以内かもしれない。この巨大なボラティリティー売りのエコシステム(生態系)は、反射的に反対方向に向かう可能性がある」とスミス氏は話す。ラッファーの一任運用は、単に業界のベンチマークに投資するのではなく、一つか二つの集中的な取引に資金を集めることができることを意味する。その中で、2020年にビットコインに賭けたのは成功だったが、23年は世界の株式と債券が共に値上がりしたため、同社の「トータル・リターン・ファンド」は6%余りの損失を被った。

 

米国の利下げに対する過度な楽観論は、市場を完璧に近い状態に置き、米連邦準備制度が債券買い入れプログラムの縮小を続ける中、1987年の「ブラックマンデー」のような流動性リスクをあおっているとスミス氏は言う。

慎重さ必要

予想より高いインフレ率が最近発表され、米国の緩和見通しと市場の楽観が後退しているが、ラッファーの姿勢は依然として市場で最も弱気な部類だ。ブラックマンデーとは1987年10月19日に起きた突然の大暴落のことで、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均は1日の下落率として史上最悪となった。

この暴落の原因については議論があるが、暴落に至るまではリスク資産の強気相場が続いていた。スミス氏は、2008年の世界金融危機の最中にラッファーがプラス16%のリターンを上げるのに役立ったような慎重さが今こそ必要だとみている。「われわれには二つの投資目的がある。一つは資本の保全、もう一つは現金よりも優れたリターンを提供することだが、それは二次的な目的だ」と同氏は主張している。

 

確かに、これはタイミングの問題だ。市場が活況を呈し続ければ続けるほど、ラッファーは利益を逃す可能性がある。同社の典型的なポートフォリオは、設立以来年平均プラス8.1%のリターンを上げているが、30年の歴史の中での平均現金比率は約5%だ。

 

平均現金比率5%のファンドが今は3分の2を現金同等で運用している。あのバフェトも現金比率を高めていると聞く。昨日は日経先物が夜間にスルスルと上げたのでプットを1枚買ってみた。本日少し儲けた。またノーポジに戻した。

 

ちょこちょこ遊んでいるとそのうちヤケドしそうだ。相場飛雄馬は割と暴落時は逃げていることが多いけど、せっかちなもんで早く買い過ぎて最後の暴落を食らったりすることが多い。今回の課題はキッチリと待つことだとしている。5月のSQ前後くらいに4年サイクルのボトムが来てほしいな~と思っている。決算日を見てみると。

 

ブルーイノベーション 5月14日

SOLIZE 5月15日

ウェリタス 5月7日

カバー 5月13日

JDSC 5月10日

ベルトラ 5月14日

日本ホスピス 5月10日

 

決算を通過するまで本格的に上昇することはないだろう。人間の屑の米系の悪だくみはスタートしたばかりと思う。生贄はアラブと中国と4兆円を超える個人の信用買いかな?相場をあまり見すぎると買ったり売ったりとちょっかい出したくなるのでGWあたりまで、遠くから相場を眺めてみようと思う。

 

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